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風と共に|詩

「風と共に」

影ゆらし離れてく渡し舟
見つめる瞳の虚ろに溶けてゆく

霞みな岸辺はいつかの浜辺
まちがい探しなどしなくてもいい

荒れ狂う波から逸らさずに
限りを尽くして睨んでこその
あの、
水の境の美しさ聴こゆ
風と添い寝する海鳥のように

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