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「気になる色」と「心」の変化はつながっている

好きな色はありますか?

私は、決まった1色の「好き」はないです。色の組み合わせを見て、好きかどうかが決まる。しかも好きな色の組み合わせは、気分によって変わる。

もうちょっと具体的に言うと、明るくてカラフルなものに心惹かれるときと、

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シンプルで落ち着いたものに心惹かれるときがあります。

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洋服、雑貨、インテリアなど、気になる雰囲気がころころ変わると持ち物に統一感がなくなりがち。持ち物の色やテイストを一つにしぼりたいと思っていた時期もありました。

でも今は、気分次第で気になる色が変わるのは悪いことではないし、無理に一つにしぼる必要もないと思っています。

自己観察するにつれ、気になる色と心の状態、それぞれの変化にはつながりがあることが見えてきたからです。

気になる色と心の状態のつながりが見えると、冷静に自分を見つめることができるようになります。「最近○○な色の気分だから、ちょっと疲れ気味なのかも」という風に。

気になる色と心の状態にどんなつながりがあるのか、私の例を出しながら説明してみます。


前提:色の3つの要素

はじめに言っておくと、今回の例に「赤」「青」といった具体的な色の名前はあがりません。具体的な色名と心の関係については、「○色 心理」などと検索すれば一般的な解釈が出てくるので、見てみると参考になるかもしれません。

今回は代わりに、色が持っている3つの要素別に話していきます。

色相・・・色合い。「赤」「青」「黄」など「○色」のイメージに近い。今回は赤や黄色などの「暖色」、青などの「寒色」で分けます。

彩度・・・色の鮮やかさ。「真っ赤」などの鮮やかな色は彩度が高く、「ニュアンスカラー」と言われる落ち着いた色は彩度が低い。一番彩度が低いのは、黒~グレー~白のモノトーン。今回は「鮮やかな色」「落ち着いた色」で分けます。

明度・・・色の明るさ。一番明度が高いのは白、一番低いのは黒。今回は「明るい色」「暗い色」で分けます。


1:色相(暖色、寒色)と心の関係

私は基本的に、暖色の方が好きです。暖色が気になるのは、自分の好きを大切にしたいとき。仕事よりも制約の少ないプライベートで、暖色を手に取ることが多いです。

寒色が気になるのは、落ち着いた雰囲気や、親しみやすい雰囲気を出したいとき。信頼感を出したいとき。自分の好きよりも、周りとの調和を大切にしたいときに、寒色を選ぶ傾向があります。


2:彩度(鮮やかな色、落ち着いた色)と心の関係

鮮やかな色が気になるのは、創造的でテンションが高めのとき。気持ちが外に向いていて、刺激が多い鮮やかな色がたくさん使われたアートなども、積極的に見たくなります。

逆に落ち着いた色が気になるのは、疲れ気味のとき。外からの刺激をシャットアウトしたいときで、断捨離をしたり、古民家やお寺に行って現実逃避したくなる傾向があります。


3:明度(明るい色、暗い色)と心の関係

明るい色が気になるのは、春や夏。涼しげな雰囲気を出したいとき。

暗い色が気になるのは、秋や冬。暖かそうな雰囲気を出したいとき。

季節や服装のバランスに合わせて気になる色の明るさが変わります。心の状態との関係性はほとんどありません。


気になる色と心の関係性は人それぞれ

ここまで私の例をあげてみました。

まとめると、個性を出したいときは暖色、周りと合わせたいときは寒色を選びがち。元気なときは鮮やかな色、疲れ気味なときは落ち着いた色を見ていたくなります。

色に対するイメージはある程度皆に共通しているので、参考になる部分はあるかもしれません。

しかし、人によって気になる色と心の関係性はさまざまです。同じ暖色でも、赤が気になるときと黄色が気になるときでは、心の状態がかなり違う人もいるかもしれません。色の明るさと気持ちの明るさが連動している人だっているはずです。


今の気分はどんな色なのか、なぜそれを選んだのか。自分の心の状態と関連付けて考えてみると、意外な発見があるかもしれません。

気になる色の変化から自分の状態を冷静に見つめられれば、今の自分に何が必要なのかも理解しやすくなると思います。

色というテーマは昔から興味があるので、さらに自己分析していきたいな。

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