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スリル満点のバス セネガルに

Bonjour.
こんにちは。あみーごです。

青年海外協力隊としてセネガルで活動しています。

もうすぐクリスマスですね。セネガルの小学校はバカンスに入りました。

こちらは全く寒くないので、実感が湧きませんが、朝と夜は、少し肌寒いくらいになってきました。やっっと。笑

今回は、最近少し”セネガル人化”してきたよって話をします。

首都ダカールのタクシーはお高め

さて、任地からの移動も解禁になり、インフルエンザ予防接種のために、首都ダカールへ行ったのですが、首都のタクシーはとて〜もお値段がお高めです。地方と比較し、2〜6倍くらいすることも!そのため、バスに乗ってどこかへ向かうことも多いです。がしかし、路線図があるわけではないので、乗る前に車内にいる人に行き先を聞いたり、路線を想像しながら大冒険してみたり…まさにスリルを味わえる乗り物の一つですね笑

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ちなみにバスの料金を支払う所は、後方にあります。(写真の後ろのドアの前に座っている人辺り)

バスの料金ってどうやって払う?(セネガルあるある)

基本的に、バスは前方後方の2カ所にドアがありますが、結構混雑していることも多く、前からしか乗れな〜いなんてこともあります。そんな時、乗車したはいいけれど、混みすぎていて後ろまでお金払いに行けないよ〜ということもしばしばあります。行き先にもよりますが、料金はだいたい100、150、200フランほど(20円〜40円くらい)。

セネガルに住み始めもうすぐ半年。バスが混みすぎて、(いえ、混んでいなくても)セネガル人はバス料金をどうやって支払うか!?その実態に迫ります。

ざっくりこんな感じです。
①(前方から)バスに乗る→
②自分の行き先を近くの人に伝えお金を渡す→
③その近くでお金を受け取った人は、また後ろ側にいる誰かにその行き先を伝言し、受け取ったお金を渡す→
④・・・(伝言ゲームスタート× n回)・・・→
⑤チケットを切る人まで行き届く→
⑥そのまま無言でリレー式にチケットが戻ってくる

暗黙のルールといいますか、ゆえに、わざわざ頑張って人をかき分けて後ろまで払いに行かなくても料金が支払えるという素晴らしいシステムになっているんです。ありがたい。

とある日

いつも通り、前方からバスに乗り、お金後ろまで回してオーラを出しながら、すぐ近くのおじさんに「パッドワ(まで行くよ〜!)」と伝え、手渡そうとしたのですが、「???」みたいになってしまって…。私も「(あれ...?)???」と。笑 別の人が察し、「パッドワ、パッドワ」といいながら回してくれ、無事にチケットがリレー式に戻ってきました。

バスはどんどん混み出し….例の行き先を伝言しながら、お金を回すシチュエーションが増えてきました。

正直、聞き慣れない行き先は、何となく、それっぽく、伝える感じです。笑 途中で伝言ミスって、全然違う言葉に変換されちゃいそうwなどと思いながら。

今度こそ近くのおじさんに、(ハイ今度こそ回して〜)オーラを出しながら手渡すと、ようやく察してくれて。もしやセネガル人ではないかも?と思い、色々会話をしていたら、普通にセネガル人でした。笑 サンルイ出身なんだとか。ダカールにはあんまり来ないから分からなかったのか。私も初め、こんな感じだったんだろうな〜と。

その人、お金回すシステムを理解してから超超超〜積極的にみんなの行き先聞いて、それっぽく、行き先伝え、お金回していました。笑

しかし、そのおじさん的には、いきなり乗ってきた日本人に「パッドワ!」とか言われながらお金渡された時どんな気持ちだったんだろう...しみじみ。

番外編

任地ンブールでは、ほぼ毎日乗合タクシーを使っている、かつどこに何があるかも大体把握してきたこの頃です。乗合タクシーなだけあり、毎回いろんな人に出会います。恐らくこの辺の人ではないんだろな〜という人にも、このタクシーどこどこまで行くよ〜、ここで乗り換えたらいけるよ〜と、ドヤ顔でウォロフ語で受け答えしている日本人なのでした。

以上、セネガル人より少しセネガル人っぽくなってきました。というお話でした。良き良き。

それでは、また。
À bientôt.