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あめじろう
2022年12月22日 17:24
腕や脚や胴体に蔦が巻き付いて僕の身体を引きずり込んでいく。睡眠。 ベッドというのは、眠る為にあるものだ。 時々、そんな場所に他人が眠っている時がある。そういえば、僕はこの人に以前、合鍵を渡していたかもしれない。 僕が眠る為の特別な場所を誰かに占領されているなんて。怒りよりも悲しみが湧いてくる。怒れない。それは僕のベッドに無断で眠る他人が愛おしいからではなく、ただ、怒る程の気力が僕の身体に残