読書沼(2024.10.22)
最近読んだ本の感想です。
「カササギ殺人事件」アンソニー・ホロヴィッツ【著】現実の物語が虚構の物語を包含し、一作で二度謎解きを味わえる。上巻は古き良きミステリー、下巻からは作風が変わる、斬新な構成。複雑な物語で、誰もが怪しく、事件の真相も犯人も全く予想がつかなかった。傑作と呼び声が高いのも頷けた。
「黒い睡蓮」ミシェル・ビュッシ【著】モネの「睡蓮」で有名な村で発生した殺人事件。捜査する署長と彼を魅了する美しい既婚女性、才能溢れる少女、謎の老女。老婆の正体に途中で勘づいてし