HSS型HSPは人生半分以上が”ひとり時間”で充実する
孤独じゃないよ、自分と向き合ってる時間だから。
振り返ってみると、ひとり時間がほんとに神時間。同じように感じる人いませんか。
通勤電車は不特定多数に囲まれ息がつまり、職場では人の目が気になって「一人になりたいタイマー」が作動する。
1日の中で数時間、いや1時間でもいいからひとり時間が欲しい。贅沢なんでしょうか・・・?
あれもこれもと考える気質の特徴。今目の前にあるコト、そのさらに一歩、いや、二歩先をも想像しています。これが、疲れる原因、取り越し苦労なんて言われますけど。
思考が先に走って、いくつかのパターンを検討している間に疲れてしまい、一人競争しているみたいで最後は「なるようになるか!」と投げやりになる。
あるあるです。
長年、この気質とお付き合いしていますが、ひとりで自分の考えや本心と向き合う時間をとても大事に感じています。
静かに自分の内側に問いかけている時、自分が置かれている状況を頭の中で整理整頓して落ち着けるんですよね。
今回は、「人生半分以上が”ひとり時間”で充実する」というテーマで、自分でも難解なこの気質の特徴を掘り下げて、日常でどのようにして「癒し」を見つけるのかについて、熱く書いてみたいと思います。
ひとり時間が心を癒す
「自分だけの時間がなければ、息が詰まりそう…」
こんな私は変なんだろうか・・・と何度考えことか。
人嫌いではないけど、長時間ズ〜っと人といると疲れてくるのはご存知の通り。悪気もなくただシンプルに疲れてしまう。
新社会人になった頃、世はバブルの真っ只中。花金(はなきん)なんて言葉があって、金曜日は仕事終わりに友達と出かけては飲んだり、カラオケ夜通ししたり。
あ、そうそう。ディスコ(昔はクラブじゃなくて)で踊りまくる。そんな時代にいながら、この気質”時間のタイマー付き”で過ごしていたわけです。
だから飲み会だって1次会で「失礼しま〜す」もあるわけです。「なんだー!付き合い悪いな〜」なんてぐさっとくる言葉、何度もちょうだいしましたね。
ディスコも飲み会もカラオケだって嫌いじゃないし、楽しいんですけどね。ただ、その場にいる人の表情や言葉を読み取りすぎて疲れてしまう。
今と違って「HSP」なんて言葉や概念がなかった世代なので、わかってもらえない辛さったら。言語化して伝えられないもどかしさ。
いや、考えましたよ。私は変わり者なのかな・・・って。
そこでたどり着いたのが「心が落ち着く瞬間」はひとり時間だってこと。
一人でいること、その時間は「周りへの気遣いいらず」「自分のペースで考える」ことが丸まま許されるわけですよね。
これで内側の自分と相談しながら落ち着くペースを整えられるってわかったんです。
簡単にいうと、マイペースでモノ・コトを進めたい症候群かな。
こんな気質には「ひとり時間」が魔法のように効果があるわけです。「ひとり」と聞くと寂しそうなイメージを持つ人いるかもしれませんが、実はその逆です。
外的な刺激をちょっと待って!と止めて、内にある自分の本当の欲求とか感情に集中してる時間なんです。例えば、
起こったことへの自分の反応や反省
受け取った情報の取捨選択
感情の乱れを整える
こんなことをひとり時間でやっている。
慣れれば大丈夫!なんて以前に言われたことありますが、慣れるなんてできませんでしたね。自分の気持ちや感情をずーっと後に置いてきぼりすれば乗り越えられないこともないですけど。
こんなことすると、ある日突然メンタルが不安定になってしまいます。だから要注意なんです。慣れる・・・これは私の場合、御法度です。
ひとり時間は「癒し」と胸はっていいと思ってます。こうすることで整った自分のペースを取り戻して、ホッとできるなら定期的に無理してでも作りたい「とっておきの時間」なんです。
仕事と独り時間のバランス
モノ・コトは大抵バランスです。
どちらかに偏ると、病気になったりメンタル不安定になる。これはこの気質だけに限った話じゃなくて、誰でもそうですよね。
でもって、ほとんどの場合「バランス」がうまくいけば、大抵の問題はスッと軽くできる。これが人生50年生きて感じることだったりします。
ここで話をしたいのは、モノ・コトじゃなく精神面。「内側と外側」のバランスの話です。
このバランスがHSP気質には超大事だって思ってます。
職場や仕事関連とか、公共の場所ではどうしても周りに合わせようと必死になってしまいますよね。起こってもいないことに対しても余計な気を遣ってしまう。
気質だから止められないし、自分にフォーカスしましょう!なんて言われてできるくらいなら苦労しないわけです。
二つの「仕事」をバランスよく。
ここでいう「仕事」はお仕事じゃありません。ひとり時間は自分の内面を観察して、目の前のことに動機づけする「内面の仕事」のこと。なぜ、どうして・・・問題と原因に対して自分が腑に落ちる”納得”を探している時間。
こういう時こそ、この気質のクリエイティビティが発揮される時で、新しいアイデアがポッと閃いたりすることもありますから。
そして、それ以外の時間は、外側と繋がる時間。職場で周りから期待されることや求められることに対して、どう答えようかと協力・努力してる時です。
こういう時は自分にフォーカスしきれない。目の前のモノ・コトを卒なくうまくこなしていくことが優先される。自分は二の次です。
なので、時間を決めて「ひとり時間=休憩」を取り入れるのがベターです。カフェタイムや外の空気にふれる。ちょっとした息抜きを合間に入れるとバランスが整うのでオススメです。
仕事の生産性も爆あがりするし、自分の内側との相談できます。そのためのコツ3つがこれ!
優先順位を決める
自分の時間割を決めてあげる
やったこと、起こったことを振り返る
たった3つですけど、1日の中に取り入れるとバランスが取りやすくなっていきますよ。マルチタスクじゃなくて、シングルタスクの時間割と振り返り。一つずつ整える感覚です、自分のペースで。
ひとり時間を楽しむコツ
「ひとり時間って、ただぼーっとしてるだけじゃないの?」
ぼーっとする時間だって自分を癒している時間だって思いませんか。頭を空っぽにする瞬間だってあっていい。
大体、現代人はスマホを開いて情報ばかり追いかけているからぼーっとする時間なんてないのも等しいでしょ?
こういう脳を休ませる時間があるから、新しいことに気づけるようになるんですよね。いっぱい満杯のコップにはもう水一滴も入りませんから。
自分との対話もかなり大切。
なぜ?どうして?何を求めてるの?って自問自答する時間、必要でしょ?今、目の前にあるタイムスケジュールに追われているだけで、その理由をちゃんと考えたりすることがあるのか。
情報に踊らされすぎ。
周りや情報のフィルターを外して、本来の気持ちに素直に反応することができるひとり時間、最高の楽しみになりますよ。
私の場合、50代手前から文章を書くことが好きになりました。きっかけはSNSからです。自ら発信することなんてない!ってずっと思ってた人間ですけど、反応がもらえるなんて楽しすぎます。
HSS型HSPの人は自分の感情や感性を形にすることで充実感が得られるタイプじゃないかな。形にならないような感情を言語化するって案外難しいですから。
見たまま、感じたものを造形や文章など形にする。
その間は自分の内側に集中していられる時間なので、とても整う。何より自分がどんな状況にあって、どうしたいと今を生きているのか確認作業になりますから。
こっそり自分だけのプロジェクトを作る
これは本当にオススメです。出来上がったものを誰に見せたりしないとしても、積み重ねていくと大作になることあります。
小さな実験を繰り返していると、何がしたいのか、何になりたいのかが見えてくることだってある。
そして、今はまだわからなくても人生の半分、50代くらいになるとこの見出した答えが強い輝きをまして、後半の人生を照らしてくれる灯台になること必ずありますから。
人生半分以上が”ひとり時間”だから満たされるってあるあるです。
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