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好きなコラム

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私が書いたものではない、私が好きになった記事をアーカイヴします
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#エッセイ

安心して泣ける場所がほしい

母さんが泣いているのが聞こえたのは、そんな夜だった。部屋から部屋を歩きながら、母さんは泣…

島凪
2年前
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雪のち晴れ、午後より大気が不安定になり、夕方から雷雨となるでしょう

目をあけると、あたりは雪だった。 アラン編みの白いセータを着て、首に菜の花色のマフラーを…

島凪
4年前
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おばけと創作

物語の中の旅 自分が生涯必要ものは「非日常の世界」だ。 本とか音楽とか絵とか映画とか漫画と…

みと
4年前
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渇き

時間がない、と感じるときは、余裕がない、という状態であり、それは渇きに似ていて、身体は喫…

島凪
4年前
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このまままっすぐ帰らない

来る日も来る日も残業を繰り返し、気づかぬうちに今日が終わっていて終電車に乗り遅れることが…

島凪
4年前
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なぜ読むか (一回休み)、どうして書くか (また休み)

体調が回復を兆すと、縮こまっていた手が本に延びる。塞がっていた喉が珈琲の通過を許す。ペー…

島凪
4年前
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"完成させる"ということの先へ

昨日の、久しぶりの『アフリカ』入稿を経て、昨夜はよーく眠った。やっぱりそのことにかんして疲れはいろいろあったようで、昨夜はここのところ味わったことのない深い眠りがあったような気がする。"完成させる"ことによって、救われる何かがあるわけだ。かかわってくれている全ての人たち、そして未来の読者に支えられて。 やろうと思ったら、とりあえず始める、ということ。そして、始めたら、とりあえずの"完成"までやる、ということ。それを心がけている。したがって、何らかの妨害があり、それができない

美しい目

 静かな夜。追憶が、ゆっくりと流れる河のように頭の中に流れ込んできて、その中に足を浸して…

石倉康司
5年前
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Shirokane流自己紹介(その3)

(前回の記事) さて、今回こそ真面目に書きます。 真面目すぎて一気に読者を引き離そうと(笑…

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ファクトで押さえる「日本の移民問題」。在留外国人300万人時代をどう捉えるか

外国人労働者の受け入れ拡大が始まる今日だからこそ今日、2019年4月1日に改正入管法が施行され…

望月優大
5年前
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夜の言葉と夜の読書の記憶

思い返せば、10代の頃は家族が寝静まった夜にいつもひとりで本を読んでいた。物語が終わりその…

tohon
5年前
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おばけについて

私はなぜ おばけなのか気付いたときから私は、自分の存在というものに違和感を持っていた。 …

みと
5年前
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