【隣のオバサンに怒られるから静かにしなさいって言ってるんですけど・・・】

昨日友人から聞いた話、色々考えさせられました.

友人の隣の部屋の子どもが、毎日ドタバタドタバタ煩くて

友人の子ども達から心配やら苦情やらが続いていたので

彼女は隣の部屋のベルを鳴らしたそうです。

「隣の部屋の者ですが・・」

怒鳴りに行ったわけでも、

文句を言いに行ったわけでもなく、

彼女はただ事実を伝えただけでした。


でも、返ってきた言葉が

「隣のオバサンに怒られるから、静かにしなさいって
いつも言ってるんですけど、スミマセン、スミマセン」

と、何度も頭を下げてたそうです

【??おかしい、でもこう言うことって、

きっと色々な所で起きているんだろうな】

私が彼女から話を聞いた時に、まず浮かんだ感想です。


たくさんの矛盾、たくさんの誤解、たくさんの思い込みで、

苦しくなってるお母さんたちが、他にもたくさんいるだろうと。


この先は、彼女から聞いて???と

思ったことを綴ってみたいと思います。

(かなり長文になってしまいました)


友人(彼女)は過去一度も怒ったことない。

彼女は自分の子ども達に説明するためにも、

状況を知りたかっただけ。

事実を伝えたかっただけだった。


でも、隣人のママは

「隣のオバサンに怒られるから、いつも静かにしなさい。って
言ってるんですけど…スミマセン」

これを本当にママさんが自分の子どもに言ってたら、どうでしょう?

幼い子どもに言うことをきかせる為に、

「お巡りさんが来るよ」「お化けがくるよ」と脅す言葉を

使うお母さんを時々見かけます。

お母さんは、あまり深く考えておらず、

その場で子どもに言うことをきかせるために

言ってるだけなのですが・・・

これがかなりマズイです

幼い時の親からの言葉は、子どもの無意識にしっかり蓄積されます。

もちろんある年齢になれば、「あれは単なる言葉で事実ではない」

と気がつくのですが、それでも心の奥底に刻まれた、

その時の「恐怖」や「不安」は残っていることが多いのです。


その子が大きくなって、何かをやろうとした時、

「失敗したら、大変なことになる」

「失敗したら怒られる」

「失敗は許されない」

こんな気持ちが働いて、

『やりたいことの一歩が踏み出せない』

人間になってしまうことがあるのです。



また、『隣のオバサンに怒られるから』
『お巡りさんが来るから静かにする。』

というのは、

静かにする目的や理由が「怒られるから」ということに

なってしまい、本来の目的とは別のものになってますね。


本来は楽しくても、他の人も楽しくいられるように他の人のことも
考えて静かにする、

とか他の人に気を配る心遣いを教えたり、外と内を区別することも

目的ですね。

(この場合の教え方も幼い子どもには、頭で理解させるのではなく、

たとえ話や物語で教えることを勧めていますが)

いづれにしても、脅しは本来の目的を学ぶことができずに、

「怒られるからやらない」というパターンが身についてしまいます。

すると、「怒られないならOK」​になる。

用は

人に言われるから、人の顔色を見て自分の行動を決める、

という

子どもになってしまいます。


「~なるから○○する」

「○○しないと~になる」と

条件で言うことを効かせるパターンを繰り返していると、

そういう大人になります。

【幼い子どもはまだ自分で判断できません】

すべてママのやっていることが正しいと思っているのです。

子どもはママが大好きだからです

これは案外やりがちですけど、子育てにおいては

やってはいけないことですね。

それともうひとつ、

私が気になったのはこのママさん、

友人が最後まで言う前から

「スミマセン、スミマセン・・」と謝っています。

友人に何か言われたことを

被害者意識で受けとって、反射的に「責められた」

感じたのかな?と思ったのです。

このママさんが、実際に自分を責めているかどうかは、

この話だけでは定かではありませんが、

少なくとも「隣人が怒るから」と責任を友人にしています。

そして、スミマセンと平謝りするばかり・・・

このママの子どもは何を学ぶのか?

隣のママはそこにいつ気がつくのか?

私はとても気になります。


でもね、こうして一人で毎日、ドタバタしている子どもを育ててる

ママさんは、多かれ少なかれ

「いつも他人を気にして」

「誰かに何か言われないか?」と

どこかでビクビクしているのかもしれません。


私もそうでしたから。

新しく引っ越したマンションは3階で、子どもが小さい時は

「下の住人からいつ苦情が来るか?」と

ハラハラして、子どもの行動を制限していたように思います。

だからこのママの気持ちもわかる気がします。


「自分の子育てのせいで、何か言われたらどうしよう」と

他人の目を気にしてるママ。

何か言われたら「全部私のせい」と

自分を責めてしまうママ・・・



こんなママの心を軽くするために、

無料で「ママも心、なんでも相談室」を作ることにしました

365日続く子育て、ひとりで抱えないで、ママのつぶやき、

しんどさを少しでも軽くしてほしい。

そう思って作りました

日頃の不満や、悩みを気軽にメッセージをいただきたいと

思います

子どもが元気に飛んだり跳ねたりするのは普通のことです。

だから、子どもを制限させるのではなく、

動き回りたい欲求は外で満たしてあげる。

特にマンションなど他の人がいるお家では、

「怒られるから」ではなく、

「みんなが楽しくいられるために」

静かにする工夫を生活の中で自然に身につくように、

したいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました

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