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病気になると思い出す。【薬を飲ませたい母vs絶対に薬を飲みたくない娘の葛藤】
こんにちは。
私は現在、大学でランドスケープ・造園学(簡単にいうと、植物と生活の関わりについて)を学んでいる、天音。と申します。
大学に入ってからうつを経験、その際ADHDとASDの傾向が強いことが原因であることが判明しました。
私の自己紹介は以前、記事にまとめているので、興味がある方はぜひ読んでいただければ嬉しいです。
こんにちは。
天音です。
コロナになって4日目。
熱も下がり、症状もかなり良くなりました。
副鼻腔炎によりずっと鼻の中が変な匂いはしますが、痰で窒息しかける頻度はかなり減り、今までの睡眠不足が一気に爆発して一日中寝ていました。
さて、この4日間、家の中でほぼ隔離状態で過ごしていたのですが、こういう状況になると思い出すのが、幼稚園、小学校の時の記憶。
今回は、今思えば、親大変だっただろうなーと思いつつ、いまだに嫌いな「粉薬」との格闘のお話を書いてみようと思います。
私は今のところいわゆる大病はしたことはありません。
しかしながら、大学に入った今でも年に3〜4回は体調を崩すぐらいには体が弱く、
幼稚園、小学生の時は、体調を崩しすぎて、1〜2ヶ月に1回は学校を休んでいるのではないか?というほどのペースで熱を出すなどして体調を崩していました。
そしてたいてい、風邪症状のときには「クラリスロマイシン」という抗生物質が処方されるのですが、小学校低学年の頃まではこれが粉薬でした。
私は粉薬を飲むのが超がつくほどのど下手くそで、親はその都度様々な工夫をして頑張って私に薬を飲ませようとしてくるのですが、その工夫を掻い潜っても唯一、本当に飲むのが嫌いで嫌いで仕方がなかった薬がこの「クラリスロマイシン」なんです。
匂いや味を文字で表現してみると、匂いは甘い奥に少し苦いような匂いがする感じで、ホコリの匂いととても似ていると思っています。(いまだに誰にも共感してもらえない)
味は、とんでもなく苦い。
大嫌い。
本当に嫌い。
という主観は置いておいて、苦いです。
私は食べ物に関してはあまり好き嫌いはしないタイプではあるのですが、薬を拒否するのに関しては、癇癪を通り越してひたすらに逃亡していました。
ちなみに、この薬を私に飲ませるために両親が行った方法がいくつかあり、これはまだいける、というものと、絶対やめた方がいい、という方法があるので、今回はOK方法とNG方法に分けて紹介してみようと思います。
もしよろしければ、お子さんに薬を飲ませる時の参考にしてみてくださいね。
OK方法
・オブラートを舌に乗せる
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オブラートって知っていますか?
透明の食べれるフィルムみたいなものなんですが、本来は薬を包んで飲み込むためのものです。
でも、これ飲み込むのにかなりのコツがいるんですよね。
少しでも舌に引っかかってしまうと、すぐ穴が空いて中の薬が飛び出してしまうし、飲みづらいです。
当時の自分はオブラートの使い方も下手くそだったので、先に舌にオブラートを貼り付けておくことで、味を一定時間感じなくさせる、という方法が効果的でした。
あまりに奥の方に貼りすぎるとおえってなりますが、いい感じのところに貼れると、一番飲みやすかったりします。
・お薬飲めたね(△)
お薬飲めたねっていうセリー飲料のようなものがあるんですが、これの抗生物質用のチョコレート味を使うと、そこそこ味をだませます。
しかし毎回これで飲もうとすると、結構味に飽きるのと、うまく包めないと、しっかり薬の味で苦いので、瞬時に吐き出します、、、
ゼリー系のものに関しては、包む人の技能次第って感じですかね。
・きちんと飲めたら好きなデザートひとつ食べていいよ(気合い)
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はい、超古典的なご褒美作戦。
なんだかんだで無理なもんは無理って諦めた上で、大好きな食べ物を食べていいよ、とご褒美を設定すると、しょうがないか、と幼いながらに諦めがついた記憶があります。
私はいつも、ご褒美におやつのゼリーを買ってもらっていました。
NG方法
・アイスに乗せる
今まで試されてきた史上一番まずいです。
私の場合、ガリガリくんのソーダ味に乗せられましたが、見た目はアイスなのに、味は謎のクソまず物体になっていたので、マジでアイスも薬も無駄になるのでやめた方がいいです。
アイスは別にご褒美にしてくれると嬉しいですね。
・ジュースに混ぜる
オレンジジュース、リンゴジュース、ぶどうジュース等、いろんなジュースに混ぜられた経験がありましたが、どれも薬直のみの方がマシでした。
ジュースの甘味と香りのおかげで、薬の苦味と独特の香りがパワーアップして、たちまち拷問になります。
・ゼリーにかける
これはアイスとジュースを足して2で割った感じで、少しでも味わっちゃうと、薬が出てきて吐き出すしかなくなります。
それこそお薬飲めたねスタイルで一瞬でごっくんさせるのであればなんとかなるかもしれないとは思います。
・喉に突っ込む(龍角散ダイレクト方式)
普通にこれができたら何も苦労しないんですよ。
これがきついから飲めないんですよね。
親に強制的に喉にぶっ込まれた時には本気で死ぬかと思いました。(当時6歳)
特に発達の傾向が入っているお子さんは間違いなくその日中は口きいてくれなくなるであろうことは想像に容易いですね。
・オブラートで薬を包む
OK方法の方に書いてある通り、オブラート自体はうまく使えばとてもいいものなんです。
問題はオブラートの部分だけ口の中で溶けちゃったり、破れたり、うまく包めてなかった結果、薬がこぼれて地獄ってこと。
私はいまだにオブラートをうまく使えないんですよね。。。
オブラート歴は15年近くになるんですけどねぇ、、、
小学校3年生からは錠剤になって、自分でも問題なく飲めるようになりましたが、粉薬の時は本当に辛かったなぁ、ということを思い出したのでした。
ちなみにこのオブラートの使い方は、父が薬剤師さんに教わった方法らしく、まずい中でも、一番苦味を感じづらくなった記憶があります。
地味におすすめ。
話がそれますが、病気になって体が動かなくなると、やっぱり少し寂しくなるんですよね。
高校入学前ぐらいまではゲームが大好きだったので、やったーゲームができる!と思っていたぐらいでしたが、
今ではゲームに楽しさを感じられなくなってしまったので、課題の心配をしながら、頭が回らないから、寝転がってYouTubeを聞き流すことぐらいしかできない自分にもっと虚しくなるんです。
まぁ自己管理ができていない自分が悪いって言われて終わりなんですけど。
こうやって自己否定がまた深まっていくんですよね。
結局は自分は免疫が低いタイプの人間だから、頑張りすぎないように意識したほうがいいってことですね。
まぁ頑張らないで生活するとか不可能でしかないのですが。
生きるのって本当に難しいですね。
子育て中のママさんパパさん、お疲れ様です。
私から、お子さんへの接し方のお願いが一つだけあります。
薬を飲まないことに対しては叱ってもいいですが、本人が病気になったことに対してはできる限り言及しないであげてください。
「ほら、雨の中遊んでるから熱出るんだよ」
「あんだけ疲れてたのに頑張りすぎなんだよ、自業自得」
「昨日の弁当、怪しかったなら食べなくていいのに。すぐ腹下すんだから。」
心配して言ってくれている、ということは頭では理解できるのですが、それと同時に、自分が病気になったのは、自分のせいなのかな…?
という思考が芽生えてくるんです。
同じ言葉を聞いてもその後の自動思考は性格やそれまでの経験によっても変わってくるとは思いますので、一概には言えませんが、少なくともこう思う人もいるんだよ、というぐらいに心の中に留めておいていただけるとありがたいです。
これらの言葉を言われた状況までいまだにありありと思い出せてしまうのは、もしかしたら自分の特性によるものかもしれませんが、
少なからずこのような言葉を浴びせられると、自分のせいで自分の体調が悪くなっている、早く治さなきゃ…
という風に思って、さらに無理をしてしまいがち。
自分のような生きづらさを感じる人が少しでも減って、少しでも生きやすくなればいいなぁ、と思ったのでした。
ではまた。
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