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地域にない景色は、創ればいい~『あいしずHR』(at豊橋市)1周年イベントを振り返ってみて

「地方への転勤が決まった。人生オワッタ……」
「地域が面白くない。やっぱり東京に出よう……」


このような嘆きの声を、僕自身も大変よく見聞きします。
先日は金融機関の若手職員で、豊橋転勤を命じられた人の「人生オワッタ」投稿がSNSで注目を集め(バズり)ました。

僕(神奈川出身→東京→現在は浜松。豊橋のコミュニティ(あいしずHR)も運営)はこの投稿及び一連の声を見聞きして、つくづくこう思いました。

地域にない景色は、自分で創ればいいのに

僕自身も、浜松および豊橋に仕事で関わるようになった当初は正直違和感というか、居場所の少なさを感じました。

他の多くの都市同様、飲み食いお祭り騒ぎやスポーツはそこそこ盛んなのだが、ともに学んだり、新たな文化創造を興していくような場が見当たらない

僕は学びを軸に対話をしたり、新しい仕事やワークスタイルや行動様式そのものを地域に創っていきたい
(僕のその思いは以下の過去記事に綴りました)

だったら、自分でその居場所を創ればいい。

そう思い、同じ思いに共感してくれる地域(豊橋市と浜松市)の仲間を募って2023年に『あいしずHR』を立ち上げました。

概ね2か月に一回、本気で地域に新しい仕事、面白い仕事、新たなワークスタイルや行動様式を創っていきたいと行動(または影響)する仲間だけを集めて読書会とディスカッションを行っています。

お陰様で1周年。2024年5月10日には豊橋市のemCAMPUSでオープン参加型のイベントを開催。
その様子は、共同発起人の本多洋介さんのディレクションによるイベントレポートをご覧ください。

「なにもない」「つまらない」と思っていても、案外と行動を興してみると共感して一緒に動いてくれる人は見つかるもので、その小さな感動体験が地域や仲間、もちろん自分自身にも手ごたえと効力感を与えてくれます。

なにより、地域へのエンゲージメントも高まります。
自分が主体的に関わることにより、その地域が他人ごとではなく自分ごとになるからです。

大げさでなくても良いので、小人数のコミュニティなどからでも小さく自分の理想とする場を立ち上げてみて、仲間を募ってみてはいかがでしょうか。

僕は、地域(とりわけ保守性が高くモノトナスな地域)に新たな景色を創るには2つのアプローチがあると考えています。

1.とにかく新しいことを小さく始めて共感者を見つける
2.(日々思っているであろう)生きにくさやモヤモヤを代弁して共感者を見つける

保守性の高い地域で新たな景色を創るための2つのアプローチ

2.の有効性については、今回の『あいしずHR』のイベントでも実感しました。
今回は、ダイバーシティ、ワークスタイル変革、パラレルキャリア(複業)などの話をスペシャルゲスト2名を交えてしました。とともに、地域の課題とどうやって新しい景色を創っていくかをグループディスカッションも交えて議論しました。

「日々感じていた、生きにくさを代弁してくれた」
「モヤモヤ思っていたのは、私だけではないと思い元気をもらった」
「自分が感じていた違和感は、おかしなものではないと分かり自信を持てた」

このような共感の声を多くいただきました。
モヤモヤを代弁する(ただし、そこで終わらせず、ではどう行動したらよいか一緒に考え実践する)ことによる共感形成がいかに大事か、改めて感じました。

キラキラストーリーから始める必要はないのです。
あなたが、あるいは周りの誰かも日々思っているであろう生きにくさや正しさを小さく言語化する。そのアプローチにも十分価値があるのです。

そういえば、豊橋の同志の一人でスタートアップガレージのコミュニティマネージャを務めていらっしゃる勝間亮さんは近々、こんなイベントを開催されるそうです↓

勝間亮さん主催の地域イベント『豊橋なくなくなくない会』

小さく新しいことを始めつつ、豊橋転勤者のモヤモヤをやんわり代弁していらっしゃる!そして、参加のハードルも高くない。

こういう面白い景色、カラフルな場が生まれつつある豊橋って素敵だなと改めて僕は思いました。

マジで豊橋、超面白いっす!仲間も最高!

勝間亮さん(左)と沢渡。いつも豊橋で熱い対話をしています

僕たちが(ほぼCSRとして)取り組んでいる #ダム際ワーキング にしても、面白がってくれる仲間が集まってくれ、少しずつではありますが輪が広がっています。
2024年7月12日には、大見拳也さん(静岡新聞 浜松総局)主催で浜松・佐久間町での今年度第一回目の #佐久間ダム際ワーキング 越境学習プログラムが開催されます(既に4回目の人気プログラムです)。

浜松からも豊橋からも参加しやすい、自分たちで地域に新しい景色を創る場です。両県外からの参加者も毎回いらっしゃいます。 

中山間地の小さな町でだって、新たなコトは興せるのです、居場所を創ることができるのです。

あなたの地域でできない訳がない!
僕たちは行動でそれを示し続けたいと思います。

先日、僕たちは『越境学習の聖地・浜松』(ハマエツ)なる新たな地域ブランディング活動も浜松市でキックオフしました。

早速、熱い参加者の皆さんがイベントレポートも書いてくださいました。感謝感激! ありがとうございます!

まささんのブログ↓

原田篤史さんのブログ↓

引き続き、本業である企業の組織開発やワークスタイル変革の顧問活動や講演・執筆業務などに全力投球しつつ、学びおよび越境・共創を軸にした新しい景色を浜松・豊橋および全国に創っていきたいと思って行動しています。

「おもしろき こともなき世をおもしろく」

地域にない景色は、自分たちで創ればいい

Be colorful🌈

この記事の内容に関連が深い書籍(2作品)です↓

以下、僕たちの本業の紹介です↓