沢渡あまね

作家/ワークスタイル&組織開発。あまねキャリア代表取締役CEO/浜松ワークスタイルLa…

沢渡あまね

作家/ワークスタイル&組織開発。あまねキャリア代表取締役CEO/浜松ワークスタイルLab取締役(組織変革Lab主宰)/NOKIOO顧問ほか。パラキャリ&多拠点人材。著書『職場の問題地図』『新時代を生き抜く越境思考』『バリューサイクル・マネジメント』他。#ダム際ワーキング 推進者。

マガジン

  • ワーケーション実践・体験記

    • 8本

    弊会の理事・顧問・フェロー・公認ワーケーションコンシェルジュ・会員・関係団体様による、ワーケーションの体験記をまとめました。 ワーケーションのノウハウやtipsなどもご覧いただけます。

  • ワーケーションセミナー&交流会情報

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    ワーケーションについての理解を深めたり、実践のためのtips等を知るためのセミナーや実践者の交流会の情報について、弊会の理事・顧問・フェロー・公認ワーケーションコンシェルジュ・会員・その他関係団体等が発信したものをまとめています。

  • 社内決裁で使えるワーケーション考察・分析

    • 23本

    ワーケーションにおける分析記事です。企業様がワーケーションを実施される際の、決裁時の資料としてもお使いいただける情報を掲載してまいります。

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「〇〇を愉しむ人」と「〇〇で愉しむ人」との間には隔たりがあり得る→下手に混ぜるとキケンって話

「〇〇を愉しむ人」と「〇〇で(△△を)愉しむ人」 一見、共通の接点やテーマでつながっていてうまく交われそうで、実は大きな溝や隔たりがある(ことがある)。 僕たちがさまざまな組織開発活動や地域開発活動などをしていて、最近しみじみそう感じるようになりました。 具体的なテーマの話をすると、無駄なハレーションを招きかねないため、仮に〇〇の部分がキャベツだったとしてここから先の話を進めます。 仮に僕がキャベツが大好き、すなわちキャベツを愉しむ人だったとします。 (あ、実際に僕はキ

    • 『組織変革Lab』ディスカッション後記(テーマ:これからの時代のマネジメント~統制型からオープン型へ~)

      こんにちは、組織変革Lab事務局の渡辺です。 今回は『組織変革Lab』(複数の企業の変革推進者・責任者がテーマ講義を事前視聴⇒ディスカッションするオンライン・越境学習プログラム)の月1回のミートアップのイベントレポートをお届けします。 2024年5月のテーマは「これからの時代のマネジメント ~統制型からオープン型へ~」 『組織変革Lab』のオンラインミートアップは、組織を超えてディスカッションを行い、答えのない問いに自分なりの答えを出す場です。 5月は、創業から数十年

      • 外部教育が一切ない会社に嫌気がさして、大企業に転職した話

        あまり公にしてはいないのですが、僕のキャリアのスタートは実は(今でいうところの)ベンチャー企業 or スタートアップ企業でした。 書籍や講演のプロフィールでは大企業名だけを出していますけれども。 とはいえ、僕が入社した時点でその会社の社員数は200名を越えており、拡大期にあるスタートアップと呼ぶのが適切かもしれません。 入社3年目、20代中盤の頃に僕は大企業に転職し、そこからはいわゆるJTCと呼ばれる企業を渡り歩いてきたのですが、今回は大企業に転職した背景の一つを語ります。

        • 地域にない景色は、創ればいい~『あいしずHR』(at豊橋市)1周年イベントを振り返ってみて

          「地方への転勤が決まった。人生オワッタ……」 「地域が面白くない。やっぱり東京に出よう……」 このような嘆きの声を、僕自身も大変よく見聞きします。 先日は金融機関の若手職員で、豊橋転勤を命じられた人の「人生オワッタ」投稿がSNSで注目を集め(バズり)ました。 僕(神奈川出身→東京→現在は浜松。豊橋のコミュニティ(あいしずHR)も運営)はこの投稿及び一連の声を見聞きして、つくづくこう思いました。 地域にない景色は、自分で創ればいいのに 僕自身も、浜松および豊橋に仕事で関

        「〇〇を愉しむ人」と「〇〇で愉しむ人」との間には隔たりがあり得る→下手に混ぜるとキケンって話

        • 『組織変革Lab』ディスカッション後記(テーマ:これからの時代のマネジメント~統制型からオープン型へ~)

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          コワーキングは共創空間なのだから個室は要らない!? んなこたない!(断言)

          地方や旅先にもドロップイン(通りすがりでの一時利用)可能なワーキングスポットが増えて欲しい(切望)! そんな僕の切なる思いもあって、今回の記事を綴ることにしました。 最近、地方都市や郊外にもワークスポットやコワーキングなどが増えてきました。素晴らしい傾向だと思う反面、利用者のニーズを満たせていない/利用者のペイン(痛み)を解消しきれていないともどかしく思うこともあります。とりわけ、オンラインミーティングできる個部屋がない! 『オンラインミーティング場所難民』 このペイ

          コワーキングは共創空間なのだから個室は要らない!? んなこたない!(断言)

          『組織変革Lab』ディスカッション後記(テーマ:エンゲージメント2.0 〜これからの時代の一体感の作り方〜)

          こんにちは、組織変革Lab事務局の渡辺です。 今回は『組織変革Lab』(複数の企業の変革推進者・責任者がテーマ講義を事前視聴⇒ディスカッションするオンライン・越境学習プログラム)の月1回のミートアップのイベントレポートをお届けします。 『組織変革Lab』のオンラインミートアップは、組織を超えてディスカッションを行い、答えのない問いに自分なりの答えを出す場です。今回も、東京、愛知、大阪など全国から、さまざまな規模の企業、役職の方が参加していました。 2024年1月のテーマ

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          マイノリティをエンパワーするなら、「つよつよ」の人だけに光あて過ぎない方がいい

          ダイバーシティ&インクルージョン(僕、そのテーマで良く講演します)にも関連するお話し。 もちろん、パワフルに成果を出しているマイノリティの人も素晴らしいです。 一方で、そのような「つよつよ」の人たちだけを持ち上げすぎるのも考えもの。「つよつよ」の人は良い意味でも悪い意味でも眩しすぎる。 やり方を誤ると、マイノリティの人たち皆が「つよつよ」でなければいけないような同調圧力が働き(特に日本の組織はただでさえ同調圧力強めですから)、別の生きにくさを生んでしまいます。 「私は

          マイノリティをエンパワーするなら、「つよつよ」の人だけに光あて過ぎない方がいい

          GW、喧騒をひたすら避けデジタルデトックスと書籍執筆に徹した

          気が付いたら、口内炎が3つも出来ていた。痛い。つらい。 例年、業務の繁忙が一段落しスケジュールに若干余裕がある春4月。 余裕が出来たのをいいことに、そこそこ遠距離への出張を入れすぎてしまった。出張→講演or対話→ブログ執筆(発信) のサイクルを多いときは週2回。でもって気が付けば疲労困憊。上記の有様に。 とはいえここ数年は法人化してチームで仕事を回せるようになり、メンバーのおかげもあって過労状態から脱却できて……いたはずなのですが、調子に乗りすぎてしまいました。 そろそ

          GW、喧騒をひたすら避けデジタルデトックスと書籍執筆に徹した

          #旅と対話と組織開発 〜Vol.004 河原俊文さん(南信州新聞社/三遠南信Biz編集長・長野県飯田市)

          沢渡あまねが、組織や地域の景色を変えている変革実践者と対話しエンパワーし合う旅日記、 #旅と対話と組織開発 。 今回の舞台は長野県飯田市。南信州新聞社に勤務され、広域メディア『三遠南信Biz』の編集長もなさっている河原俊文(かわらとしふみ)さんを訪ねました。2024年4月15日(月)、浜松を出発しR151をひたすら北上! 対話の旅の始まりです。 当社も加盟する一般社団法人日本ワーケーション協会 代表理事 入江真太郎(いりえしんたろう)さん も合流。長野県 産業労働部 産業

          #旅と対話と組織開発 〜Vol.004 河原俊文さん(南信州新聞社/三遠南信Biz編集長・長野県飯田市)

          #旅と対話と組織開発 〜Vol.003 岐阜県加茂郡白川町の皆さま

          沢渡あまねが、組織や地域の景色を変えている変革実践者と対話しエンパワーし合う旅日記、 #旅と対話と組織開発 。今回は、第1回目、第2回目とは趣を変え、特定の個人ではなく町の地域活性とファン創りに取り組んでいらっしゃる「皆さん」にフォーカスします。 その町とは、岐阜県加茂郡白川町(しらかわちょう)。岐阜県の東南部に位置する、人口およそ7,000人の山間地の小さな町です。 白川町に行こう。そう思ったきっかけは、3月に浜松・天竜で行われた #ダム際共創ミーティング でのコジマユ

          #旅と対話と組織開発 〜Vol.003 岐阜県加茂郡白川町の皆さま

          #旅と対話と組織開発 〜Vol.002 山中菜摘さん(フォトグラファー/地域コミュニティデザイナー・山口県山口市)

          沢渡あまねが、組織や地域の景色を変えている変革実践者と対話しエンパワーし合う旅日記、 #旅と対話と組織開発 。第2回目のお相手は、山口県山口市のKDDI維新ホールに勤務され地域のコミュニティデザイン、フォトグラファーなど多彩な活動をなさっている 山中菜摘(やまなかなつみ)さんです。 ちなみに、#旅と対話と組織開発 とはこんな企画(↓)です。 関東から山口市に移住され、地域に新しいカラーを創造する活動をなさっている山中さん。今回、山中さんがディレクションされている山口市での

          #旅と対話と組織開発 〜Vol.002 山中菜摘さん(フォトグラファー/地域コミュニティデザイナー・山口県山口市)

          #旅と対話と組織開発 〜Vol.001 石川貴也さん(側島製罐 代表取締役・愛知県大治町)

          沢渡あまねが、組織や地域の景色を変えている変革実践者と対話しエンパワーし合う旅日記、#旅と対話と組織開発 。記念すべき第1回目の対話のお相手は、側島製罐株式会社 の代表取締役 石川貴也(いしかわたかや)さんです! ちなみに、#旅と対話と組織開発 とはこんな企画(↓)です。 貴也さんは側島製罐の6代目の代表取締役(代表取締役・平社員を名乗られています)で、4年前(2020年)に同社に入社。 老舗製造業でありながら、人事評価ナシ、業務命令ナシなど「メンバーを信じる経営」を追求

          #旅と対話と組織開発 〜Vol.001 石川貴也さん(側島製罐 代表取締役・愛知県大治町)

          誰のホームでもない土地だからこそフラットな対話と共創が進む~ #ダム際共創ミーティング (佐久間ダム・秋葉ダム)で感じたこと

          2024年3月13日(水)。#佐久間ダム際ワーキング 推進協議会 大見拳也さんの主催で浜松・佐久間ダムと秋葉ダムを舞台に、#ダム際共創ミーティング が開催されました。僕も協議会メンバーおよび #ダム際ワーキング 推進者(および基調講演者)として終日参加。花粉に若干おびえつつも(苦笑)、その越境と共創の景色を綴ります。 なお、#ダム際ワーキング および #佐久間ダム際ワーキング については以下のサイトをご覧ください。 集合は佐久間ダム(天竜)。前日までの土砂降りが嘘のような

          誰のホームでもない土地だからこそフラットな対話と共創が進む~ #ダム際共創ミーティング (佐久間ダム・秋葉ダム)で感じたこと

          北欧のカルチャーを日本の組織・地域運営にインストールしたい

          僕(たち)は北欧のカルチャーやマネジメントを日本の組織に実装したいと本気で考え行動しています。 その背景には僕が新人の頃、仕事でスウェーデン(マルメ)とデンマーク(コペンハーゲン)で過ごした原体験、および日本の組織文化に対して感じた違和感があります。 その時感じた違和感は僕の書籍『チームの生産性をあげる。』(ダイヤモンド社)のあとがきに綴りましたが、一言でいうと「日本人、損してる!」です。 僕が北欧に感じている魅力は、国籍や属性が異なる人と共創・協働している(おかげで日本

          北欧のカルチャーを日本の組織・地域運営にインストールしたい

          新規事業推進室の担当者や役員こそ、多様な体験を~体験資産経営

          最近、僕は企業の新規事業推進室、および事業部門で新規事業創出を担う担当者や責任者の方々とご一緒する機会が増えてきました。 新規事業創造の担当者や役員、および新規事業創造を支援する人たちこそ多様な体験をしたほうが良い。その思いと確信を綴ります。 1.固定的な景色や体験から新たな発想は生まれないきっかけは僕の盟友、原田篤史さんの以下のツイートです。 この話、DXや変革とコンサルタントの関係だけではなく、新規事業創造と推進組織・支援組織の関係においても当てはまるでしょう。

          新規事業推進室の担当者や役員こそ、多様な体験を~体験資産経営

          #旅と対話と組織開発 はじめます!

          #旅と対話と組織開発 今年(2024年)の春から、こんな行動と発信を始めようと思い立ちました。 僕(沢渡あまね)は作家活動をメインにしていることもあり、なおかつここ数年はお陰様で執筆の仕事も増え、なかなか移動時間がとれずテレワーク中心の生活を送ってきました。最近、比較的大きな作品を脱稿したこともあり、なお会社としてチームで仕事をする体制が機能し始め、徐々に余白を創ることができるようになりました。 僕たちのホームポジションである浜松・豊橋を中心に、全国各地(主に地方都市)

          #旅と対話と組織開発 はじめます!