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〝構成案は脚本だ〟 マーブルスクールで現役取材ライターゆぴさんに学ぶ #3

この記事はマーブルスクールの「第三回インタビュー講座(執筆編)」を受講した、Marble二期生によるアウトプット記事です。

これまでのMarbleでの学びは、マガジンにまとめています。

この記事が、Marbleスクールに興味を持たれた方の参考になれば幸いです。

ゆぴさんのインタビュー講座は、今回が最終回。
執筆編は、以下の三つにフォーカスした講座でした!

  1. 素材の整理

  2. 構成案の作成

  3. 執筆の進め方

特に重要だと感じたポイントを、項目別にまとめています。

1.素材の整理(書き起こし)

取材後、書き起こし作業を行います。
iPhoneのボイスメモアプリで録音した音声データを、CLOVA Noteに取り込みテキスト化しました。

このままでは、えーなんかなど、執筆するにあたり不要な言葉が多く含まれています。
これらを取り除く作業が、「ケバ取り」です。

わたしは書き起こし未経験でした。
ケバ取りした書き起こしは、編集部に提出することもあるそうです。

取材に同行しなかった編集さんにも取材の雰囲気を伝えるため、提出する感じですね。

書き起こしをしていると、取材したときの感覚がよみがえり、文字数は多いですが楽しみながら作業できました。

金言や要約をコメントに残しておく

書き起こしが完成したら、金言や場面ごとに要約するとゆぴさんはおっしゃいました。
フック(惹きつける言葉)やキーワード、重要な内容を要約することをで、構成を考えるときに役立つとのこと!

Googleドキュメントのコメントに、残しておくといいそうです。

2.構成案の作成

構成案テンプレート

ゆぴさん的には、構成を作るときに付箋を使うことをオススメしていました。
付箋に金言や要約を書き込み、それを並べ替えるのです。

面白くて読みやすく、楽しい記事をイメージする

取材当時の質問の流れはいったん、忘れます。

構成は脚本と一緒。

冒頭で惹きつけ、最後まで読んでもらえる記事を想像します。
そのためには、質問した順番通りに記事を執筆しなくても大丈夫だとゆぴさんはおっしゃいます。

タイトルや見出しよりも先に、本文を決めましょう。
書き起こしから要約した内容(付箋)をペタペタ並び替えながら、構成します。

ざっくり本文が決まってから、今度は見出しを考える。
そして仮のタイトルを考える……。

この流れで構成案を作ると、一本筋の通った記事になりそうな気がしませんか?
なるほどなあと感心しながら、講座内容を振り返ったわたしでした。


もし構成案に不安を感じたら、編集部に見てもらうのもOKだそうです。
わたしが過去にお仕事をいただいていたディレクターさんも、構成案の提出が必須でした。

記事を書いてから大幅に修正されるより構成段階で赤入れしてもらうほうが、編集部もライターもウィンウィンなのです!

3.執筆の進め方

構成案を手元に、いよいよ原稿執筆です。
取材記事の型は主に三つ。

  • インタビュー形式

  • 対談形式

  • 引用形式

最もメジャーなのは、インタビュー場面を再現したインタビュー形式です。

メディアによって、スタイルや雰囲気は違います。
原稿を書く前に、どんなメディアに掲載されるのか分析必須です!

取材記事は創作

取材記事とは、取材対象者の発言をライターが翻訳し、読者に届けること。取材対象者のイメージを損ねたり、本人が言わないような文章表現をしたりするのは御法度です。

取材した内容を記事にするのですから、多くの読者に読まれる努力も必要。

特に見出しやタイトルは、文章というよりもリズム感だとかゴロのよさを意識するといいそうです。

ほかにゆぴさんは、読者がスマホで読むことを想定し、1スクロール毎に画像や太字を入れることを意識しているそう。

画面が文字だらけになったら、注意です!

他ジャンルの記事を書くべし!

今回、記事に書ききれなかった学びがまだまだあります。
原稿を書いたあとの推敲については、古賀史健さんの著書『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』にすべて書かれてあるそうです!

タイトル案やリード文の書き方は、後日またアウトプット記事として投稿したいです。
あっという間に最終回を迎えたいしかわゆき(ゆぴ)さんによるインタビュー講座。

あらためて、ゆぴさんを尊敬します。
仕事に全力で取り組んでいらっしゃることが、受講中これでもかというくらいに伝わってきました。

昨日からフリーランス編集者のえるもさんによる、編集講座がスタートしています。
Marble二期生はあゆみを止めることなく、「書く」+αのスキルを学び中。

引き続き、がんばります!


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