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ボンボルフォート

現実と夢うつつとのあいだくらいにいるときでした
急に言葉が浮かんできたのです

ボンボルフォート

さてさて、いったい、どういった言葉なんでしょうか
まだ、さめやらない状態でなんとかメモを取り
確実だ、と言えるくらいにしっかり頭がさえてきたところで飛び起きると
その言葉について調べてみました

家の辞書を手に取ってパラパラめくっていきます
パラパラやりながら、なんでこんなに重たいもの持って調べてるんだろう
スマホで、十分、調べられるのに
やっぱり、まだ、頭がはっきりしていないようです

そこで、ふと、思いました
この、いまの状態、これに

ボンボルフォート

と、名前をつけてしまってもいいのかなあと
でも、そう簡単につけてしまったのでは
なんだかつまらないなあと
そこで、ちょっと考えてみました

初めて入るラーメン屋、店の名前は「たぬき」
そばやうどんを出すなら分からないでもないんですが
ラーメン屋で「たぬき」
そうか、そういうことか

「他を抜く」で「たぬき」

縁起を担いだということですかね
まあ、そんなとこでしょう
と、思っていたら、店の奥からホンモノのたぬきが出て来て

「ご注文は、いかがしましょう?」

と、聞いてきました
あっけにとられていたら

「ヤだなあ、おじょうさん、いまどき、たぬきが店やってるなんて
珍しくもなんともないですよ」

と、そういった現象を

ボンボルフォート

と、するのはどうだろう
けど、そんな現象、果たして起こり得るのかなあ

アホみたいなことを考えていたら
なんだかホントにアホらしく、どうでもよくなってしまいました
いっそ、ここに至るまでの一連の流れを

ボンボルフォート

と、してしまおうかなあ

あー、いますっごく、ボンボルフォート、しちゃったなー

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