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ヨーロッパに2週間旅をした。感じたのは、欧州の力、旅の良さ、そして自分を出すこと

この記事では、僕が2023年の夏にヨーロッパへ旅行した時の記録をまとめています。
旅の様子については、こちらの記事をもとに加筆・修正したものを以下でKindle出版もしていますので、もしよければこちらもご覧ください。(Kindle Unlimited会員は無料で読めます)

また、今回の旅行に持っていったおすすめグッズたちはこちらにまとめています。

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序章

2023年8月25日から2023年9月11日までヨーロッパに一人旅に行ってきました。

ずっと行きたいと思っていたヨーロッパへ行く機会をコロナで失ってから3年。
ヨーロッパ行きを決めるきっかけは、ようやくコロナ禍も明けてきたころに、知人がスペインのトマト祭りへ参加する人を探しているのを見つけたことでした。

「これは行くしかない」と思い、5月頃から職場にもお願いして業務や時間を調整しつつ、人生初のヨーロッパ行きを決行しました。

なぜヨーロッパに行きたいのか。特に「これがやりたい」というような大きな理由はなかったのですが、人生の先輩から言われた

「行ったことのない場所の魅力を伝えることはできない」

という言葉が自分の中に強く残っていました。
どんな場所でもどんなことでも、やってみたり、言ってみて自分自身で体験しないとその良さや悪さも判断できません。

また、特に最近、高校、大学、大学院、社会に出てからと、年を重ねるごとに色々と頭で物事を考えることが多くなったなということを感じていました。普段の生活で色々なことを学び、それをもとになにかを考えたり、作ったりすることが圧倒的に多くなりました。

だからこそ、今回の旅は「感じる」をテーマにして「初めてのヨーロッパを全身で体験して来る「という気持ちで行くことにしました。

準備

今回の旅の一番のメインは2023年8月30日に行われるスペイン・ボローニャでのトマト祭りです。

トマト祭りに合わせて、ヨーロッパで行きたい国々を回るため、2週間の時間を確保しました。2週間の滞在となると、宿泊・移動費がけっこうかかるため当然贅沢はできません。
なるべく価格を抑えることを最優先にスケジュールを組みました。
航空券はSkyscanner(https://www.skyscanner.jp/ )やTrip.com(https://trip.com/ )を使ったり、宿泊はBooking.com(https://booking.com/ )やagoda(https://www.agoda.com/ )、そしてAribnb(https://www.airbnb.jp/ )を使って手配しました。
ホテルではなくゲストハウスやホステルの宿泊、そして飛行機もLCCを使うことになります。

一番の距離がある日本とヨーロッパの往復は、日本からローマ、あるいは日本からロンドンへの直通便が結構安いことに気づいたので、この2つの都市からヨーロッパ入出国を行うことにし、ヨーロッパ間の移動は、そこを起点に行うことにしました。
トマト祭りが行われるスペインを中心に、行きたい国を回るプランです。

それぞれのハイライトも含めて以下のような形での旅となりました。

8/25~26 日本→上海→ローマ

8/27 ローマ→ヴェネチア

8/28 ヴェネチア(深夜ボローニャ→バレンシアへ移動)

8/29~30 バレンシアにてトマト祭り参加

8/31 バレンシア→バルセロナ

9/1〜2 バルセロナ→サンセバスチャン

9/3〜5 バルセロナ→イビザ→バルセロナ

9/6 バルセロナ

9/7 バルセロナ→ケルン(ドイツ)

9/8 ケルン→バーデン・バーデン

9/9 バーデン・バーデン→ロンドン(イギリス)


ヨーロッパで印象に残ったこと

今回、ヨーロッパに初めて訪れて印象に残ったことがいくつもあります。

まずは、自分がマイノリティになるという感覚です。

日本では、当然日本人が一番多いのであまり意識することがないですし、アジアを旅行しても同じアジア人なのでそこまで大きな差は感じません。しかし、ヨーロッパでは多くが白人や黒人なので、日本人であるということがマイノリティに感じられました。

自分がマイノリティになった瞬間に、自分や日本のちっぽけさや、「日本は進んでいる」という意識を自分が持っていたことに気付かされました。

また関連して、ヨーロッパでは例えばイギリスではたくさんの移民の人がいたり、道には障害や物乞いの人がいたりと、本当に沢山の人達がいました。

これも、日本やアジアにいてはわからない、世界に出て初めて感じた多様性の多さでした。

そして、ヨーロッパの強さも感じました。ローマのように、古代の建築がそのままの形で残っていたり、大聖堂に見ら得るようなキリスト教の力、そして宗教の力。

こうした力強さが印象に残りました。

旅はよい

今回、長い期間の旅をしてみて、日常に「旅」をもっと入れたいと強く感じました。

僕は小学生のころに「ポケットモンスター エメラルド」をものすごく、大人になってからのゲームにしても仕事にしてもあそこまでの熱中はないほどに遊んでいました。

しかし、この旅でまるであのころのポケットモンスターの世界にいるような感覚を得ました。

新しい街に移動して、そこで新しいイベントがあって、更に次の街へ行く。
その中で、人との関係ができたり、思い出を増やして、最後のエンディングにつながる。

普段からもっと、知らないものや新椎物に触れる体験を、日常に入れていきたいと心を改めました。
さらに、そういった非日常の中にいると、いつもとは違う頭を使うことにもなります。
ここのところ、いつも考えることは、例えば仕事のことだったり、次の休みのことだったり、キャリアのことだったりしました。
しかし、今回の旅では「キリスト教ってすごい」とか、「ヨーロッパの人は」とか、「日本人は」みたいな抽象度が一個上がった思考になっていました。

こういった普段はなかなか考えられないことを、それに触れられる現地で本気で考えるのがすごく楽しかったです。

そしてそれは、ツアーのようなパッケージでは味わえない体験で、何が待ち受けているのかわからない一人旅、ぶらり旅だからできる体験だなと思いました。
自分が知らない土地、知らない街へ行くことで、自分のなかの緊張感や刺激に繋がります。

もっと自分を出すこと

「Japanese are polite」
「Don’t be shy」

これは、ケルンで一緒にドライブしたドイツ人とバルセロナのイタリア人から言われた言葉です。

トマト祭りで思いっきりはしゃぐインド人や、イビザ島のクラブで踊り狂うスペイン人を見たときに、その本能のままの力をすごく感じました。

これは日本人の特性なのか、僕の特性なのかわかりませんが、行動を起こすときについその先のリスクや安全性を考えたりしてしまいます。
もちろんそれはそれで大切なことなのですが、ちょっとでも頭で考えたりすると、初速が遅れてそのカンマの差で勝負が決まったり、チャンスを逃すことがあるということを感じました。

例えばバーデンバーデンのカジノで賭けるか、賭けないかその一瞬の判断でお金が大きく代わります。

「自分が本音では何がしたのか」をはっきりさせること。
そして、一瞬も待たないで捕まえににいく、この回路を自分の中で持つことと、その判断基準を自分の中に持っておくことが大事なのかなと思いました。

「守りに入りすぎていない?」

これは、今回の旅で出会った海外の人たちを思い出して、これから自分に問いかけたい言葉です。

この旅は、本当に学びと刺激を多く得られた良い旅でした。
誘ってくれた先輩、現地で合流してくれた仲間、休暇を許してくれた同僚含めて、感謝とともに、ちゃんとこの経験を次の生活に活かして、また次の旅が来る準備を進めたいと思います。

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