スペイン・バルセロナの街でガウディ建築を堪能する
スペインの滞在中に、最も長い時間を過ごしたのはバルセロナの街でした。
旅の全貌はこちらです。
バルや海岸、美術館やスタジアムなどたくさんの観光スポットがあるなかで、今回僕が巡って印象に残ったのは何よりも街中にあふれる建築家ガウディによる建物の数々でした。
観光の拠点としたのは、以下の2つのホステルです。どちらも清潔で快適でしたが、個人的には「ファブリジオズ プティ」がとても良かったです。
サグラダ・ファミリア
なんといっても一番は日本でもかなり有名な観光名所であるサグラダ・ファミリアです。
ちょうどヨーロッパへたび立つ前に東京国立近代美術館へ行っており、ここでガウディやサグラダファミリアについては予習をしていきました。
サグラダファミリアへ入場する際には公式サイトから時間の予約が必要で、その際に「受難のファサード」「生誕のファサード」どちらのファサードへ登るかを選択する必要があります。
僕が予約した際には、この公式サイトですが、満席のように見えても、実はリロードを繰り返すと運良く直後の空き時間が一瞬申し込めることがありました。
どちらがよいか?はネット上を見ても色々な意見があるので、あまり参考になりませんが、そこまでこだわりがな買った僕からしたら大きな違いはないのでは?と内心思ったりしています。
また、チケットにはスマホから聞ける音声ガイドが付いてるので、ぜひ聞きながら巡るとより楽しめるかと思います。僕は完全に存在を知らなかったので後悔しています。笑
いざサグラダファミリアへ行ってみると、僕が行ったのは午前中だったのですが、その建築の美しさに感動しました。
特にステンドグラスから差し込む朝日がとても印象的で、ただ純粋にすごいなあという感想とともに息を飲呑んでしまいました。
サン・ピエトロ大聖堂に引き続き、2回目の大聖堂になりました。
しかし、サン・ピエトロ大聖堂とは異なり、サグラダファミリアにはいたるところに聖書の場面が表現されています。新約聖書の知識があったらもっと楽しめたんだろうなという感想を持ちました。
カサバトリョ
次に向かったのは、「カサバトリョ」です。
ここもまたガウディの手がけた建築物のひとつで、波打つような外観と独創的なデザインが目を引く邸宅です。
この邸宅は「海」をモチーフに作られているらしく、建物内部のやわらかな曲線が、深海のような静かさと、海の波を彷彿とさせてくれました。
グウェル公園
続いて訪れたグウェル公園は、緑豊かな空間とガウディの芸術作品が一体となった場所。カラフルなモザイクや独特な建造物が点在し、公園を散策するだけで非日常の世界に浸ることができました。
僕は連日夜遅くまで呑んでしまったので行けなかったのですが、この場所は朝に訪れると日の出が見ることができるらしいです。
また、グウェル公園の入り口にはガウディとフリーメイソンを紐付けているというような説もあるようですが、信じるか信じないかはあなた次第なようです。
グエル邸
そして最後に、グエル邸です。
ガウディのパトロンであった実業家のエウゼビ・グエル伯爵が依頼し、伯爵の実際の住居として建造された邸宅です。公園や大聖堂も建築したガウディが、実際に暮らすための家として建築した建物は、住む人の便利さや暮らしのための配慮が節々に見られ、それまでのガウディ建築とは少し違ったものとなっていました。
おまけ:バルセロネータのビーチを楽しむ
バルセロナには海辺の地区バルセロネータがあります。
地中海に面したこの地域は、美しいビーチや活気あるレストランが並び、バルセロナのもう一つの魅力を感じることができた。
海沿いを散歩するだけでも楽しいビーチでした。
海沿いには「Xiringuito Escribà」というバルセロナで一番とされるパエリアやさんがあり、地中海をみながらパエリアをいただけます。
食べているときに、夕日がきれいだったので、写真を撮りに行きたくなりました。店員さんにそれを告げたら「行って良いよ」と言われたので、海外旅行の原則どおり、手荷物を全て持って店を出て写真を撮っていたところ、あとから猛ダッシュで店員さんが追いかけてきて食い逃げと間違えられるというハプニングも経験。
全て持って行かずに、サングラスとかでも置いていくのが大事らしいという教訓を得ました。
また、この地区にはクラブやカジノなどもあり、ナイトライフも楽しめます。
夜に時間があったときに、Airbnbでパブ巡りのツアーを申し込んで、バルをめぐろうと思っていたらクラブを5軒くらいはしごさせられるというハードなツアーでした。しかし、今となっては良い思い出です。
まとめ
バルセロナの街は、失業率が25%を超えるという問題を抱えた街です。
しかし、地中海の気候と街の人々の様子はとても明るく、暮らすのがとても快適な印象を受けました。
そんな街の至る所に馴染んでいたのがガウディの建築です。
良い気候にフィットする、自然と調和したデザインが、とても印象に残ったバルセロナの滞在でした。
そして、この体験を通して感じたのは、日本で見る動画や美術展だけではなくて、実際に現地に行って見たり感じたり体験することで得られるものの大きさでした。
たとえば日本でサグラダファミリアの動画を観た気になっても、実際に行って見るためにはチケットの買ったり、地理感覚を頭に入れたり、混在具合を気にしたりと、たくさんのインプットがあります。
これは旅行だけに限らず、例えばソフトウェア開発でも、仕様は簡単に見えても、実際に手を動かして作ってみるとわかることや大変なことが出てくる、そんな間隔に近いなあと思いました。
これでスペンスも終わり。次からはドイツへ移動します。
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