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【詩】人間が持つ、時間の尊さ

気持ちの悪いピラミッドは、目玉焼きに似合わない
目玉焼きに似合うのは、もっと、白いご飯とか、ソーセージとかだ
でも、時々、僕達は似合わない物と一緒になる
お互いがズレていて、でも、一緒にならざるを得ない

小さな亀の甲羅の上を、アリが歩いていた
アリは、亀だという事に気付いて登っただろう
それとも、なにか柱のような物だと思って、登ったのか
僕達は、地球の上を歩いている事に、気付いて、歩いているのだろうか
この本棚の本が、どれくらいの人生がかけられて作られたか
そういう事に、気付いて、読んでいるだろうか

要は物事、見方次第だという
当たり前を、当たり前だと思わず
一つ一つ、かけがえのなさを感じる事も出来る
それは、歴史によって、かもしれない

どんな人や物にも、歴史がある
そこまで積み上げてきた物、削られてきた物
その歴史を感じる時、
尊さも感じる

ピクミンの新作を買うか迷う
これだけに、多くのかけがえのなさがある
ピクミンの歴史、ゲーム機の歴史、買う選択を持てる事、何かを迷う事が出来る人間の機能
一つ一つを、復習すれば、かけがえのなさが手に入る
人間もそう
その人の10年前、20年前、どんな人生を送ってきたか
人間は、時間を持っている
その時間を見る事の尊さは、その人を輝かせる事にもなるんだ
人間はみんな、時間を持っていて、おそろしい程に尊いんだ

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