「怒りの処方箋」の見つけ方
イタリアからブォナセーラ!
自粛生活1年以上、それなりに狭い空間で、ニャコモンと平和に過ごす術を身につけつつも、やっぱりたまにイラッとくることはあるんだよね。
でも、このイラッとくる原因ってなんなんだろう。
そして、その対処法として、黙って我慢するのも鬱憤が溜まるしさ、
かといって相手にぶつけてみても相手が必ずしも納得するとは限らないし。
じゃ、どうすればいいのかを深く考察してみたら、意外な気づきがあったんだ。なので、今日は誰でも自分の怒りに対処できるようその処方箋の見つけ方を書いてみるね。
1.処方箋の前に症状を診断してみよう
原因を探るには、トヨタ方式のなぜを5回繰り返し、その根本原因を見極めるという方法を採用。
ただ、このなぜを繰り返すという単純な作業でも、実際に自分のケースに落とし込むのが難しい。
でも、アマイヤの例を見てもらって、実際にイラッとくる場面に出くわしたら、ぜひあなたもやってみて欲しい。
1)まず、なぜ今、イライラしているのか?
細かいことで“干渉されている“と感じてしまったから。
2)なぜ“干渉される“と感じるのか?
外出先でドアのノブを触った後で、手指消毒用のジェルで消毒しなかったことを注意され、自尊心が傷つけられたから。
3)なぜ“消毒しないこと“が自尊心につながったのか?
そもそも手指の消毒は基本的な行動であり、それを注意されるとは子供扱いされていると感じたから。
4)子供扱いされていると感じたのはなぜか?
(本当は基本的な行動を注意されたこと以外に原因があるのでは?)
本当は自分が一人前でないという恐れが心の底にあって、それを認めたくなくて、些細なことさえ、子供扱いされているように感じてしまったから。
5)では、一人前でないと感じてしまうのはなぜか?
経済的に依存していることに罪悪感を持っているから。
と、ここまで書いてみて、ようやく気がついたんだ。
アマイヤの母は小さい頃から、ずーっと働いていて、そんな母を尊敬していたし、経済的にずっと自立していたいって思って育ったんだ。
だから、今のアマイヤの生活が、確かにのんびりして、幸せではあるものの、本当のアマイヤは不甲斐なく感じていて、その意味で全く満足していないんだ。
ここまでわかると、ある意味で安心する。
まるで医者にかかった患者が体調が悪い原因をはっきり診断してもらって、とりあえず安心するのに似ている(病気が深刻だったら別だけどさ)。
なんで安心するかっていうと、原因が分かったなら、対処方法がはっきりしてくるからかな。
2.処方箋の書き方は?
アマイヤの場合、
将来的に自分のやりたいことで自立する。
その日が来れば、同じ状況でも私はイライラしなくなるだろう。
そのためには自立できるようカフェ開業に向けて、今できることをやろう。
ってのが処方箋だ。
3.診断のポイント
❶自分の理論で探る
他人が上のなぜを繰り返している過程を読んでみても、論理的でないと思うかもしれない。
そうかも。だって、これはその人の理論で展開しているからだ。
でも、自分の内奥を探るのが目的なので、ここでは自分だけにわかる理論で展開して構わない。
いや、思いっきり自由に、変な理論でも正直に展開して欲しい。そこにきっと隠された想いが見つかるだろうから。
❷原因を相手の言動に帰さない
なぜか。
それは怒りはきっかけに過ぎないから。
真の原因は自分の内奥に潜んでいて、その表れが「怒り」になって
現れているだけだから。
ここははっきり自覚しておこう。
***
ふぅ、スッキリした!お疲れ様でした。
じゃ、今、できることをやりましょうか!
Ciao(またね)!
チャオ
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