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自閉スペクトラム症の息子、花のつぼみを観察する

自宅にて花瓶に活けていたユリの花のつぼみが、今朝起きたらポロッと落ちてしまっていました…

他のつぼみは、順々に花開き、キレイな大輪で愛でていたのですが…

最後に残っていた一つ…咲くのを待っていましたが、残念です。


そこで、不登校の息子に、少しでも知識を与えたいと思い…

息子と一緒にユリの花のつぼみを観察してみました!


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息子に声をかけると、自分の机の引き出しから虫眼鏡を持って来て、あちこち色んな角度から眺めていました。

「模様がある!ワニの皮のような模様だ!」と言っていました。


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中が見えるように、花びら3枚を取ってみたところです。

花びらに包まれていた内部があらわになっています。

「ひぇ〜!何か入ってる〜!!」と驚いていました。


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それぞれの部位ごとに並べ、数をかぞえてみました。

花びら6枚。(本当は、がく3枚、花びら3枚で見た目がほぼ同じ)

おしべ6本。めしべ1本。

全ての部位を1つずつ触らせました。

めしべの先がペタペタしていたので、触覚過敏があり、手が汚れる事を極端に嫌う息子は、大変気持ち悪がっていました。


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おしべの先にある花粉袋(やく)を触っています。

この花粉袋が成熟すると、破れて花粉が出てくるんですよね。

いつも、家でユリを活ける前に、私が一つ一つ取り除いている部分です。

その事を覚えていたようです。

「ママがいつも取っているのはコレ?どうやって取るの?」と興味津々な様子で聞いてくれました。

それから実際に、息子も花粉袋を取る作業をしていました。


手が汚れる事を極端に嫌う息子ですが、それ以上に強い興味が湧けば、触ってみたいって自然と思える感情なんですよね。

息子の『やってみたい。触ってみたい。』を自然と引き出せるように、私自身の引き出しを増やしていかなければですね!

日々勉強、日々工夫、必須です!


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