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創造性の泉、愛しき沼

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尊敬するミュージシャン・清春さんのライブや曲に対する感想文を投稿しています。
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創造性の泉、愛しき沼ーVol.11ー

創造性の泉、愛しき沼ーVol.11ー

心が惹かれる音楽に導かれて、足を踏み入れた森の奥で美しい人が歌うのを見た。そこは無数の花が咲き乱れて、蔦の這う木々は生命力に溢れ、儚く強く歌う声に合わせて揺れている。

脳内妄想が溢れてしまうほど刺激的で、慈愛に満ちた歌を届けてくれる清春さんの【A NEW MY TERRITORY】。2日間を終えての感想文です。

領域でもあり聖域<SANCTUARY>個人的な清春さんの生配信の楽しみのひとつは、

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RE:創造性の泉、愛しき沼―Vol.10―

RE:創造性の泉、愛しき沼―Vol.10―

いつもなら感想文は、心が震えた勢いのまま書き殴って公開していたんですが、今回はアーカイブを何度も見ながらいてもたってもいられずにまた書き出しています。

心が震えて泣きたくなるほどの作品や人物に出会えたことは、人生の中でとてつもなく幸運なことで、清春さんが長い年月をかけて音楽を作り続けて歌ってくださっていることに感謝しかありません。

アーカイブで見返せることはとっても贅沢ですね。「あぁ、この時こ

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創造性の泉、愛しき沼―Vol.10―

創造性の泉、愛しき沼―Vol.10―

そこが「果て」だと思っていた高さは、実はまだまだ上があって、見上げれば見上げるほど果てしなく広がっているのだと気づいた。

揺り動かされる心に共鳴する、声にならない声は、うねりを伴って身体中でずっと鳴り響いていた。

感性が突き動かされる衝撃と、圧倒的な完成度を持って届けられた清春さんのスタジオライブ&レコーディング配信【A NEW MY TERRITORY】第二夜の感想文です。

椅子<部屋<王

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創造性の泉、愛しき沼―Vol.7―

創造性の泉、愛しき沼―Vol.7―

窓の外に降る雨音すらかき消してしまうほど、どっぷりとその世界に浸り、終わってみると軽い疲れのような幸せな余韻。。。昨日に引き続き、清春さんの配信『THE TEST SECOND DOSE』二日目の感想文です。

陶酔できる音楽と人生、そして健全な生活画面に映る清春さんの瞳と響く歌声に吸い寄せられて気付けば約2時間経っていました。こんなにも陶酔して聴ける音楽が自分の人生にあるということは、とても幸せ

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創造性の泉、愛しき沼―Vol.9―

創造性の泉、愛しき沼―Vol.9―

清春さんの芸術性と音楽の深さを体験できる生配信。
【THE TEST】から【A NEW MYTERRITORY】と題を変え、新たな領域だという確信を、視聴する側にその圧倒的な結果をもって知らしめている。

四度目となった清春さんのスタジオライブ&レコーディング【A NEW MY TERRITORY】第一夜の感想文です。

新しい領域へと変わった”実験”3本のギターが重なる演奏は、音の深さが増して、

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創造性の泉、愛しき沼―Vol.8―

創造性の泉、愛しき沼―Vol.8―

気づけば、またひと月、時間が経っていて。

このひと月の間に、私は私を取り戻すための時間を過ごしていました。
聞いていた歌のほとんどは、私を甘やかしてくれる声と詩とメロディ。
子供のころに唱えていたおまじないのように、心を癒したり、揺らぐ気持ちをなだめたり...
音楽が人生に寄り添っているのを感じた日々でした。

少し時間が経ってしまいましたが、7月28日と29日におこなわれた清春さんのスタジオラ

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創造性の泉、愛しき沼―Vol.5―

創造性の泉、愛しき沼―Vol.5―

映画の長いエンドロールを観ているかのような映像で、回線をすり抜けて清春さんが作り上げる世界線の中に引き込まれた感覚になった。

初日の『BEST』を軽く超越して、さらに彩りを重ねた映像とカメラワークが素晴らしかったライブレコーディング配信『THE TEST』2日目の感想文です。

緊張感初日のそれとはまた違った緊張感が漂う会場が映し出されて、始まりをつげるBGMが流れる。
なんだか出だしから初日の

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創造性の泉、愛しき沼―Vol.6―

創造性の泉、愛しき沼―Vol.6―

黙っていても流れていくこの時間ですら、私には貴重な過去と未来なのに、見えない何かを怖がって戻せない夜を過ごす大衆を嘆くのです。

抗いながら新しい手段を選び抜き、それすらもその手の中で転がす姿が孤高の気高さと誇りと惜しまない愛情を感じる清春さんの2度目の生配信『THE TEST SECOND DOSE』1日目の感想文です。

期待を軽やかに飛び越える前回の配信から1カ月。飽きるほど見て聞いた拷問に

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創造性の泉、愛しき沼―Vol.4―

創造性の泉、愛しき沼―Vol.4―

この2カ月の中ではこの上ないほどわくわくした朝。

幾多の創造力の依り代のような人たちが集まって、新しいチャレンジを始める日。そして愛しき彼の人の歌を聴ける日。

待ちに待った清春さんのライブレコーディング配信「THE TEST」の初日の感想文です。

『THE TEST』1日目アーカイブ配信が終わってから感想を書こうと思ってましたけど、我慢できず。。。

まずは、思っていたより画質と音質がとって

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空から垂れる糸は鋼のそれ

空から垂れる糸は鋼のそれ

そう、1ファンごときが提案しなくても本当にめちゃくちゃ嫌って程考えてくれているのはわかっておりました。(でも書いちゃいますけど)

Twitterのタイムラインの幸福度が一気に上がったお知らせがこちら。

ナマ!!!配!!!信!!!

素直に嬉しいなー!嬉しいです!!!
岐阜のライブからちょうど2カ月ですね。

頼もしすぎるカリスマのファンでほんと幸せです。
タイトルは『蜘蛛の糸』(芥川龍之介著)

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崇高な歌と共に届けられる深い愛

崇高な歌と共に届けられる深い愛

「今日はあの場所にいたはずなのに」
溜息を吐きながらチケットを棚に預ける。
頭ではわかっている。。。”今は耐えなければいけない”

でも心は追い付かない。
のんびりと窓の外を眺めながら過ごすことは苦しくないけれど、逢いたい人に逢えない日々は確実に心を痛めている。
#うたつなぎ  というタグをSNS上で見かけた時、
人を思うあたたかい気持ちを繋いでいるんだろうなって思った。
やるやらないとかは決して

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清春 10th album【JAPANESEMENU】

清春 10th album【JAPANESEMENU】

先日このnoteでも感想を書いた「Survive of vision」が収録された清春さんのアルバム【JAPANESE MENU】が3月25日にリリースされた。

待ちに待った10枚目のオリジナルアルバム。オリジナルアルバムでは「夜、カルメンの詩集」から約2年。ライブでは一切新しい曲を演奏していなかったし、アルバム視聴イベントには行けなかったので、先行配信された「Survive of Vision

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創造性の泉、愛しき沼ーVol.3ー

創造性の泉、愛しき沼ーVol.3ー

2020.3.20
Tour JAPANESEMENU 岐阜Club-G良き日だった。
不安や鬱憤、抑制と圧力、果ては悲しみもすべて打ち消してしまえる程の美しく大きな深い愛の日。
私達の愛の巣はけして広大無辺ではないけれど、ひとつの大きく深い愛に導かれ、各々が各々の立場や場所からその愛を理解している。そして、その愛に応えようとしている。

"正しくはないね"

ーそう、それでも私達は選択する。

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