いとしのVinyl
「ビニール」。
塩化ビニールの俗称とでもいうのか。w
昭和に限らず令和の現在に至るまで、今も昔も僕らの日常に溢れているあの「ビニール」を皆さんはどうお思いでしょうか?
よくプラスチックと混同されて、自然環境破壊や環境保護の世界的な意識変革の観点から、プラスチックと共にビニールも今や世の中の悪の象徴のような風情もありますよね。
俗に言う「ポリ袋」は主にポリエチレンが原料のプラスチックで、石油100%の加工品です。
主にストローやカップの蓋やスーバーなどのレジ袋に使われています。
海外のレジで「袋は要りますか?」と聞かれる時に「Plastic?」と聞かれるのはそういうことなんですね。
ビニールもプラスチックの仲間ではありますが、原料が塩化ビニル樹脂(塩ビ)で作られたものをいいます。
塩ビは石油が約40%、塩素が約60%の割合となっていて、石油100%のプラスチックとは異なり、製造過程では他のプラスチックよりも石油を使う量が少ない製品だということができますね。
こちらは、加工がしやすいという特性上、長靴やプールバッグやテーブルクロスやお風呂のアヒルやウルトラマンのソフビなどの加工品としてよく使われています。
なのでビニールは同じプラスチックなのですが、実は成分の半分以上は天然塩で作られる、若干気休め的エコ目 w なプラスチックと言えるかも知れません。ww
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僕にとっては、実はこの「ビニール」はとても愛着のある呼称でもあるのです。
実はアナログのレコード盤のことを「ビニール盤」というのをご存知でしょうか?
そのままズバリ、レコードは英語で「Vinyl」と表記するんですよね。
これはレコードの材料が主にポリ塩化ビニールだからなんです。
アナログ盤を嗜む生活を「ビニール・ライフ」と称して紹介することもあるくらいで、僕にとってビニールはとても愛する嗜好品の総称でもありますから、心情的に、思わず「プラスチックとは違うんだぞ」と擁護もするし笑、決してエコ的な悪と決めつけて排除することはできないのですよね。w
いずれにしても、僕のビニール・ライフは続きますし、処分は僕の死後、いくらでもしていただいて結構ですから。w
そんなことをなんとなく考えながら、
今日も今日とて、
ビニール盤に針を落とすアロさんなのでした。ww
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