見出し画像

【フィンランド交換留学】Day91 2022/11/20 Sat, (ここに住もうかと考えた。)

すでに当時から時間が経っているが、記録として残しておく。
この日はラップランドの旅行最終日。私は昨日のサンタクロース村で十分満足したのでどこに行くのでも良かった。私に他に一緒に来ていた友達のうち一人は教会に、もう一人はサンタクロース村のポストから手紙を120枚出すという任務があったため、残りの20枚ほどをサンタクロース村で書くとのことだった。そのため私は彼女ともう一度サンタクロース村に行った。
朝9時頃にバスにのり、出発した。バスの運転手が愉快だった。(「右へまがりま~す!」という感じ。)途中で保育園に通っている子供や親がたくさん乗車してきた。そして、またサンタクロース村で写真を撮ったりした。そして、私も手紙を4人ほどに向けて書いた。そして無事に彼女も120枚の手紙を出し終わった。

For Christmas に入れた日本宛ての手紙は12月5日、
韓国宛てはクリスマス数日前に届いたらしい。


一日前とはまた違った綺麗さがある。

その後、友達とサンタクロース村の中を歩いた。ホテルのようなものもあり、工事中でもあった。二人で、「次来たときはもっと多く建ってるのかもね」といいながら記念に写真を撮った。雪景色は光もあってとてもきれい。彼女は台湾出身なので雪にexcited だった。お土産屋さんに寄ったりしたが、帰りのバスに向かうまでに途中で手袋を落としたことに気付き、来た道を戻ったらお土産売り場の会計の下に落ちていた。手袋がないと危機的なので本当に良かった。

面白い形のホテル。工事中かも。次はいつ来るかなと思った。


その後、二人でバスに乗り、ロヴァニエミの街中に着いた。そこで、彼女は1日目に行けなかった博物館に行くというので別行動になった。私はなにもプランが無かったので、町の中を歩くことにした。15時前だったが。マイナス12度くらいだったので非常に寒かった。ロヴァニエミのケミ川の上にかかるLumberjack's Candle Bridgeという橋がgoogle mapでポイントされていたので、綺麗な場所なのかもしれない、と思い行ってみた。行って正解だった。見たことの内容なピンク色の空と川にその色が反射していた。30分ほど橋を渡りながら寒いのに何度も立ち止まって写真を撮った。途中でピンク色からうっすらと青色になったのも「美しい」以外に表せられない。そして、川の周りでは寝ている人もいた。寒いが、寝るのも十分理解できるほどの美しさだった。そして、また良いことが、大きな氷がぶつかりながら、みしみしっと音を立てながらゆっくり流れていた。こんなものが近くにある生活を一度はしてみたいと思った。

とにかく綺麗。
色のチェンジ。

橋を渡り切った後、Arktikumという博物館の近くを歩いた。川の近くは全てがきれいだった。暗くなってきたから帰ろうと思い林の中を歩いていたら、行き止まりになった。(私が選んだ道①が終わり、先は全部川になっているので、川の向こう側に行かなければいけなかった。川は凍っていたので5歩ほど歩けば道②に着きそうな距離だった。)いつもの私なら氷の上を恐る恐るわたるはずだが、ここで落ちたら凍えて大事になると思い、元来た道①を戻り②を歩いた。(実際、何回か片足で氷の固さを確認した。それでも危険を察知できるほどの寒い気候だった。)
その散歩もずっと綺麗だった。16時過ぎにはかなり暗くなったので少し怖かったが、犬の散歩をしたり立ち話をしている人などもいてそれほど危険を感じなかった。とにかく静かだった。

散歩して通りかかった。

その後、もう一度Lumberjack's Candle Bridgeを渡り、クリスマスツリーがある場所に行き、確認して、次は、街中に戻ろうとした。が、何度も同じ橋を渡るのもつまらなさそうだったので、次は、Ounaskoski Railway bridgeに行った。途中で何も持たず歩いている人を見かけた。フィンランド人の散歩だと思う。こんな寒い中散歩ってすごいなと思うが、私の友達もよく散歩しているのを知っていたので、フィンランドは散歩文化があるのか、と少し思ったのを覚えている。

静かな場所に大きいツリー


その橋を渡り終えたのは17時より前で、まだまだ友達との集合時間までは時間があったので、教会に行ってみることにした。すると何やら、人がすごく多くいた。試しに入ってみる。入口のおじさんに「これは何の集まりかと尋ねたが、確か英話は話さない人だったようで、とりあえず入った。すると、少し若めのおじさんが、教会の中を見たいのなら見てもいいよ、と言ってくれた。そして、あなたは日本人ですか?と聞かれてびっくりした。なぜ分かったのか聞いたら、「日本人ぽかったから」と言われた。ちなみに、その日は選挙だったらしく、教会の一番前には人が椅子に座り、若者からお年寄りまで投票をしていた。(私の英語の発音のせいで、「私も投票できますか」ということを言ったように聞き間違えられ、「No~できないよ(笑)」と言われたのは恥ずかしかった。そしてなぜかその時に、もっと英語話せるようになりたい!!と強く思った。)

賑やかだった。

その後、友達との待ち合わせ場所であるマクドナルドへ行った。世界最北端のマクドナルドである!なんとなく綺麗ではない感じはしたが、トイレが広くてびっくりした。
ちょうど私が入るときに友達の一人と合流した。私はマクドナルドのメニューで、安めのものを探していたら、「ハッピーミール」を見つけた。(当たり前だが、ハッピーミールは子どものおもちゃ付きのセットである。)私は、どうしたことか、これは、どんなセットですか?と店員さんに聞いた。すると、店員さんは苦笑いしながら説明をしてくれた。そして私は微妙に聞き取れたので、じゃあ、これにします、と言ってしまった。そしたら、店員さんも苦笑いしながら、(今思うと笑いをこらえている顔だったような気がする。)バーガーはどうしますか?と聞くので、チーズバーガーを頼み、そして、おもちゃはどうしますか?と聞かれ、そこで私はハッピーミールって子供用のセットか!と思い出した!そしてすぐにキャンセルした。
最終的にはチーズバーガーを頼んだ。暖かい場所で避難できた感じがして安心した。もう一人の友達を待ちながら、友達が日本語を学びたいということで一緒に会話したりした。そして、最北端のマクドナルドのポストカードを友達が店員さんからもらったらしいのでそのうちの一枚をもらえた。

マクドナルド巡りが本格化してきたのを実感した。

3人目の友達が合流してから、一息つき、その後はバスに向かった。
ここからバスは12時間ほど乗る。そしてコンセントをつなごうとしたら、上手くつながらない。隣の人も後ろの人もガチャガチャやっている。運転手に聞きに行ったら、コンセントが壊れている、すまないと言われた。そして私のやることは寝るだけになった。奇跡的にモバイルバッテリーがあったので少しだけ携帯は使えたが、元から充電は少なかったのですぐに寝ることにした。

何度か起きたが、着いたときはKamppi駅に着いていた。これで私の旅は終わった。

Missä haluat asua tulevaisuudessa?(Where do you want to live?):将来はどこに住みたい?

今日の曲はKt Tunstall の 「It Took Me So Long To Get Here, But Here I Am」  
ここにたどり着くまで時間がかかったけど、ついに来たわ!という曲名。静かなロヴァニエミの雰囲気には合わないかもしれないが、人生に明るさをもたらしてくれる曲。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?