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912 ミニマリストだから という強み

こんにちは!
(一社)全日本ミニマリスト協会です。

【ミニマリストだから という強み】

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ミニマリズムを学ぶことで、自分の一時的な欲求を満たしたとて一瞬で失われることをに気付きました。
何か新しい物を手に入れたとしてもその満足感はほんの一瞬で、翌日にはその嬉しさなんか忘れているのです。

時間が経てば経つほどに、所有したことへの喜びは忘れ、また新しい何かを求めている。
そいやって永遠に手に入れ続けるのです。

そうやって自分の価値観と向き合っていく中で、僕自身の「幸せ」や「満足感」を満たしてくれることは一体何なのか?ということを考察する機会がたくさんあり、その結果として出てきた答えは
『誰かのためになること』
だと気付きました。

誰かのためになるというとてもざっくりした表現ではありますが、その定義は人それぞれです。

例えば僕の場合は、《見返りを求めないギブの精神》で誰かのためになる、誰かのために行動を起こすことが人生において大きな幸福です。

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日常でよくあることは、例えば大切にしたい人の誕生日だったとして何か自分なりにプレゼントを考えます。
この時、ミニマリスト的な思考を持っていると《形に残るもの》はとても渡しづらいし、受け取りづらい。

プレゼントにおいて大事なことは、こっちが何を渡したいのかより、受け取る側がどう思うのかということが第一であり、例えば形に残る器とかは、趣味嗜好が違ったり好みが違ったり、器なんか現代人はたくさん持っているので、真新しい器なんかありきたりすぎることになるのです。

やたらとマグカップが多い家があるでしょう。

買うことより受け取ることが多く、しかも人の想いが乗るとなかなか捨てに捨てられないという悪循環が生まれるのです。
(器が好きという人の感情論は抜きにして)

であるならば、いわゆる「消えもの」が良いと考えています。

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ただ僕は渡す側に回ることはよくありますが、受け取ることはあまりしたくありません。
ここでミニマリストの強みが発揮されます。

もちろんプレゼントなどをいただけるのは大変嬉しいことですが、基本的に僕は《渡して終わり》にしたいと思っています。

が、渡せば渡すだけ人の繋がりはありがたいもので、「何かお返しに」と返礼をいただけることもありますが、このときによく使う言葉があります。

『ミニマリストなので、何もいりません。渡すだけで僕は幸せです』

これがとても力になり、お礼を受け取る必要が無くなるんですね。

お礼はとてもありがたいです。
でも僕は、ただ渡したいだけなのです。

しかも僕の場合、自家焙煎のコーヒーという武器があるのでほぼ手作りでオリジナルの物を創ることが可能なので、より想いを込めることができます。
これを美味しく飲んでいただけたら、それだけで僕は幸せ。
(コーヒー嫌いな人にはもちろん渡しません)

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あくまで僕の例なので参考にはならないですが、
物を求めるより与えたほうが、実質的な幸せが長続きするのは研究でも明らかにされています。

僕は自分の物を求めるより、もっと幸せになれる方法を知っていて、それを実践しているだけなので誰にでもあてはまることはありません。

ただ、見返りを求めて施すようならば何もしないほうが良いし、物事を損得で考えて行動しているならばそれを見透かされる時が必ず来ることがわかっています。

自己犠牲の上に成り立つ施しは長続きしないため、自分の心とバランスを取りながら行動することは絶対ですが、僕にはそれができる力があるのです。

何かを受け取るとき、ありがたいという感謝の気持ちを持ちながらただ渡すだけ、与えるだけで僕は十分幸せであることを伝えると、相手に考えさせる時間を作ってもらう必要がなくなるので、僕は与えるだけで満足できるのです。

これが僕の幸せの形なのです。

自分を満たした上で、受け取るより与える側。
どちらの立場が、自分にとって幸せでしょうか。

人生の最後を考えた時、たくさんの人に与えてきたという人生のほうがなんだか誇らしく思えませんか。

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