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【アレスグッド アドベントカレンダー25日目】人生で最も濃い一年

🥳このエントリーはアレスグッドの Advent Calendar 2022 という企画の25日目の記事です。

こんにちは!
アドベントカレンダーのトリを務めさせていただきます、アレスグッド代表の勝見です。

2020年11月にたった一人で創業したアレスグッド。
気が付けばあれから2年が経ち、今年でメンバーも約35名にまで増えました。そんな2022年ももう終わりを迎えようとしています。

今回の記事では、私が今年取り組んだこと、組織について思うこと、来年頑張りたいこと等についてまとめていこうと思うので、読んでいただけますと幸いです!


今年取り組んだこと

今年取り組んだことは大きく4つあります。

まず、会社のグロース
「エシカル就活」というサービスをより多くのユーザー、企業様に届けるために、徹底的にサービス価値の追及に取り組みました。
実際にローンチから一年が経過し、エシカル就活を使ってくださった企業様からは、続々と採用結果をはじめとした良いトラクションが徐々に出てくるようになり、「今まで出会えなかった候補者の方に出会えました!」や「すごく優秀な学生を採用することができました!」という嬉しいお声もいただきました。
同時に、学生からも「今まで出会えなかったエシカルな企業、今までの自分とは異なるフィールドの企業さんに出会えて、満足のいく就活をすることができました!」という素敵なお声が上がっていて。
こういった声を聞くことで、プロダクトを良くしていこうという想いがより強くなっていきました。


二つ目は、優秀な仲間が増えたことです。自分よりも一回りも上で、かつ経験豊富な優秀な方々に仲間になってもらえたことが大きかったです。
どのように採用したかでいうと、とにかくあらゆる手立てを使って泥臭くアプローチを続けました。
地道にやってきたことがようやく花開いたというか。
この「仲間が増えた」ということが、何よりも自分の中ではモチベーションにも、事業のグロースにも繋がりました

また、今までは自分がフロントに立ってガンガン回していたけれど、徐々に起業家から経営者へのマインドのシフトが必要だと実感しています。
自分よりも優秀な人にいかに気持ちよく働いてもらえるか、最大限パフォーマンスを発揮してもらえるか、可能性を引き出せるか、というマネジメントを意識していました。


三つ目は資金調達です。
今年は第三者割当にて総額1.3億円調達させていただき、新しいステークホルダーが増えました。
自分自身がこれまで信じてきた未来や実現したい世界を応援していただきとても嬉しく思います。詳しくはこちらの投資家総会をご覧ください。


四つ目はUSの進出です。
具体的にどんなことをやるかは未定ですが、私たちアレスグッドの掲げるミッション、「テクノロジーで産業界のSXを加速させる」というのを達成するためには、アメリカやグローバルは絶対必要になってきます。10年後、20年後を見据えたときに、間違いなく今僕が時間を作らないといけない領域だと思います
進出に向け、今年8月にはシリコンバレーに1ヶ月滞在し、現地のカルチャーやグローバル基準の会社の作り方をインプットしてきました。
11月末から今週頭にかけての2度目の渡米では、自分が持っている仮説をもとに、合計6州の大学を訪問。ビジョンをより明確にするために、これからの価値観、就業観をいろんなZ世代に聞いてきました。
来年からはもっと具体的に日本とアメリカ双方で事業を展開していくことになると思います。


会社や組織に対して思うこと

メンバーの話

ありがたいことに、自分の今のこの組織には明らかに良い人が多いです。ここで言う「良い人」とは温かい人のことであり、実際に他のメンバーからもそういう意見が出ていて幸せなことだなと思います。
また、すごく優秀な人が集まっているなとも感じていて。我々の投資家からも、「シード期のスタートアップでこれだけトップクラス層の人が集まっているって、あまりないですよ」と言っていただけて誇らしいです!

メンバーには、「クレイジーであること」を求めています。「それクレイジーでしょ」ってなるかどうかは結構大事だと思います。人間って心地が良いと、丸くなっちゃうじゃないですか?
なので、「そこまでやる?!」みたいなクレイジーさはみんなにも期待したいですね。


組織の話

組織全体的な傾向として、これまではどちらかというとみんなでガーっと事業に取り組んでいました。でもこれからは、より自律分散型の各部門・各フィールドで、各自がプロフェッショナリティを持って事業をグロースさせていくのが大事だと思っています。

ここで大切になってくるのがコミットメントです。僕らの3つのバリュー、「Respect & Trust」「User First」「Entrepreneurship」をどれだけ自分の言葉にして行動できるか、体現できるか、が大事だと思っています。

且つ、カルチャーをどう醸成できるのかというのが自分の中でのミッションであるとも感じています。これは23年にもミッションとして掲げていきたいのですが、ビジョンとカルチャーをどうやって浸透できるのか、そこに尽きるなと思っています。より一人一人が自分の強みを活かして成長できる土台づくりが大事であり、アレスグッドはそこに関してまだまだ伸び代がある組織です。そこを基に、行動指針となって動ける状態を作っていきたいですね。これは全部のスタートアップの課題とは思うのですが。

また、エンジニアのDEIも頑張りたいです。現状として、エンジニアチームには日本人の方が多く、英語を話すことに対する障壁が多少ある状態です。ただこれはオーガニックでヘルシーな障壁、新しいことに挑戦しようとして生まれる快適でない状態だと思っていて、いかに組織が変化し続けられるのかが伸び代かなと思います。ジェンダーをはじめ、国籍のダイバーシティ等ももっと取り組んでいきたいですね。

もう一点、余白も大事だと思っています。オフィス出社でなくとも、余白をどう作るのかがマネジメントイシューだなと感じました。というのも、今年はその人の人柄や状況が、余白によってジャッジできるケースが多かったと感じていて。そのため、そういった余白をどうやって生み出せるのか、生み出せる組織にするのかを考えていきたいです。


組織作りで大切にしていること

組織作りにおいては、とにかく「自分より優秀な人を連れてこれるか?」が大事な気がしています。「自分より優秀な人を連れてこれる才能」って、ワクワクさせるだとか、ストーリーテリングみたいなところだと思っていて、その能力があればあるほど強い組織になれると僕は思っています。
未来志向の組織はきっと伸びるので、どうやってそれを実現するか、ポジティブ・楽観的でいられるかということはすごく大事だと思いますね。

あとは役割も大事ですよね。自分が足りていないところを補完できる組織、頼り合える組織が強いと思います。先ほども書きましたが、まさに「自律分散型がワークしている組織」を目指していくのが組織作りにおける重要な観点だと思います。



今年を振り返ってみて

今年は優秀な仲間がジョインしてくれ、大きく自分の役割も起業家→経営者に変わり、経営者としての未熟さを痛感する一年でした。

ただそれはすごく良いことだと思っていて、確かに自省や内省も大切ではありますが、とにかく目の前のことを150%やり続けるということが大事なんじゃないかなと思います。

CEOとして今年すごく学んだことは謙虚さ泥臭くあるということ。
僕は何者でもありません。学生起業ですし。
逆にその「何者でもない」ということが強みで、スポンジみたいに吸収できるしなんでもできちゃうんですよね。とにかく頑張れば良い。
一定優秀な人の成長角度は大体見えてくると思うのですが、何者でもない人の成長角度は未知数だと思うんです。とにかく頑張れば良いというところの普遍の法則に気がつきました。「素直であるか」は結構重要だと思います。

また、「未熟さ」を感じる瞬間もものすごく大事だと思います。
人間は自分に満足してしまうと、成長角度が落ちてしまいます。どれだけ自分が未熟かどうか、シャワーみたいに「未熟」を浴びるのが重要なんじゃないかなと。
自分から120%MAXの未熟のシャワーを浴びられるかどうかがその人の人生を左右すると思います。踏み出す覚悟があるかどうか、未熟さを受け入れられるかどうか。多くの人は躊躇するし、出ようとしないと思うのですが、未熟な自分を受け入れる覚悟があるかどうかが大事だと思います。
創業者自身の成長角度が会社の成長速度を大きく左右すると思います。来年も今年以上に走り続けていきたいです。


まとめ

スタートアップを始めて2年目ですが、今年は僕が24年間生きてきた中で最も濃い1年となりました。
今の会社成長は間違いなくメンバーや投資家のみなさま、ユーザーの方々、導入企業様など様々なサポートがあったからこそだと思っています。常に感謝の気持ちを忘れず、来年も突き進んで参ります。


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