積水ハウスで家を建てた話⑥～お金～

持ち家　vs　賃貸？　結論は出ている

結論からいってしまおう

持ち家は贅沢品である。高級外車や時計、ファッションと同類である。ただ、それに価値があると思うのであれば「ぜいたく品」として人生の満足度を高めてくれるだろう。資産家や不動産王のように資産に恵まれている人ならまだしも、年収数百万という一般的な世帯にとっては購入してしまえば一生をその家のローン返済にあてることになってしまう。地価が年々あがっているような都心の住宅地や一等地なら値上がりも見込めるだろうが、人口減少が進み「家余り」となるこれからにとっては家本体の値上がりは基本的に見込めない。マンションだってそうだ。

家は「資産」だから・・・

資産とは、我々のフトコロにお金を運んできてくれるもののことである。株や債券などがわかりやすい。持ち家はどうだろうか？サイフから毎月ローン分を抜いていく存在でしかないので、ローンを組んでいる場合は間違いなく「負債」である。一括購入や支払い済みであっても、メンテで定期的に維持費がかかるわけで、ローン残債がなくても「負債」であることには変わりない。自家用車もそうだ。

アパート「購入」はありかもしれない

支払いが発生するのは賃貸だって同じこと、だったら持ち家に・・・という考えは理解できるが賃貸は修繕費や固定資産税などがかからない、それにどうせ買うならアパートを1棟買ってしまって、入居者からの収益でローンを返済しつつ、自分もその1室に入居してしまうというのが賢い方法だろう。家賃という固定費がゼロになるメリットはとてつもなく大きい。

ローンは月々の支払だけではない

持ち家の場合、支払いはローンだけでは済まない。

不動産取得税　家・土地
固定資産税　家・土地
鉄筋も木造も大差ないが、木造のほうが経年で固定資産税が安くなる。こんな話はハウスメーカーからはでてこない。一般的に木造or鉄筋どちらかを扱うが、いずれも扱っているメーカーもあるため鉄筋を推される場合はこの話を相談したほうがいいだろう。

実際には税金を考慮すると支払いは

月々のローン　＋　1～2万

と、考えておいたほうがいい。我が家もローンだけ見て今より+1万くらいなら、と思っていたが上記に気づいたころには契約済、知識が身に着くころには引き返せない状態になっていることが多いというのはよくある話ではないだろうか。

つづく