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出ない杭は踏まれる?

アメリカのことわざに
“The squeaky wheel gets the grease.”
「音がうるさい車輪ほど、油をさしてもらえる」
というものがある。
確かに、調子が悪かったり、
困ったことがあったりしても、
何も言わなければわかってもらえない。
騒いだ人ほど気づいてもらえて、
得をすることも多いだろう。
しかし、ちょっと待って…。
日本には「出る杭は打たれる」という、
逆のことわざがあるが…?

この辺がアメリカと日本の
文化の違いなのだろう。
アメリカでは“沈黙は美徳”ではないし、
“おとなしい”ことも褒め言葉ではない。
自分の意見を言えないと、
“何も考えていない、頭が空っぽな人”と
思われる場合もあるし、
不調だったり、文句があったりする場合でも、
このことわざのように、
がまんして損をするよりは、
どんどん訴えて気づいてもらった方がトク!
というお国柄だ。

気遣いが必要ないほど、みんな、
どんどん自分の希望を口に出す。
言っている内容はと言えば、
ちょっと理不尽だと感じる時もあるが、
とにかく言ったモン勝ち。
だからアメリカは訴訟大国なんて
言われるのかもしれない。

とにかく、“出る杭は打たれない”どころか、
アメリカでは“出る杭は得をする”し、
逆に、“出ない杭は低すぎて、
目に入らないから踏まれる”
なんてこともありそうだ。

アメリカでは“杭”ではなく、
“うるさい車輪”に例えられているけれど、
うるさくキーキー言う時は、
皆さんけんか腰ではなく、
“にこやかにハッキリ”という態度の人が多い。
笑顔ではっきりと苦情を言う術を覚えられたら、
アメリカでは怖いものなしだ(本当か?)。

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