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懐かしい過去の記憶は月が表す

こんばんは、アレクサンドリアです。

先週のことになりますが、家から車に乗って高速道路を走って1時間ぐらいの大きな公園に、犬を連れて出かけました。

その公園に前に行ったのは、おそらく3年以上前になります。
かなり久しぶりでした。

高速道路から見る景色は代わり映えのしないもので、ビルや建物の間を車は走っていきます。それをぼおっと見ていました。

一般道に降りてからのことです。私はいつも、郊外を車で走ると懐かしい気持ちになりますが、それは自分が生まれ育った町の風景に似ているからでしょう。

まだ無意識に風景をみていた目が、ぱっと開いて、一気に鮮やかな色彩が目に飛び込んできたのは、田植えを終えたばかりの水田にキラキラ光る水面を発見したときでした。

「田んぼがある!そうか、田植えの季節だったんだ!」と興奮して話し、運転席の夫はとても冷静に、「そうだね。」といいます。

私の記憶は、さらに昔の子供の頃に戻りました。父の実家の周りには田んぼがあり、子供の頃、いとこたちとあぜ道で遊んだことがあります。
そのときの田んぼは、稲穂は刈られていてカラリとしており、お正月の親戚の集まりで、季節は冬。
あるいは、田んぼにはれんげが生えていて、まだ田植え前の5月上旬、地域のお祭りの季節。

一方、母の実家は町の方だったので、商店街を人々が賑やかに行き来していて、角のパン屋さんのコッペパンをいとこと買いに行って美味しかったとか、色々なお店の記憶があります。

私はそのような、おそらく小学生ぐらいまでの記憶が甦ると、無性に懐かしくノスタルジックな気分になり、何とも言えない幸福感を感じます。
実際は、楽しかったことと同じぐらい、悲しかったこともあっただろうに、思い出すのは楽しかったことばかりです。

これは占星術的には、月のエネルギーでしょう。
月の年齢域は生まれてから7歳頃までで、まだ他の天体はそれぞれの年齢域に達していないため、この幼少期は月の影響がもっとも強く出ます。
月は、その後も生きているかぎりずっと、感情や習慣、日常生活、無意識を司り、過去の記憶も月が表します。

私はこのドライブ中、ずっと月意識でいたということでしょう。
ドライブ中どころか、月はプライベートな自分を表すので、休日のリラックスした時はずっと月でしょう。
ただ、たとえば田んぼを見て、「あの田んぼは何ヘクタールあって、何トンぐらいの米が取れそうだ」などと考えることは、既に月ではなく、水星のエネルギーに移行しているかと思います。

月からは、安心感や幸福感も得られるので、月は大切なものだと思います。
ただ、たとえば月(過去)に囚われすぎて前に進めないとか、月(不安感)でいっぱいになり苦しいとかの場合は、太陽の未来志向で意識的に進んでいくことが大事になるかと思います。

人が幸せに生きていくには、楽しかった思い出と、未来の希望があれば良いんじゃないかと思ったりします。もちろん、現実面も大事ですけどね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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