人魚飼いのアイキ

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人魚飼いのアイキ (12)



 「…マーちゃん、…マーリン!!!」

 アイキは、彼女のもとへ駆け寄った。 すると、マーリンも、アイキに会いたがっていたらしく、「アイキ~!!!」と、声をかけてきた。

 そして、2人は、海岸にて、再会を果たした…が、「…あのね、アイキ…、私…、もうすぐ…、海と…、一緒に……なる…の。」 

 「…えっ…、どういうことだよ、マーちゃん!?」

 「…私の…、秘密…、ばれちゃった…から、そう…

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人魚飼いのアイキ (11)



 アイキが怒り出した、その途端、道に落ちていた、マーリンのペンダントがいきなり、光り出した!

 (…アイキに届いて! お願い!! 私は、学校の近くの海岸にいるの!!)

 「…えっ、そうなのか? うん、分かった。」

 アイキは、マーリンのペンダントを持ち、マーリンと、又、もう一度会うことを誓い、学校の近くの海岸へ向かうことにした。

 …だが、しかし、これが、”2人にとって、もう…。”とい

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人魚飼いのアイキ (10)



 第3章:突然の別れ。

 そして、翌日…。 ヨシダのことを知らないアイキは、学校のプールへ向かい、マーリンに会いに行こうとした…。

 しかし、既に、マーリンの姿はプールから無く、アイキは、只々、驚きを隠せずにいた…。

 「…マーリン、どこだ!!!」

 アイキの声だけが、プールに響き渡る…。

 それから、アイキは、自分のスマホを何となく、眺めていた。

 …すると、昨日、ヨシダが、SN

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人魚飼いのアイキ (9)



 その夜、男こと、”ヨシダ”は、彼の自宅にて、とあることをしていた。

 なんと、彼は、自分のSNSにて、マーリン(人魚)の写真を、アップロードしてしまったのであった!!

 「…フフフ、頭かくして、尻かくさずと言うけれど、人魚は、頭も、尻も、かくすことは、出来なかったようだな!」 ヨシダは、”隠し撮り”も上手らしく、マーリンの頭と尾を、その隠し撮りで撮影していたという。

 「…いやぁ、これ

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人魚飼いのアイキ (8)



 とにかく、マーリンは、底深くまで潜り込んだ。 これは、”拒絶(きょぜつ)”といっても、いい位である。

 「アイキのような、心優しい人も、いれば、あんな、みっともないことをする人もいるのね…。」

これが、マーリンが、今、思っていることであった……。

…しばらくして、男が去ったのを確認して、再び、プールの底から、浮かび上がってきたマーリン…。

…しかし、これが、彼女の、”油断”と、なって

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人魚飼いのアイキ (7)



 その影は、人魚のマーリンだった。

 「見つけたぞ、人魚!!!」

そして、男は、マーリンを強引に連れ出そうとした。

 「…ちょっと、止めてくれる?!」 人魚は突然のことに驚き、うろたえていると、「ちょっと、僕、君のことが気になるんだ、プールから、あがってきてくれない?」 

男がマーリンの手に触れた途端、彼女は、精一杯拒否して、すぐに男の元を離れようとするのだが、男は、すぐに追いかけてく

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人魚飼いのアイキ (6)



 第2章:ヨシダ

 そして、とある、曇りの日……。

 一人の男が、プールに入り込んできた。

 「最近、人魚のことを調べていてな……。 ちょっと、理由(ワケ)あってだけど。」 男は、こう言いながら、プールを眺めていた。

「……まさか、人魚なんて、こんな所にいるハズが……、……えっ?!」

 男は、どうやら、プールで、”何か”を、見てしまったらしい……。

 「……人……魚?」

プールで

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人魚飼いのアイキ(5)



 とりあえず、”2人だけの秘密”というということで、しばらくの間、マーリン…、あっ、マーちゃんも、隠れるのが上手で、僕以外の人が来てる時は、全く、姿を見せなかったんだ。

 だけど、僕が、1人だけになると、よく、プールから現れて、僕に会いにきてくれる…。

「うふふ、アイキ、今日は、わたしのペンダント、見せてあげる。」

「へぇ…、この六角形の星型のが、”それ”なのか…。 キレイだなぁ。」 マ

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人魚飼いのアイキ(4)



 そして、体育館の方を裏に回り、そこにプールがあるので、一旦、人魚を助けるために、プールに放すことにした。

 …すると、人魚は、みるみる意識を取り戻して、僕に声をかけてきたのだった。

「…ありがとう、助けてくれて。」 僕は、少し、人魚と話をすることに決めた。

 スマホを取り出して、”テキトーな言い訳”を考えて、一時間目だけ、授業をサボり、僕は、人魚を見つめながら、僕の名前(本名は、”村部

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人魚飼いのアイキ(3)



 …勿論、周りからは、「何だ、こいつは…?」という目つきで見られてしまった…。

 しかし、普通の人間だろうが、そうでなかろうが、助けなきゃ…、という気持ちは、やはりある訳で…。

 とにかく、周りからの白い目を気にしている場合ではなかった、今の僕は。

 「この人魚を助けたい」という一心で、高校へと入っていき、人魚にとって、安心して過ごせる所だったら、”水がある場所”…。

 「そうだ、”あ

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