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おおかばろか
2021年2月9日 20:16
「…マーちゃん、…マーリン!!!」 アイキは、彼女のもとへ駆け寄った。 すると、マーリンも、アイキに会いたがっていたらしく、「アイキ~!!!」と、声をかけてきた。 そして、2人は、海岸にて、再会を果たした…が、「…あのね、アイキ…、私…、もうすぐ…、海と…、一緒に……なる…の。」 「…えっ…、どういうことだよ、マーちゃん!?」 「…私の…、秘密…、ばれちゃった…から、そう…
2021年2月8日 17:08
アイキが怒り出した、その途端、道に落ちていた、マーリンのペンダントがいきなり、光り出した! (…アイキに届いて! お願い!! 私は、学校の近くの海岸にいるの!!) 「…えっ、そうなのか? うん、分かった。」 アイキは、マーリンのペンダントを持ち、マーリンと、又、もう一度会うことを誓い、学校の近くの海岸へ向かうことにした。 …だが、しかし、これが、”2人にとって、もう…。”とい
2021年2月5日 17:11
第3章:突然の別れ。 そして、翌日…。 ヨシダのことを知らないアイキは、学校のプールへ向かい、マーリンに会いに行こうとした…。 しかし、既に、マーリンの姿はプールから無く、アイキは、只々、驚きを隠せずにいた…。 「…マーリン、どこだ!!!」 アイキの声だけが、プールに響き渡る…。 それから、アイキは、自分のスマホを何となく、眺めていた。 …すると、昨日、ヨシダが、SN
2021年2月4日 17:19
その夜、男こと、”ヨシダ”は、彼の自宅にて、とあることをしていた。 なんと、彼は、自分のSNSにて、マーリン(人魚)の写真を、アップロードしてしまったのであった!! 「…フフフ、頭かくして、尻かくさずと言うけれど、人魚は、頭も、尻も、かくすことは、出来なかったようだな!」 ヨシダは、”隠し撮り”も上手らしく、マーリンの頭と尾を、その隠し撮りで撮影していたという。 「…いやぁ、これ
2021年2月3日 17:10
とにかく、マーリンは、底深くまで潜り込んだ。 これは、”拒絶(きょぜつ)”といっても、いい位である。 「アイキのような、心優しい人も、いれば、あんな、みっともないことをする人もいるのね…。」これが、マーリンが、今、思っていることであった……。…しばらくして、男が去ったのを確認して、再び、プールの底から、浮かび上がってきたマーリン…。…しかし、これが、彼女の、”油断”と、なって
2021年2月2日 19:10
その影は、人魚のマーリンだった。 「見つけたぞ、人魚!!!」そして、男は、マーリンを強引に連れ出そうとした。 「…ちょっと、止めてくれる?!」 人魚は突然のことに驚き、うろたえていると、「ちょっと、僕、君のことが気になるんだ、プールから、あがってきてくれない?」 男がマーリンの手に触れた途端、彼女は、精一杯拒否して、すぐに男の元を離れようとするのだが、男は、すぐに追いかけてく
2021年2月1日 17:03
第2章:ヨシダ そして、とある、曇りの日……。 一人の男が、プールに入り込んできた。 「最近、人魚のことを調べていてな……。 ちょっと、理由(ワケ)あってだけど。」 男は、こう言いながら、プールを眺めていた。「……まさか、人魚なんて、こんな所にいるハズが……、……えっ?!」 男は、どうやら、プールで、”何か”を、見てしまったらしい……。 「……人……魚?」プールで
2021年1月29日 16:21
とりあえず、”2人だけの秘密”というということで、しばらくの間、マーリン…、あっ、マーちゃんも、隠れるのが上手で、僕以外の人が来てる時は、全く、姿を見せなかったんだ。 だけど、僕が、1人だけになると、よく、プールから現れて、僕に会いにきてくれる…。「うふふ、アイキ、今日は、わたしのペンダント、見せてあげる。」「へぇ…、この六角形の星型のが、”それ”なのか…。 キレイだなぁ。」 マ
2021年1月28日 17:08
そして、体育館の方を裏に回り、そこにプールがあるので、一旦、人魚を助けるために、プールに放すことにした。 …すると、人魚は、みるみる意識を取り戻して、僕に声をかけてきたのだった。「…ありがとう、助けてくれて。」 僕は、少し、人魚と話をすることに決めた。 スマホを取り出して、”テキトーな言い訳”を考えて、一時間目だけ、授業をサボり、僕は、人魚を見つめながら、僕の名前(本名は、”村部
2021年1月27日 16:16
…勿論、周りからは、「何だ、こいつは…?」という目つきで見られてしまった…。 しかし、普通の人間だろうが、そうでなかろうが、助けなきゃ…、という気持ちは、やはりある訳で…。 とにかく、周りからの白い目を気にしている場合ではなかった、今の僕は。 「この人魚を助けたい」という一心で、高校へと入っていき、人魚にとって、安心して過ごせる所だったら、”水がある場所”…。 「そうだ、”あ
2021年1月20日 15:54
通学途中、僕の背中に、雫がかかり、ふと、後ろをふり向いてみたら、なんと、そこには、”人魚”の女性が、地面に叩きつけられたかのように、倒れていたんだ!「…人魚? 信じられないけど、本当にいたんだ…。」僕は、驚きながら、この人魚の女性を救出することにした。 やっぱ、困っている人は、例え、人間でなくても、助けるべきだよな…、と思いながら。 そして、どうしたらいいのか、考えながら、高校へ
2021年1月19日 16:25
(↑ 表紙です) 第1章:人魚の少女 「行ってきまーす!」 僕は ”アイキ”。 高校生である。 いつものように、朝早く起きて、自宅から、徒歩で15分位かかる高校へ通う…。 そこまでは、本当に、いつもと全く同じ流れだった。 …しかし、途中で、とんでもない、”出会い”があった……。 そこ”だけ”は、いつもと、全く違っていたのだ…。(続く)-------------