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枕元で降る雨に耳を澄ませて。

毎年訪れるこの時期は、外に出れば雨が続いてるのに、最近は部屋の中でも雨を降らせてる。

でも部屋の中でしとしと降る雨はどこも濡らさない…。葉を伝う雨粒も濡れた地面も見ることは出来ない、ただ耳元から頭の中へと雨の世界に導いてくれるだけ。


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AM3:29

静止画みたいに動きのない静かな部屋の中、小さな明かりを灯した間接照明を横目に、いつもながらこんな時間にnoteを書いてる。

毎度毎度こんな遅くに書かなくてもと、自分でも思うけれど、眠れないから仕方がない。それに夜の方が言葉を見つけやすくて書くには最適な時間だと、自分では思ってる。

こんな時間にnoteを書いてる人はどれくらいいるんだろう…。たぶんほとんどいないんだろな。

眠れない夜は、先の見えない果てしなく続く道をだだ闇雲に歩いてるみたいだと思う。

何でか分からないけど、その時はいつだって突然やってくる…。

眠れない、とにかく眠れない。「あれ、どうやって眠るんだっけ。」と不可思議な疑問が頭に浮かんでくるくらいに目が冴え渡り、『今からプラスで24時間起きていなさい。』と言われても、「全然大丈夫です!」と即答出来るくらいに夜はねむたくない。

自分の体内時計がずれているのか、もしかしたら自分は軽い睡眠障害なのかもと思ってみたりしつつも、「いやいやきっとコーヒーを飲み過ぎてるせいだ。」といつも思い直すようにしてる。

昔から記事を読んで下さってる方は、ご存知かもしれないですけど、私はふつうの人が飲む1.5倍から2倍くらいのコーヒーを1日で飲みます…。

コーヒーを飲むのやめなよ。って話なんですけど、コーヒーだけはどうしても1日の内に何杯も飲まないと気が収まらず、どうにかして眠れるようになりたいと、自分なりに模索して行き着いた先が、この音楽でした。

この雨音と綺麗なJAZZがなんとも言えない相乗効果を生み出していて、真っ暗で静かな部屋の中を一気に心地良い空間に、仕上げてくれるんです。

私の中でのイメージは、山奥の中にひっそりと佇む一軒のJAZZcafeで深夜にひとり、コーヒーを啜りながらぼーっと過ごしているような映像が頭に浮かんできて、目を閉じても果てしなく続く道しか見えなかった私を、眠りの世界へと導いてくれました。

もしこの記事を読んで下さってる方で、眠れない日があれば、真っ暗で静かな空間でこの音楽を流してみて下さい。きっと眠りへと誘ってくれると思います。

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今はこの音楽なしには眠れない。

雨音ってなんでこんなにいいんだろう…。ぽつぽつと地面を打つ音が、ゆるやかに波を打つ心音に似てるからなのかなと最近思ったりする。

今は音と映像だけしかないけど、いつか雨に濡れた地面の匂いや頬を伝う雨粒の感覚も、部屋の中で味わえるようになったりするのかな。

そう遠くない未來、いつかそれも当たり前になるんだとしたら、今から楽しみで仕方ない。

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