アルチ

人の目なんて気にしない 気にしたって仕方がない 誰の理解も求めない 誤解されてもかまわ…

アルチ

人の目なんて気にしない 気にしたって仕方がない 誰の理解も求めない 誤解されてもかまわない 我が道だけを突き進む 邪魔されたって関係ない 今まで会った人たちに そんな人だと見られたい

マガジン

  • アルチノテ~アルチノカナタ~

    私は思う

  • アルチノテ~アルシノハカバ~

    短文

  • アルチノテ~アルカワヤナギ~

    或川柳

最近の記事

限りある自由を 限りない杞憂を そうだ!どうだ?と 謳歌しようか ………そんな効果  

    • 能 脳 膿  

      それじゃないだの味しないだの 噛んだガムなら吐き捨ててくれ あれに冷めたりこれに飽きたり 止んだオレなら切り捨ててくれ 目にしたいならすればいい たかり根性かなり尊重 背にしたいならすればいい ドレもそうだしオレもそう 頼まれんでも保たれんでも そうだ淘汰と叶えや騒げ 顔は笑んでも名を揚げんでも 王だ郎だと放てや我が値

      • 別のナニカ

        変わらずにはいられないものがある。そう簡単には変わらないものがある。闇と光の巡る中、破壊と創造は繰り返される。次なる形を成す、そのもとで、未知なる産声が聞こえよう。それは人に関するものか……あるいは別のナニカ…… 本州で唯一、千葉県には野生の熊が生息していないそうである。13000年さかのぼっても、その痕跡はないとされている。おそらく、13001年前まで千葉に生息していた熊たちのあいだで大流行した、バトル・ロワイアルの最後の二頭の一騎討ちが、互角の闘いが続いた後、相討ちでの

        • IN THE RED〈後編〉

          バス停を通り過ぎ、交通量の多い広い道路までしばらく歩き続け、タクシーをつかまえて乗り込むと、運転手に自宅の住所を告げ、私は後部座席に深くもたれかかった。料金メーターの数字をゆるやかに上昇させながら、目的地までの最短経路をたどる車の中で、割に合わないことばかりと自分以外の誰かへの皮肉な言葉が思いついては止まらなかった。そしてタクシーは黄色信号でも止まらなかった。まさに時は金なりである。 ダイジョばないからといって、人に対して過度に嫌悪感を抱くかといえば、そうとは限らない。だか

        限りある自由を 限りない杞憂を そうだ!どうだ?と 謳歌しようか ………そんな効果  

        マガジン

        • アルチノテ~アルチノカナタ~
          30本
        • アルチノテ~アルシノハカバ~
          1本
        • アルチノテ~アルカワヤナギ~
          6本

        記事

          IN THE RED〈中編〉

          サルも木から落ちる 否、木から落ちまくっているサ……人物が、たまたま超高学歴なだけである。何日かは気まずい雰囲気が続くことを私は経験的に知っている。ご機嫌を損なう気持ちはじゅうぶん理解できるのだが、己の中にしか原因が見当たらないのであれば、そこで完結させて欲しいものだ。職場での能力と学歴は比例しない。 「ウチまで送ってくよ」 「ありがとうございます」 信号待ちなんて大嫌いと言わんばかりにグニャングニャンに曲がりくねった、のどかな風景の川沿いの道を、高濃度リコピン配合の

          IN THE RED〈中編〉

          IN THE RED〈前編〉

          口先だけで語る「ダイジョウブ」という言葉ほどダイジョばないことはない。 どれほどの知識、情報を得ようと、そこから発せられる言動には人間性がつきまとう。優れた食材を手に入れたとしても、それを活かすための能力は比例しない。そして高性能な車を所持したとしても、それを活かすための運転能力は比例しない。……そう、短絡的であることに無自覚な、ある者たちにとってはとくに…… 1日だけの仕事で向かうこととなった顧客の管理するビルの住所は、交通の便が悪く、とても憂鬱だった。しかし、その前日

          IN THE RED〈前編〉

          選ばれざる者

          人事を尽くす余地はないと、私は天命を待っていた。それはきっと一部を除く、多くの者にとっては運の要素が決定するアタリ、ハズレの話なのだろう。人生における、その割合とはいったいどれほどのものなのだろうか? 私に会社内の人事に関する権限など、もちろんあるはずもない。同じ班に選ばれし者たちは一定期間、任務をともにすることになる。能力、適正、他の班とのバランス、あらゆる要素を考慮した後、決定するのが望ましいと思われるのだが、わが社のそれは「酒の席で、くじで決めたんか?」っちゅうくらい

          選ばれざる者

          冤罪~私は悪くない~

          「AI技術のシンポには驚かされる」 実在する人物の姿形、音声、それらを合成させた動画を初めて見た時に、私は感動とともに一種の戦慄を覚えた。見分けがつかないのだ。 「ドクサイこそ生む、あるべき世界。崇高なる理念を提唱し、民の意識のトウイツを」 AIの叫びに 「アナタはワタシのニセモノよ。民主主義こそ理想の社会。すべての民にビョウドウを」 尊うAI 「どちらもワタシのマガイモノ。つむがなければハカナいもの。溢れる思いを奏でましょう、隠せぬ望みを叶えましょう、手を伸ばし

          冤罪~私は悪くない~

          記憶の力

          通行止である。朝の貴重な通勤時間、東の駅へと向かう最短距離の道に立ちはだかる工事中の標識。工事をしている場所よりも、もっと手前で通せんぼしといてくれたら、時間と体力の浪費はほんのちょっとで済んだのではなかろうか?けっこうな距離をUターンしてますよ私は。 南よりの左まわりの経路をたどり、線路をまたぐためにエレベーターに乗り込むと、こちらに小走りに向かってくる一人の女性の姿が見えたので、開くボタンを押したまま待機していると、その女性はなぜか私と目があった瞬間に、その目をそらしな

          記憶の力

          邪な落とし穴

          [1] ある物をはかる、ある者のかたる、意見、見解、考察などの、うがった見方は、時には共感を抱き、時には批判的な思いを抱かせる。後者を例えるならば、その者が、ある命題を掘り下げながら持論を1から10まで段階的に説明したとしよう。 [2] 1や2は理にかなっていると首をタテに振るも、3は筋道として腑に落ちない。4から8までは断片的には理解できるが3を踏まえたうえでの論理であり、また9では、かなり何言ってるか分からないのであれば、どれほど、うがった見方から導き出された結論である

          邪な落とし穴

          夜の素顔

          週末、午前中の休憩時間、シューティングゲームのコーチング動画を見ている私の向かいの席で、二人の上司がニヤニヤしながらお互いのお気に入りの女の子の写真をスマホで見せ合っている。幸せそうで何よりである。 私には対人関係が問題で職場を転々とした過去がある。社会適正に難があることは大いに自覚している。今の会社には辞めようと思うほどの敵意や嫌悪感を抱かせる人間は一人もいない。朝っぱらから、なんちゅう会話しとるんやと思うほどの人間なら目の前に二人いる。 正しくない人間を社会から排除し

          夜の素顔

          必然的パラドックス

          空想上の生き物、有識者。 仮に、そのヒューマノイドの理想形のひとつが実在するというのであれば、そこに数多の矛盾が生じてしまう。かつて数学者を志したこともあるこの私が理論的に検証してみよう。 かつての夢が、分数の割り算という概念の出現により、惜しくも儚く散ってしまったことは、いったい何度目の挫折の時であったろう?人生つらいことばかり。それでも己を奮い立たせて、本題を始めるとしよう。 博識、見識、良識といった観点から形成されるピラミッドの頂点に君臨するであろう有識者。しかし

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          光の正体

          人類の能力の限界値と真相への到達を目的とする思いの狭間で生まれた概念のひとつ。その名は真実相当性。 平日、とある動画の見過ぎで寝不足のまま、やっと乗り切り訪れた終業時刻、UFOの目撃談で見知れた顔ぶれの目を集める同僚。夜空に停空していた眩い光の正体を突き止めるべく、長机を囲んでの会話は盛り上がり、そして終わる気配を見せない。 ともに過ごした時間によって得た信頼度により、彼が嘘をついている可能性は無に等しいと誰もが思う、ある種の真実相当性。星や既存の飛行物体のライトと見違え

          光の正体

          色鮮やかに

          最近、暗いニュースばかりである。冷たい風にふるえ、星のない空におびえる、ふざける気も失せるほどに、お先、真っ暗である。そんな中、私のするべきことは何か?自分に問うてみた。この目に世界をより色鮮やかに映したい。そう願い、パソコンを改造することにした。無論、ゲームにしか使っていない。 グラボ、マザボ、電源ユニット、PCケースの交換。パーツがケースにおさまらなかった過去の失敗をもとに購入した、中身の見えるPCケースは想像以上に大きく感じた。組み立てが終わり電源をつけると、各パーツ

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          小説でも書いてみよう

          ボクは喫茶店で向かいの席に座るサトウにそう告げた。彼はその内容に興味津々だ。魔法使いや変身ヒーローが悪の組織と戦うようなファンタジーな物語が彼の好みだ。しかしボクの書きたい小説はそれとは違った。何気ない日常を深掘りしてゆくような内容にするつもりだ。 彼は言う。例えば男二人が喫茶店でコーヒーを飲んでいるだけの話を誰が読みたいと思うんだい?そこで突然、得体の知れない怪物が暴れ出してヒーローがピンチを救うような物語のほうが、よっぽど刺激的だし魅力的だよと。 ボクは分かりやすくて

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          代弁者

          人が私に求めるものと、自分のこうでありたいというビジョンには多かれ少なかれ差異があり、あらゆる場面において、どちらのニーズを優先しようとするかの決断すらも、その人間性に関わるものであることに奥深さを見い出せずにはいられない。その逆もしかりである。 三人の上司との残業時間、全員が集中して作業に取り組めば二時間前後で終わる内容。私は早く帰ってゲームがしたかった。ホームシックである。 おもむろにスポーツ新聞をひろげ、20分後に発走する地方競馬のレースの予想を始める上司A。この人