いにしえの酒器~『リュトン』①
海外の酒器シリーズ
海外の酒器にも眼を向けてみたいと思い、シリーズでしばし書き連ねてみます。
紀元前~紀元前後の酒器『リュトン』
リュトンとは?
聞き慣れない言葉ですが・・
儀式で酒を注ぐために用いられた器・・
語源はギリシャ語。
ビジュアルなイメージ・・
まずは・・イメージ先行で、リュトンとは?
昔の人々は・・
動物の角などを使い、お酒を注いだり飲んだりしていたとのこと。
なぜ角?かというと・・角の中は空洞
(角の中が空洞?!知らなかった!)
イメージとして、日本であれば、例えば?
竹の中は空洞・・
それを筒のようにカットして
日本酒のサーバーとしてつかうような感じ?
羊の角はこんなイメージ・・
角がモチーフとなったリュトン・・
2000年前(1世紀・1 AD)のリュトン(注ぐ為の器)の一種
(現在はフランスの美術館の所蔵品)
この形・・万願寺とうがらしにしか見えない(汗)!!
そして
羊の頭自体が酒器(注ぐための器)となったもの・・
こちらも、2000年前(1世紀・1 AD頃)のリュトン(陶器)
古代メソポタミアには潅奠(ライベイション)という液体を注ぐ宗教的儀礼が古くからありましたが、井戸の冷水、聖水が神々に捧げられていました。
南メソポタミアのバビロニアでは、死者に対する潅奠は水のみが使われたようでしたが、神々には酒が捧げられる事も多かったということです。
リュトンは「聖なる」酒器とも言われるが
この続きは次回へ・・
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