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「酒器・酒盃台」作品募集/伊丹国際クラフト展2024

こんにちは!
 酒器研究家のちどりです。

当記事にお越しいただき、ありがとうございます。

酒器展情報シリーズ・・・ なのですが、
 今回は、酒器展にむけての
  作品募集とコンペティション情報です。


市立伊丹ミュージアム 2024
伊丹国際クラフト展 作品募集
主題『酒器・酒盃台』
2024 ITAMI International Craft Exhibition

作品募集チラシ・表面(筆者自身の撮影)
写メしたものなので、画質よろしくなく、お許しを!

1.趣旨について

日本酒で乾杯するシーンを愉しむ「酒器」
楽しい酒の場を演出するための「酒盃台」
日本酒を愉しむ新しい発想の「酒器・酒盃台」を!

募集要項より抜粋

2.なぜ兵庫県・伊丹?

伊丹は、清酒発祥の地といわれ、酒造りの町として発展。
それに併せて、文化の土壌も培われ、
2020年には、
『「伊丹諸白」と「灘の生一本」 下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と五郷』が、
日本遺産に認定。

なので、日本酒を地場産業として、
日本酒文化を広める地元の意思が、
地元自治体運営のミュージアムでこのような展示を開催することへとつながるのは自然なことですよね。

3.伊丹国際クラフト展とは?

1998年に始まり、
今年2024年で、25回目。
クラフト展では、地域の文化振興を目的とされているということで・・
「酒器」と
  「ジュエリー」が対象。
それぞれ、隔年ベースで展示と作品コンテストが開催されており、
酒器展は今回13回目となるようです。

入選作品は、今年後半、
市立伊丹ミュージアムにて展示されます。

4.題材は「酒器」そして「酒盃台」

興味深いのが、作品の対象が・・
酒器のみならず、あえて・・
「酒盃台」という題材カテゴリーが含まれていること。

「酒盃台」とは・・
単に台だけを指すものではなく、
飾るもの、包むもの、運ぶものなど、
酒の場を彩るすべてであり、
より幅広い表現が可能な題材です。
新しい解釈による作品を!

主催者募集要項より抜粋
2010年開催時の図録・表紙(筆者自身の撮影)
写メしたものなので、画質よろしくなく、お許しを!

5.当展示・コンペティションの解説

酒造り目線のクラフト系酒器展・・・
ユニークポイントとしては、以下の点があげられます。

● 酒盃台が対象
上述したとおり、かなりユニーク。
これも、主催者の思いや、場所の特性といいますか・・
酒器を日本酒・酒文化の一環としてとらえる趣旨の表れか・・と思います。

● 求められている酒器
卓越した酒器を求む!・・といっても・・
陶芸系・美術系のコンペティションとは異なり、
酒造り・酒文化の観点から、
楽しく、より美味しく・新しい発想で日本酒を味わう~
それが、当企画のポイントになっており、酒器作リ作家系の展示企画と一線画してます。

過去の当企画展と入賞作品についても、
その目線と立ち位置が一貫して、
作品が選ばれているとお見受けしました。

● 酒造りの場所柄と主催者の立ち位置/審査員のキャラ
酒器の展示といっても、主催者やその場所・時代により、
企画内容や趣旨がさまざまです。

伊丹の酒文化、酒がつくられる土地で開催される
工芸作品の国際公募展・・・
その個性が全面にでています。

なので、審查員の方々のキャラについても・・
個人名や個別組織名称については、公式サイトでご確認いただくとして、
審査に関わる方々をジャンル別に分類すると、
主催者の意図が反映されていて、
このような感じ・・・

酒造り系/酒造会社・蔵元
国際系/作家・大学教授(台湾)
学者系/評論家・美術館・大学教授
作家系/工芸アーティスト・陶芸作家・ガラス作家

当展示の趣旨が反映されて・・
どのような酒器が選ばれるのか、
興味津々です。

6.展示・応募詳細情報

エントリー締切: 2024年8月8日(木)

※ 最新情報は、主催者公式ウェブサイト
市立伊丹ミュージアム ウェブサイト内
伊丹国際クラフトページでご確認ください。

[問い合わせ先情報]
主催: 市立伊丹ミュージアム
市立伊丹ミュージアム 伊丹国際クラフト展事務局
〒664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20
TEL 072-772-5557
公式HP itami-im.jp/craftexhibition/

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以上となりますが、
過去開催された実際の展示や受賞者、
今年後半に開催される展示情報等については、
また別記事で取り上げます。

今回は、応募締切り日がせまっていることから、
作品募集に関する情報を中心にまとめました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

~Written by CHIDORI ©2024~
   無断複写厳禁




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