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よもやま雑記

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考えがまとまっていないことやこれから考えたいこと、日々感じたことなど、思うがままに書きます。雑記。
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2017年1月の記事一覧

「未来」という名の過去との対峙

「未来」という名の過去との対峙

「マチネの終わりに」という、平野啓一郎さんの小説を読んだ。美しくて、聡明で、切なくて、儚い──そんな文章だなとおもった。先を知りたいのに、知るのがこわい。1ページ1ページ、大切に読み進めていきたい。久しぶりに、こんなに感情移入できる作品に出会った。

世界的に有名なギタリストの蒔野と、第一線で活躍するジャーナリストの洋子が、蒔野のコンサートを通じて出会うところから物語はスタートする。

「マチネ」

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「自由」が生み出すもの

「自由」が生み出すもの

「悠々自適に、のびのびと自由に生きてほしい。」

私の「悠佳」という名前は、そんな思いが込められてつけられた名前らしい。自分で言うのもなんだけど、すごく気に入っていて、いい名前をつけてもらったなあと、親には感謝している。

そして最近、私は名前の通りに生きているな、ということに、ふと気付いた瞬間があった。

私が中高大の10年間の学生生活を過ごした同志社という学校は、「自由」「自主」「自立」という

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「動機がいちばん大事」と言いきれる人になりたい

「動機がいちばん大事」と言いきれる人になりたい

「これだけあいつがやりたいと言うなら、ひょっとして、ひょっとするのかも」というか、みんなが反対したけどものすごくやりたい人が一人いた案件のほうが、成功する確率があるんじゃないかな。

"すごくやりたい一人"がいる企画が化ける──。これは、川村元気さんの書籍『仕事。』(集英社)にある、映画監督の山田洋次さんと川村元気さんの対談の中の一節だ。

そして、私が好きなほぼ日さんでも、「やりたい!」という「

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