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キャリア迷子になったわたしがインターン生と約1年駆け抜けて気づいたこと


みなさま、はじめまして。
CXアドベントカレンダー9日目を担当させていただきます、
アカツキでCXをしているやすだと申します。


CXでは主にアプリ内お知らせ作成をメインに、
プロジェクト内のCXメンバーのマネジメントにも注力しております。


今回はタイトルのとおり、キャリア迷子になったわたしがインターン生に出会って迷路から脱出するまでのことについて書いていこうと思います。


キャリア迷子になるまで 


わたしは昔、「アニメに命を吹き込む声優ってかっこいい!」
という動機で声優を目指しておりました。
そこから紆余曲折あり、
声優の道は諦めて飲食店やクリニックの医療事務として働いていました。


しかしどうしてもエンタメへの想いを諦められず
ゲーム会社で働きたい!!!!!!!
と未経験からの転職活動を経て、
ご縁がありアカツキに入社をいたしました。


そんなパッション大盛りで入社を果たしたわたしですが、
日々の業務はとても楽しかったです。
念願のゲームを作る仕事に携われて、やりがいもあり仕事も楽しい。


・・・しかしとても忙しい!


日々業務に全力で向き合いあっという間に過ぎていく時間…
5年後の未来を想像して「自分のキャリア」を考えた時に、一体何ができるのか…わたしは何をやりたいんだろう…とずいぶんと長期間キャリア迷子になってしまいました。

↑当時のわたしの心境  写真は我が家のかわいい愛猫です(親バカ)


人を育てる・一緒に成長するということ


そんなキャリア迷子になりながらも日々お仕事に勤しんでいた時に
「未来のゲームプランナーを育てるために専門学生の長期インターンをやろうと思ってるので、CXで受け入れてくれない?」
というお話が舞い込んできました。


※専門学校からのインターンに関する記事は下記をご覧ください。
  みなさんとても素敵で尊敬する人たちなのです。


それからしばらくして、
飯嶋くんという専門学生の子がインターンとしてやってきました。
最初は別の方がトレーナーについて、サポート対応などから業務を始めましたが、3ヶ月を過ぎた頃から徐々にプランナーを見据えた社会人としての力をもっとつけるために、お知らせ業務を担当してもらうことになりました。
その頃からメイントレーナーとしてわたしがつくことになりました。


わたしが所属するプロジェクトのCXはあまり人の入れ替わりがないチームだったので、本格的にトレーナーをするのは初めてのことでしたが、飯嶋くんの持ち前のポジティブさとなんでも吸収するスポンジ力が発揮され、めきめきと成長していく様を目の当たりにしました。


もちろん飯嶋くんのトレーナーとして一緒に過ごした日々は
自分の成長にも繋がりました。
対話を重ね、信頼関係を積み上げるところから始めましたが
「相手の話を聴く」というのがいかに難しいかをまず痛感しました。
いわゆる傾聴力というやつですね。
相手へのアドバイスやフィードバックの伝え方をどうしたらいいか、
というのもいろんな人に相談に乗ってもらって試行錯誤したりもしました。


たとえば「あの時もっとこうしてほしかったな」ということを相手に伝える時に、なぜ本人がその行動をしなかったのか、
という相手の状況を聞くことが重要になってきます。
状況を理解した上で話を引き出して受容してあげるのが大事、率先してやってほしいことを伝える。でもこうするべき、という言い方は自分の価値観の押し付けになるので避けるべき。


しかし「わたしは同じようなことがあった時に、自分から動けなくてすごく後悔したんだよね」などの自身の体験談は自己開示になるので関係構築につながっていくということです。


この話を聞いて、わたしは今まで価値観を押し付けがちだったなということに気がつきました。
「自分の当たり前」は相手にとって全然当たり前じゃないという、
考えれば当然のことなんですが、それまでのわたしは
わかっていた「つもり」になっていたんだと思います。
相手を尊重する気持ちや思いやりがないと、信頼関係って構築できないので人間関係がうまくいくはずないということを感じました。


そんなこんなでこの1年間色々な気づきや学びを経て、今までの自分の考え方がガラっと変わったな、というのを感じました。


そんな自分にもたくさんの気づきをくれた飯嶋くんは、わたしや他の人からのアドバイスを素直に受け入れて吸収し、自分のものにしていった結果、めでたく今冬より念願だったプランナーへと羽ばたいていったのです。


人の成長を間近で見ることができて、
自分のことのようにものすごく嬉しかった…
まるで娘をお嫁に出す母のような気持ちになりました。
今でもこの1年間を振り返ると涙が出ます(笑)


わたしも入社した当初はプランナーになりたい!
とか思ったりもしていました。
でも自分の中であまりしっくりこなかったんですが、
約1年間飯嶋くんと対話を重ねたりお仕事を共にして気づいたのは、
「わたしは結局人と関わることが好きだし、
  そこに楽しさとやりがいを見出すんだな」

ということでした。


これが自分の中でものすご〜くしっくりきたのです。

↑ハンモックがしっくりきてる猫の図


迷路からの脱出はインターン生に手を引かれて


突然ですが、キャリアの考え方には川下り型山登り型
2通りがあるそうです。
川下り型は川の流れに身を任せながら進んでいくように、
キャリアが作られていき
山登り型は登るべき頂上が決まっており、
それを目指して逆算的にキャリアを作っていくそうです。


世の中の人は川下り型のキャリアを進んでいく方が多いそうです。


つまり多くの人が関わる人や、
何かのきっかけがあってキャリアづくりをしていくということ。
人生って何と、そして誰と触れ合うかで、
大小はあれど影響を受けて変わっていくと思うんですよね。


バリバリの川下り型なわたしが、
アニメを見て声優になりたいと思ったり、
キャリアという巨大な迷路で迷っていた時に、
アカツキで飯嶋くんと出会って自分の目指したいことができたように…


わたしは、自分が関わる人にいい影響を与えることができる人に
なりたいと思っています。
キャリアで悩んでいる人がいたら、
その人が一番いい道を考えることができるきっかけになりたい。
そしてエンタメ業界をもっともっと盛り上げていける人を育てたい。


人と触れ合うことでさまざまな刺激をもらえるし、
自分の成長にもつながるから。
たくさんの人と出会い、たくさんの人の成長の助けになりたい。
そして自分を含めたエンタメが大好きな人が、
エンタメ業界の今後を担っていけるように…
これからはそれを叶えるために、
自分自身のキャリアを描いていこうと思っています。

おわりに

 
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
読んでくださった方の心に少しでも残れば嬉しいです。
いよいよ明日はクリスマス・イブですね。
CXアドベントカレンダー残り2日、ぜひ最後までお楽しみくださいませ。


やすだ。

この記事は、CXアドベントカレンダー9日目の投稿です。
前の投稿者は「ももちゃん」でした。
次の投稿者「敢さん」の記事もお楽しみに!