
苦しみは、成長痛だ。 〜 ゲーム業界に転職した僕の1年間の記録 〜
はじめまして。アカツキ福岡CXの浦田です。
CXどころかゲーム業界はまったくの未経験だった僕ですが、2021年の10月にアカツキ福岡に入社して、かれこれ1年2ヶ月とちょっとになります。
2022年の8月からは、とあるゲームタイトルでCXチームのリーダーを任せていただいています。
今日は、そんな僕の「CXとして1年くらい働いて思ったこと」をお話ししたいと思います。
どうしてゲーム業界に?どうしてアカツキ福岡に?どうしてCXに?
本題に入る前に、まずは、僕がなぜ未経験からゲーム業界に飛び込もうと思ったのか?なぜアカツキ福岡でCXをやろうと思ったのか?についてお話ししようと思います。
まず、どうして未経験からゲーム業界に飛び込もうと思ったのか?ですが、これは単純に「ゲームが好きだったから」です。
本当にゲームが大好きで、休みの日は気づいたら10時間以上ゲームしてた、なんて日もあります。
そんなゲームが大好きな僕ですが、前職はまったくゲームとは関係ない仕事をしていました。
ゲーム業界で働きたい気持ちがなかったといえば嘘になりますが、
「ゲームをつくれるような技術もないしな」とか、「好きなことを仕事にすれば良いというわけでもないしな」なんて考えで、ろくにチャレンジもせずにゲーム業界を諦めていました。
「大学で学んだことが活かせそうな仕事をしよう」
そんな思いで、自分が何をしたいかというより、何をするべきなのだろうという考えから前職を選んでいました。
決して、その仕事の選び方が悪いとは思いませんし、実際、前職に不満があった訳でもありませんでした。
しかしある時、「このまま好きなことにチャレンジせずに死んでいいのか?」とふと思いました。
きっと心のどこかでは、仕事に全力投球出来ていない自分や、ゲーム業界への憧れを諦められていない自分に気づいていたのだと思います。
人生は一度きりです。やりたいことにチャレンジせずに死んでしまったら、次はありません。
それに、これから多くの時間を仕事に費やします。その多くの時間で大好きなゲームに関われたら、きっと超絶ハッピーです。
「やってみてだめだったらその時考えればいい。」
「チャレンジしないままの人生だったらきっと後悔する。」
そう思って、ゲーム業界へ飛び込むことを決めました。
どうしてアカツキ福岡に?どうしてCXに?
ゲームを好きな気持ちと、チャレンジしたい気持ちだけで転職を決めた僕ですが、正直なところ、具体的にゲーム業界でどんな仕事をしたいのか明確に定まっていたわけではありませんでした。
では、なぜアカツキ福岡でCXをやりたいと思ったのか?
それは、アカツキ/アカツキ福岡の文化や、働く人たちの人柄、CXという仕事の魅力に惹かれたからです。
正直なところ、アカツキ福岡の求人に出会い、企業研究のために会社のホームページを見に行った際は、写真に映る社員の人たちが揃いも揃って笑っていたり、ホームページがあまりにもキラキラいしていて、「本当かぁ〜?」と思いました。(笑)
「CXという仕事がどんな仕事なのか?」「CXという仕事は果たしてゲームづくりに関われる仕事なのか?」について、求人とホームページだけでは、なかなか見えてこなかったことも、自分の中で怪しさが増した要因だったと思います。
でも、選考を受ける前に参加した座談会や、実際に選考に進んでからの面接を通じて、アカツキ福岡の成長とつながりを大切にする文化や、働く人たちのあたたかくて優しい人柄、お客さまの声を最も近くで受け取ることのできるCXという仕事に惹かれ、ここで働きたい!働くぞ!と決意しました。
文化や人柄、CXについては但木さんがアドベントカレンダーの記事で取り上げてくれていたので、もしまだ読んでいない方はぜひ一度読んでみてください。
これまでを振り返って
それでは、そんな僕の入社〜これまでを振り返りながら、思ったことをつらつらとお話ししたいと思います。
あくまで個人の意見なので、やさしい気持ちで読んでいただけると助かります。
入社1.2ヶ月「人に頼ることが苦手で、無駄な時間だけが過ぎていく日々」
入社直後ですが、今思うとめちゃくちゃ緊張してました。
口数も今より少なかったし、表情も堅かった気がします(笑)
僕自身、人に頼ることが苦手ということもあり、わからないことがあっても質問できず、質問しなかったために作業がサクサク進まず時間だけ過ぎるみたいな、超絶無駄なことをやってしまっていました。
幸い周囲の人があたたかい人ばかりだったので、それから1,2ヶ月後には、新しい環境や人にも慣れてきて、リラックスして過ごせるようになりました。
だんだん発言する機会も増えて、そのおかげでいろんなことがやりやすくなっていきました。
わからないことは質問するとか、困ったら相談するとか、当たり前のことができるようになったのはこの時期でしたね。
それからは、徐々にできることも増えていって、順調に成長していくことができたと思います。
とはいえ、まだまだできないことだらけで、「チームメンバーに迷惑ばかりかけて申し訳ないな」と常々思っていました。
そんな状況から早く抜け出したくて、一心不乱に頑張っていました。
それからしばらくの間は、ひたすらにできることを増やす時間でした。
CXメンバーとして一通りの業務ができるようになることや、その質やスピードをあげることにすべての力を注いでいました。
入社8.9ヶ月「ちょっとした達成感とちょっとした停滞感を感じた日々」
四苦八苦しながらも、入社8,9ヶ月後くらいになると、ようやく一通りの業務はできるようになり、少し自信が持てるようになりました。
ちょっとした達成感と同時に、これからは何を頑張ったらいいんだ?次はどうしたらいいんだ?とも感じはじめていました。
決して、新しく覚えることややるべきことがなくなったわけではなかったのですが、これまでほど苦しい状況ではなくなっていました。
以前より必死感が薄れて、なんだか自分の成長が停滞しているような感覚があったことを覚えています。
入社10ヶ月「再び四苦八苦。無力感を感じつつも、不思議とやる気が溢れる日々」
そんな停滞感を抱えながら過ごしていると、入社から10ヶ月が経過した頃、不思議なことに、次に自分が頑張るべきことややるべきことに気づきはじめたのです。
冒頭で自己紹介したように、とあるゲームタイトルのチームリーダーを任せてもらったのも、ちょうどこの頃でした。
また、自分の役割だけでなく、チーム状況にも大きな変化がありました。
停滞感を抱きはじめたな...そんなタイミングで、次に乗り越えるべき大きな壁がやってきたのです。
(停滞感を悠長に感じている暇も無く、目まぐるしく状況が変化するというのは、ゲーム業界の変化や成長の速さの特徴かもしれません)
一通りできるようになってきたと思っていたことにも、それ以外にも、まだまだその先にはやるべきことがたくさんあるとわかってきました。
「まだまだ自分は足りてないぞ!もっとたくさん身につけることがあるぞ!」
そう思いました。
それからは、また四苦八苦する毎日が始まります。
今思えば、できることが増えたからこそ、その先にあるできてないことが見えたんだと思います。
当時はそんなことを振り返る余裕もなかったので、頑張っても頑張っても不足している感覚で、まるで入社直後に戻ったかのようでした。
変な話ですが、この時の僕は、無力感はあるのに不思議とやる気に満ちていました。
そして今「いつまで経っても満足はしない。苦しみは、成長痛だ。」
それから最近の僕がどうなったかというと、引き続き毎日いろんなことに悩んだり、苦しんだりしてます。
この記事を書いている今も、現在進行形で苦しんでいます(笑)
できることが増えてもまだまだ覚えることや学ぶことが山積みです。
1年以上も経ったのに、いつまで経っても自分の満足いく自分にはなれません。
結論、僕は入社してからずっと何かに苦しんでいて、何かに追われています。
多分これを乗り越えた先にも、また何か頑張るべきことが見つかって、あーでもないこーでもないと言いながら苦しむ日々が待っていると思います。
昔は、苦しんでいるのは自分が無力だからだと思っていました。
でも最近になって、それが成長するということなのかなと思えるようになりました。
僕が入社8,9ヶ月後ごろに感じた停滞感は、1つのステップを乗り越えたタイミングだったのだと思います。
そのステップを乗り越えると、次のステップが見えるのです。
そしてまた、次のステップを乗り越えるために苦しむ日々が始まります。
何が言いたいかというと、目の前のステップを乗り越えないと、次のステップは見えないのです。
そして、目の前のステップを乗り越えるためには、苦しみながらも前に進むしかないのです。
それが成長なんだなあ。み◯を。ってことです。
でも、不思議なことに気持ちは常に前向きです。
それはきっと、自分が好きなことだからだったり、支えてくれる人たちがいるからだと思います。
苦しんでいると言いつつも、大好きなゲームに関われていることはとても嬉しいし、本当に行き詰まった時には、手を差し伸べてくれる人がたくさんいます。
「好きなことを仕事にしたら好きなことを好きでいれなくなるかな」なんて思っていたけど、全然そんな気配はありません。
むしろ好きな気持ちが増えているくらいです。
そして何より信頼できる人に囲まれているというのは、本当に心強いです。
長々と話しましたが、好きなことにチャレンジしてみたら、めっちゃ苦しいこともあるけどめっちゃ楽しいよってことです。
当たり前なことを言ってるような気もしますが、この1年で本当にそう思いました。
きっと、以前の僕のように、チャレンジに足踏みしている人もいると思います。この記事が、そんな誰かが何かにチャレンジするきっかけになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事は、CXアドベントカレンダー6日目2人目の投稿です。
前の投稿者は「うえしさん」でした。
次の投稿者「橋本さん」の記事もお楽しみに!