ako

日常。飾らない私を見てください。

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最近の記事

星に願いを

先日オルゴールをプレゼントされた。 なんでもない日にサプライズで。 駅のコインロッカーに連れて行かれ、やたら重たいラッピング袋を渡されたのだ。 それが何だか検討もつかなかったが、なんでもない日に何かを貰うのが初めてで心が高鳴った。 その場で開けるか迷ったけれど、家に帰るまで貰ったことに対しての余韻に浸りたくて中身は見なかった。 中身は最初に書いたが、オルゴールだった。 ガラスの球を台座にセットするオルゴールだった。ガラスの球の中に星の王子さまやキツネ、薔薇が居た。ライトを付

    • 宝物

      あなたの宝物はなんですか? 私の好きな人は画面の割れたスマートフォンを宝物だと言った。 「画面は割れるものであり、パーソナルなものである。」自分のという印という意味なのだろうか。私流の言葉にするならば「傷さえも愛おしい」と言ったところだろうか。 もちろん話の流れで割れたスマートフォンに思い入れがあるから宝物だと言ったことは理解している。じゃあ 「あなたの本当の宝物は何ですか?」 私はいつかあなたに尋ねたい。 どんなものを大切に思うのか、どんな価値観を持っているのか。私

      • 叶わないことリスト

        まだ決まったわけじゃない。 でも、私は確実に彼と別れるだろう。 行きたいところをたくさん共有した。 ほぼ私が行きたいところだったけど、それでも季節のイベントを楽しんで2人で思い出を共有したかっただけだった。それももう叶わない。 叶わないことリスト 花火を見に行く 水族館デート ユニバに行く 制服ディズニー クリスマスマーケットに行く また浅草に行く その他多数何個も案を出しては書き留めた。 さっき、彼からLINEが来た。 「別れよ」3文字だった。 叶わないリストが

        • TIME

          時間の流れはいつも一定でたまに窮屈になることがある。楽しい時間はあっという間に過ぎるのに苦痛な時間は永遠に感じる。永遠など存在しないのに。 時間が物事を解決する。それが私の嫌いな言葉だ。結局は向き合うことを避けてきた結果どちらかの価値観の変化によって物事が解決されたように感じるだけだ。向き合うことから逃げた人間は愚か者だ。 向き合うことから逃げた結果、向き合うことさえできなくなる場合もある。私の場合はそうだった。幸い、向き合いたかった人はまだ存命であるが縁が切れた以上向き

        星に願いを

          言葉という呪い

          言葉は魔法だ。 あなたは今タイトルとの違和感を感じただろう。言葉が与える影響は大きく上手く使えば魔法になり使い方を間違えると呪いに変わる。ある有名なアニメで「言葉は刃物だ」そう言った小学生がいた。言葉の持つ重みは計り知れない。 ある人は私にこう言いました。 「お前は犬以下だ」「使えない」「出ていけ」「俺の前から消えろ」「家族だからもっと頼ってもいいんだよ」「大丈夫だよ」 これは全て同一人物からの発言だ。 発言は全て時系列順に載せてある。 もっと肯定的な言葉をかけてくれていた

          言葉という呪い

          運命の輪

          昔、何かのYouTubeか本で見たことがある。 女には運命の人が3人いるのだ、と。 1人目は、あなたに女性としての魅力があることを伝え、恋を教えてくれる人。 2人目は、あなたはあなたのままでいいんだと1人の人として愛されることを体験させてくれる人。 3人目は、 他人に何と言われようが、この愛があなたの人生にとって大切だと言い、共に生きることを選んでくれる人。 私は今、何人目の運命の人と出会えたのだろう。自分の体感としては1人目には既に出会い別れを告げられたのだ。2人目

          運命の輪

          雨が降る理由

          今日はぐずついた天気だった。 昔、ふと疑問に思ったことがあった。 なぜ、天気予報を伝える気象予報士やお天気お姉さんは雨のことを「生憎の雨」「生憎の空模様」などの表現を使わないのか、と。 その答えをつい最近知る機会があった。 農家の方にとっては「恵みの雨」であるから 雨や曇りが必ずしも全ての人にとって良くない天気だと言えないからこそ配慮のある発言だったのだとひとつ大きな学びを得た。 雨は俳句や短歌などでも季語として使われることが多く、雨に興味を持ったわたしは雨を表す言葉に

          雨が降る理由

          恋愛生存率

          「始まりは終わりの始まり。出会いは常に別れを内在し、恋愛はパーティーのようにいつか終わる。だから恋する者たちは好きなものを持ち寄ってテーブルを挟み、お喋りをし、その切なさを楽しむしかないのだ。」 2021年に公開された「花束みたいな恋をした」はカップルで見に行くと別れると言うジンクスを生み出すほど社会現象になった。 私がその映画で心に残ったセリフは、冒頭に書いたものと、「女の子に花の名前を教わると男の子はその花を見る度に一生その子のことを思い出しちゃうんだって」この2つだ

          恋愛生存率

          黄色いカーネーション

          母の日はなぜ赤やピンクのカーネーションを贈るのに、父の日はどうして黄色のカーネーションを贈らないのだろうか。 幼少期の私は凄く不思議だった。 お花屋さんで働きたいと昔から思うぐらいに花が好きで花を好きだと思える自分もそれなりに好きだった。美しいものを見て美しいと言えるそんな感性の自分が好きだった。 今は花はあまり好きでは無い。花はいつか枯れていくし枯れゆく花を見ると苦しくなるから。それが好きな人から貰う花なら尚更だ。ただ枯れるその時まで何もしてやれないこのもどかしさが悲

          黄色いカーネーション