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術後12日目 退院✨

ついに退院!

親しい友人達に「退院だよ!」
とLINEをするとかなりの割合で
「お勤めご苦労様です」
と帰ってくる。
14日間の刑期を終え、出所することになりました。子分(夫)がお迎えに来てくれます。笑

ベッド上ならかなり普通に過ごせていたし
入院最終日の昨日は大豆田とわ子と三人の元夫
と全裸監督を一気見。

普段ドラマをほぼ観ない。
「ネトフリや撮りためたドラマを観て、
やめられなくて寝不足🥺」
とか言ってる人の気持ちがさっぱりわからなかった。

が、友人のおすすめもあり、ドラマを観ることにした。

すみません。
一気見寝不足勢の気持ちわかりました笑

ネタバレになるといけないのでアレやけど
大豆田とわ子はしれっと昨今話題のLGBT +Q
(で、合ってんのかな…)
の要素が入っていたりもして面白かった。


あと、役者さん達のすごさ(語彙力)も改めて感じた。
この人やっぱこんな上手いんやーとか
これ誰?って調べてみたら
え!これあのセクシー女優さんか!とか。


映画やドラマを観るとなんだか気持ちが豊かになるね。


私にドラマ一気見を教えてくれた友人よ。
ありがとう✨


退院の日は抗がん剤の専門のドクターの外来を受けて退院。
「ステージ1だが血管にがん細胞が少し浸潤している」というまれなケースなため、抗がん剤をやるかどうかの相談。


難しいことは割愛するが
ステージ1では普通抗がん剤はやらないし、副作用もある薬やからすごくおすすめをする訳ではないが、結局気持ちの問題、と。
もし再発した時に、
「あの時抗がん剤やっておけばなー」
と思うかもしれないならやっても悪くはない、と言うことらしい。



“やらずに後悔よりやって後悔派”の私としては
やる方向な気もするが、
またここで生に執着が薄いマンの私。
わからない…
いちばんの希望は抗がん剤やらずに再発もしないということなんだが笑


ステージ1なら普通はやらないらしいし
再発したらしたでそれが私の寿命なんやないんか、とも思う。
でも子ども達はそれをどう思うのか。  


とりあえずまだ答えを出さなくていいみたいなので持ち帰って宿題とした。


本当に病院の建物を出て娑婆の空気を吸えたのは14時過ぎ。


お腹がすいた。


にんにくピラフで始まりにんにくピラフで終えようということで、
どーん!

↑既視感。にんにくピラフホワイトソースがけ


さすがに胃が小さくなっちゃったのか、
サクサクとは食べられないけど
久しぶりの娑婆のご飯は美味しい。


家に帰ると長男(小6)と次男(小2)
がお留守番をしていた。
14日目会えなかった長男がはにかみながら寄ってきた。
うれしいんや。かわいいなぁ。もう。
ぎゅってすると汗くさい。
嫌がられた笑
思春期の入口は難しい 笑



長女(4歳)も保育園から帰ってきた。


次男と長女は大変うれしそう。
かわいい。ほんまにかわいい。尊い。


子ども達を叱ることもなく、穏やかにすごし、
みんなで夕飯を食べて一緒に寝た。


体力が落ちたせいか動くとまだしんどいし、
傷も違和感やかゆみ、引き連れた感じがあるが
段々と新しい人生をはじめられたらなぁと思った。

数年前にがんで子宮を取った友人が
「傷はね、日常に溶け込むよ」
という表現をしていた。

そうか。なくならないんだ。
溶け込むんだ。


私は今まで人のお腹を切ることしかやったことなかったけど
お腹を切った側しかわからないことがあるんやな。当たり前か。


この経験も尊いと思う。
活かして生きていこう。


無理は良くないけど 
あんまりダラダラしてると永遠にダラダラしそう笑



やからゆるーく動き出そう。

↑痩せたせいか? 
4歳児の帽子が入って喜ぶ私と長女。



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