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「第二次世界大戦・アメリカの敗北」を紹介します。

もう、5年位前ですが、「第二次世界大戦・アメリカの敗北」を読みましたが、これ本当に物凄く驚いた内容でした。
アメリカの第二次世界大戦時には、アメリカ政府の中枢で、ソビエトスパイが暗躍していた、ほとんどスパイに操られていたという話です。

相当に前に読んだので、細かい内容は曖昧ですが、
帯にも書いてあるように、ハルノート原案、ヤルタ会談、国際連合、ブレトンウッズ体制など、重要な場面で、
「ハリー・デキスター・ホワイト と アルジャー・ヒス」
という二人のソビエトスパイが、まさに政権中枢に居座って、関わっていたというものです。
私が、今でも二人のスパイの名前を忘れない位だから、それほどに衝撃的内容だったという事です。

この本のどのページを読んでも、「そうだったのか、そうなのか」と驚くことが書いてあり、歴史がどのように、誰によって動いてきたのかと手に取るようにわかるのです。

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日本でも、戦争中には、ソ連スパイのゾルゲや尾崎秀美などが暗躍していたのは有名な話ですが、近衛文麿内閣はその影響を受けていたと言われています。近衛文麿氏は若いころマルクスを多少勉強したようで、共産主義に親近感を持っていたようだと言われています。

その頃の、フランクリン・ルーズベルトにしろ、近衛内閣にしろ、世界中が、どれほど共産党の宣伝工作に影響されていたのかと思うと、唖然とするばかりです。

最近の世界情勢や、日本の政界の混乱を見てみると、
まさに、当時の世界とほとんど変わらないと思えて、戦慄を覚えます。

・・・というからには、ここで、この本の内容を少し紹介すべきだと思うのですが、きちんと紹介するには、少し読み返さなければいけないです。
だから、読み返して紹介したいという思いに駆られます。

だた、今現在の私は、本当に緊急の所用があり、ちょっぴり忙しく、少し後で、本の内容を紹介したいと思っています。
ぜひ、皆さまご自身で読んでいただけると嬉しい限りなのです。

・・・・・・
でも、ここでは、本の内容でないけれど、一言だけ書いてみます。

私の学生時代は、学生運動たけなわなの時代でした。
そこいらじゅうに共産主義運動をする人はたくさん見てきました。
クラスの中に、革マルの副委員長という人が居ました。
彼は、大学三年になる春休みだったか、夏休みだったか、
(ちょっと記憶があいまい)
お酒を飲んで列車にひかれて死にました。
その時、担任を中心に、クラスの皆が集まり、三日間、
彼は、事故だったのか、自殺だったのか、と話し合いになりました。
勿論、結論は出ませんでした。
(限界を感じて、自殺したのではないかと、私は思っていますが・・)


だから、私の共産主義というものへの知識・認識は、
超、超、超、簡単に言うと以下の事です。

マルクスは若き頃に神への讒訴の詩を書いていたことからも分かるように、
私が思うに、基本的にマルクス理論は、動機からして、憎しみの思想、恨みの思想だということです。
作り上げた理論は、実際社会とは違っていて、基本が偏った間違った理論だけれど、「能力に応じて働き、必要に応じて受け取る]  という掲げた理想に、多くの人が騙されてしまったのだろうと思います。
(本当に、理想だけだったのですよ)

マルクス理論って、中心部分だけを取り出しても、超簡単に言って、
哲学は、唯物弁証法。
経済は、労働価値説。
政治は、一党独裁。
社会変革は、暴力革命。
歴史は、階級史観。
などなどです・・・・。
その後、社会との適合性のために、
少し解釈を修正した色々の派が出てきましたが、
しかし、その本質は少しも変わっていないのだと思います。

どれも、みな一見正しいように見えますが、
動機からして憎しみ・恨みから入っていて、
基本は主客転倒、全てが逆で不完全で欠陥があり、
健全な社会を作るどころか、
闘争に明け暮れる社会を作り出してしまった理論だと思います。

いつか、私が知っている理論を分かりやすく書いてみようかとも思っていますが、理論はきちんと書かなければいけないので・・。
この10日ほどはじっくり取り組める心の余裕がないので・・。
所用が一段落し、やるぞという気になったのちに書きたいと思います。
悪しからずです。

※ 今回は、「第二次世界大戦・アメリカの敗北」の本の紹介だけでした。
  これは、素晴らしい本です。


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