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海鳥から両手いっぱいのプラスチック片が出てきた話

映画の影響力って、本当にすごい。
1時間半後には、違う考え方を
インストールされた人間にしてくれます。

私は、できるところから
マジで脱プラ生活、始めます。

今日、映画を観てきました。
プラスチックの海

私は結構、ゴミは出さない工夫をしているし、
分別もきちんとしています。

だから環境問題を考える時も
「プラスチック」に対する問題意識って
実はそこまで高くありませんでした。

でもこの映画を観て、地球や動物たちに
「ごめんなさい」って言いたい。
そんな衝撃的な映画でした。


誰向けの映画か?

地球人全員向けです。
現代社会において、
プラスチックに関係のない人間は
いませんから。

高校生はSDGsの授業があるのであれば、
必ず観るべき映画だと思います。

これからこの地球で生きていくなら、
知っておかなければならない事実が
多く語られているから。


映画の中で語られている事実、もうヤバすぎます。

私は正直、ショックすぎて
大好きな魚介類から足が遠のきそうです。


あらすじをちょっとだけ

海を愛するジャーナリストの、子どもの頃からの夢は
シロナガスクジラを見ることでした。

40歳を超え、スリランカ沖で2週間船上に滞在して
シロナガスクジラの子どもを見ることができ、
夢が叶ったものの…
その周辺はプラスチックゴミだらけでした。

そのジャーナリストと、
フリーダイビング記録保持者で、二児の母である
フリーダイバーがそれぞれ、
プラスチックと海洋の問題について
世界中の様々な場所を訪ね歩きます。

  • 地中海にいるイルカの皮膚検査から発覚した事実

  • フィジーやツバルのような島国の人々が直面する健康問題

  • 魚卵サイズのプラスチックが香港沖で大量流出し、養殖場で起きたこと

  • マニラのスモーキーマウンテン跡にあるもの

プラスチックを大量に食べたクジラが
息を引き取る瞬間や、
プラスチックで傷つけられ、もがき苦しむ
イルカの姿には、胸が締めつけられました😭

1度映画を観ただけでは、受け止めきれないほど
ズーンと重くなる話が語られています。

「自分が出したプラゴミじゃないから」って
もう他人事にはできないレベルです。


個人的な感想

一番の衝撃

一番ショックだった映像は、
一羽の海鳥の胃袋から、大小234個
(大人の両手いっぱい)の
プラスチック片が出てきたことです。

その鳥の胃袋は、張り裂けそうなくらい
プラスチック片でパンパンでした。

人間に例えると、胃袋に
6〜8kgのプラスチック片を飲み込んだ
計算になるそうです😱


ちなみに冒頭に述べた
「大好きな魚介類から遠のきそう」という理由ですが…

プランクトン→小魚→中型の魚→大型の魚→人間
という食物連鎖の中に、プランクトンのレベルで
プラスチックを摂取しているんですよね。

その話は、以前からなんとなく知っていました。

しかし、数字を見せられ
現代人が抱える様々な病気を考えてみると
もう「プラスチックを食べている」
という事実から目を背けられなくなりました。


プラスチックゴミは、消えてなくならない

「プラスチックゴミは、捨てた瞬間になくなったものだと
思ってしまう
けれど、実際は埋立地に
移動しただけで、なくなったわけではない」

とある研究者の一言ですが、
太字の部分は本当にそうだなと思います。

私たちがプラごみを捨てることは、
埋立地のゴミを増やしているということ。
絶対忘れてはいけないことです。

海外ではプラスチックを
「有害ゴミ」指定するところも出てきたそうです。

地球には、有害レベルのゴミなんだけど、
実際、そう指定されてしまうと正直、困りますね。
私たちはプラスチックに囲まれて
生活していますから。


私たちが明日からできること

映画の最後に、
先出のジャーナリストとフリーダイバーが
示してくれています。

食べ物を購入した時に
プラスチック包装以外の方法はありませんか?
と聞くことです。


今の日本には、まだ心理的ハードルの高い
アクションかもしれませんが、
一般消費者ができる影響力のある方法です。

プラスチックを断ることで、
使わない→作らない、
という循環が出来ます。


映画では、テイクアウトする時に
殆どの店が「ない」という回答でした。
(数年前の映画なので…)

実感値として現在は、
紙製の包装する店は
増えてきている気がします。


アフリカにあるルワンダという小国は
政府主導で脱プラを進め、
買い物バックは紙製なんだそうです。

紙を使うこと自体、森林破壊の議論につながりますが
それよりも、国単位で脱プラをやってのけたことに
感銘を受けました。


続けること以外、ない

最後に一つ告白します。
この映画を観た後、路面店でパンを購入しました。
出てきたパンはプラスチック包装されていました。

この映画を観た後にもかかわらず、
その時は何も思うことなく受け取り、
「あ!プラスチックやん」
と気づいたのは食べた後でした。


プラスチックが身の回りであふれていること、
& 簡単に人間の意識は変化することを
思い知らされました。

それでもまた明日から、
プラスチックを生活から
減らす選択をしていきます。

それが私のできることだから。


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