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モノではなく、ネタを買う

先日、8年振りくらいにメガネを新調しました。

高校生の時までめちゃくちゃ視力よかったのに、サッカー部を引退して受験勉強始めた時からビビるくらい一気に視力が低下したので、メガネ歴はそんなに長くありません。

...ってずっと言ってきたんですけど、いつの間にか視力2.0だった頃からだいぶ経っている!

普段外に出る時はコンタクトレンズなので、
2代目のメガネは8年くらい使っていることを気にもかけていませんでした。
(初代はすぐに度が合わなくなってお釈迦。)

そして、いよいよこれはまずいなと思い、買うことを決意。
ところが、
予算の目処をつけて、「メガネ おすすめ」とか検索するんですけど、

「メガネの種類もお店も多すぎて決められない!!」

って思いました。

じゃあ何を決め手に選んだのか。
今日はそんな話をしたいなと思います。

メガネ選びはもちろん、これから何かを買おうと思っている人にもちょっと参考になる話かもしれません。


「ネタ」を買う

結論から言うと、
僕のメガネ選びの決め手はずばり、

「ネタ」になるかどうか

つまり、このメガネをつけて友達に会った時にする会話、

友達:「あれ?メガネ替えた?」
僕 :「そう、新しいの買ったんだよね。」

このテンプレのような会話の後に話を続けられる「ネタ」を兼ね備えたメガネを買うことにしたってことです。

僕の場合はそんなにメガネにお金かけられないなと思っていたので、大手のリーズナブルなメガネ屋さんのどこかで買おうと決めたわけですが、

Zoff, JINS, メガネの愛眼, ALOOK, OWNDAYS, 眼鏡市場, ...

お店だけでもたくさんある...!
それに同じ価格帯だと、どこのお店のメガネもあんまり違いが判らない!

こうなるわけですけど、
もし僕の記事をいくつか読んでくださっている方がいれば、なんとなく僕がどれ選んだかわかりますかね?

そう、OWNDAYSです。

OWNDAYS田中社長の記事に心を打たれてから、次に買うメガネはOWNDAYSに決めた、そう思っていました。

(田中社長の言葉に励まされた話はこちら

OWNDAYSのメガネであれば、僕がどうしてこのメガネを選んだのかを深く語ることができると思ったんです。というわけでOWNDAYSの新しいメガネを買いました。

ちなみにOWNDAYSのたくさんあるメガネの中からは似合うものを彼女に選んでもらいました。笑

(「ネタ」になるという意味ではWarbyParkerというNY発のD2Cブランドも気になっていたんですけど、今回は田中社長の勝利。もしこれからメガネ買おうと思っている人は一考の価値ありかと。)


「物語」を買うのか、「ネタ」を買うのか

マーケティングにちょっと詳しかったりすると知っていると思いますが、マーケティング用語で「Z世代」という言葉があります。

アメリカで言われ始めた言葉らしいですが、ちょっと前に日本にも伝わり、最近はマーケティング以外の文脈でも使われていると思うので聞いた事ある方も多いかもしれません。

すごいざっくり言うと、今の若い子たちです。(ざっくりしすぎ)

若い子たちはこれまでと価値観や消費傾向が違うということでこのような括りにされているんですね。

では、消費傾向はどう違うのか。

彼ら彼女らは性能や利便性ではなくて、その商品(もしくはそのブランドや会社)の理念に共感できるかどうかでモノを選ぶらしいです。

要するに、この商品は「自分らしいか」ということを気にしている、ということです。

今、このことに気づいた会社やブランドはやっきになって独自のブランドアイデンティティを構築に勤しんでいます。

そして、こうした消費傾向を前に「物語」が売れる時代だ!なんてこともあちらこちらで言われてますね。

この「物語」が売れる時代だというのは個人的には120%同意なんですけど、これはどうしても売り手目線の言葉なのかなとも思っていて、じゃあこれって別の言い方するとどういうことなんだろうと思った時に僕がたどり着いたのは

「ネタ」を買う

って言い方だったんですね。

モノを選ぶときに、ブランドの理念や背後にある物語に共感して、それを買うこと/身につけることで自分を表現する。

だけれどそこで終わりではなくて、

その自己表現の先にあるのは必ず他者との対話だと思います。

だから僕たちは、どこかのだれかの「物語」が欲しいんじゃなくて、自分がだれかと繋がるための「ネタ」を買いたいんじゃないですか?

僕は新しい「ネタ」としてのメガネを買いました。
あなたは何を買いますか?


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