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「やりたいこと」を探してはいけない

このあいだ、「『本当にやりたいこと』が何かわからない!」的な内容の記事を書きました。


だけど、わからないなりに何すりゃいいんだろうと思って、ネットの海をサーフィンしていたら、

こんな記事にばったり出会っちゃったんですね。



もちろんキングコングの西野さんのブログやらサロン記事やらを追っているとちょいちょい出てくる方なので前々から知ってはいたのですが、ちゃんと田中さんの言葉を聞いた事はなかったんです。

そして、この記事に心を刺された!

田中修治、かっこよすぎる。


ということで今日は、この記事を参考にしつつ、「『やりたいこと』ではなくて『できるようになりたいこと』をとりあえずやる」っていう話をします。


「できるようになりたいこと」を頑張る

田中さんはOWNDAYSというアイウェアブランドの社長さん。
もともと倒産寸前だったメガネ販売製造チェーンのオンデーズを30歳のときに買収して、経営改善、いまに至るというとんでもない人らしいです。

14億の借入金を7年で完済したらしいっすよ!
(すごさがピンときてないけど、とりあえずすごい。)

まさに「破天荒フェニックス


そんな田中さんが20代の若者に向けたメッセージが先ほど紹介した記事なんですが、

「好きなこと」を仕事にしたい若者たちが「好きなこと」を見つけられないでいるところにズバッと一言、

「自意識過剰すぎて行動できてないからだよ」

自分の中に「何か」なんてものはなくて、
20代にあるのは"しょぼい選択肢"だけだという。

そんな田中さんが若者たちにいつもアドバイスしていること、それが、


まず「できるようになりたいこと」を見つけて
それができるようになるまで頑張ってみたら?


「本当にやりたいこと」ってなんだー!って叫んでた自分も、このアドバイスの懐深さに感服。

「やりたいこと」を探すんじゃなくて、
「できるようになりたいこと」を一生懸命やってみましょう

っていうこの言葉にめちゃくちゃ励まされました。


「やりたいこと」と「できるようになりたいこと」の違い

なんでこの言葉に励まされたのか、

そこには「やりたいこと」と「できるようになりたいこと」の奥深くにある根本的な違いがあるんじゃないかなーと思いました。

では、その違いとは?


個人的には、「やりたいこと」というのはどうしてもその言葉の裏に、

自分の意志を示す"たったひとつ"のこと

っていうニュアンスを感じ取ってしまうんですよね。

これを明言したが最後、僕という個人の存在意義はここに立脚してしまう、そんな重みがこの言葉には含まれていると思うんです。

そこと関係ないことや矛盾することはできなくなってしまうような切迫感があるからいつまで経っても決められないんです。

「本当にやりたいこと」ってなんだ?

「やりたいこと」自体はそこまで重苦しい言葉に聞こえないのに、そう自分に問い直した瞬間からどんどんその深みにはまってしまう。


一方で、「できるようになりたいこと」はこれと全く違いますね。

この言葉は、ただただ好奇心を素直に伝えることを可能にしてくれます。

"たったひとつ"のこと、というニュアンスをこの言葉は持っていないんです。

自分の存在意義とか、そんな重いことに紐づいていていないんです。

周りの目とかに捉われず行動に直結するんです。


だから僕は、自分の好奇心に素直に生きなさい、と背中を押された気がしたんだと思います。


今日も明日も、
恩師の言葉は胸の奥にしまったまま、

「できるようになりたいこと」を、僕は頑張ります。

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