ハイランド地方エバーホールド(オクトラ1)。大劇場がシンボルのこの町は、住人たちも面白い。誰もがなにかしらの役を演じており、通りでちょっとした寸劇が始まることも少なくないのだ。即興で綴られる物語は日常のささいなものから、父王を殺された王女の復讐劇など、多岐に渡る。 そんなエバーホールドには、とてもいい音のチョコがある。ローストしたアーモンドを丸ごとキャラメリゼし、くちどけのいいチョコをたっぷり使って包んだアーモンドチョコだ。 一見するとなんの変哲もない一粒だが、それは
今日はチョコの話から逸れて、私自身の話でも。誰得なんでしょうね。 noteでは小説を書いていませんが、これ系を書ける場所がnoteなので書いております。 チョコでも食べながらのんびり読んでください。 Q.1 一番好きな飲み物を教えてください。 酒ならランブルスコ。ノンアルコールなら紅茶(特にキームン)。 Q.2 一番好きな食べ物を教えてください。 うに。うーにー。 Q.3 苦手な食べ物を教えてください。 シイタケ。おまえは絶対認めない。 Q.4 なにか集めているものは
オルステラの商人たちがその腕と自慢の商品を引っ提げて集まる祭典『大競売』。コーストランド地方グランポート(オクトラ1)で行われるこの祭典の裏では、町の菓子職人たちもその腕を競い合っている。 それというのも、大競売の日に売られる特別なチョコがあるのだ。 中が空洞になっている立体的な形状のホローチョコというものだ。動物や卵、プレゼントボックスなど様々な形のものがあり、まずはその見た目に職人の腕前が如実に表れる。 しかし重要なのは、外側だけではない。 グランポート
緑豊かなリバーランド地方の村、クリアブルック(オクトラ1)。 元々ニジザケが名物の村は、最近ではニジザケの養殖に励んでいる。村の外に作られた大きな生簀を見せてもらうと、愛らしい稚魚がたくさんいた。 この村で愛されているチョコは、チョコレートマシュマロだ。ふかふかの大きなマシュマロにはたっぷりとチョコが練り込まれていて、ひとつ口に放り込めば心がほぐれていく。 マシュマロといえば昔は喉の痛みを和らげる薬とされていた時代があったが、クリアブルックでは今も風邪のときに差し
フロストランド地方フルイムグレース(オクトラ1)。オルステラにおける聖火教の総本山だ。雪深い地に佇む大聖堂で、人々は日々エルフリックに感謝の祈りを捧げている。 寒い地方のチョコレートというと、もちろんあれだ。ホットチョコレート。フルイムグレースでもよく飲まれている。宿屋にチェックインしたときとサービスで一杯いただいた。 そのホットチョコレートが、すこし珍しいのだ。 フレイムグレースのホットチョコレートは白い。 作り方こそ通常のホットチョコレートとなんら変わりな
ブライトランド地方の大都市ニューデルスタ(オクトラ2)といえば、大スターのドルシネア・ルーセルやアグネア・ブリスターニが踊った大劇場を挙げる者が多い。劇場の周辺ではクレープなるスイーツを売る商人もおり、ニューデルスタの華やかさがぎゅっと凝縮したかのようだ。 様々な流行の発信地となるこの町のチョコもまた、見る者を飽きさせない。 手のひらに収まる程度の丸形や正方形の板チョコに、様々な飾りが施されているのだ。 キャラメルの細いリボン、つやつやした飴がけのアーモンド、鮮やか
サンランド地方のサンシェイド(オクトラ1)といえば、踊り子さんだ! この地方の女性の服装は、フードやローブですっぽり体を覆うものが一般的だ。肌の露出を減らすことで、日中の陽射しや暑さを防ぐ効果がある。 そんな奥ゆかしい服装の女性が多いせいなのか、サンランド地方の踊り子さんは非常に刺激的な衣装を纏っているのだ。蠱惑的な以上を纏った美しい踊り子はまさに砂漠の薔薇。熱狂的なファンがついている踊り子も少なくない。 なんの話だったか。そうだ、チョコだ。 サンシェイドでは
学術の都、アトラスダム(オクトラ1)。温暖なフラットランド地方ウォルド王国の王都であるこの町は王立の学院や図書館があり、著名な学者の講義も受けられる機会が多く、学問を志す者にとっては夢のような環境が整っている。 城下町のここで出会ったのは、学院の生徒たちに愛されているスティックチョコだ。 力を込めたら折れてしまいそうなほど細いスティックチョコはポキポキと歯ざわりがよく、舌の上に乗れば体温ですっと溶け、心地いい苦味と甘味が広がる。気分転換がしたいときにちょうどいい刺激だ
ブライトランド地方クロックバンク(オクトラ2)は、職人の町だ。寸分の狂いもなく時を刻むというクロックバンクの懐中時計は高価な品だが、ウェルグローブの百貨店でも人気である。 この町には手先の器用な者が多い。そしてそれは懐中時計に限った話ではない。作られる菓子までもが、思わず目を奪われるような緻密さで作られている。 クロックバンクのチョコの中でも推したいのは、コインチョコだ。言われなければ金貨と信じてしまいそうなほどの見た目は、日常的に食べるチョコの域を超えている。精密
聖火神エルフリックがもたらした聖火を信仰の対象とする聖火教。ソリスティア(オクトラ2)で最も信者が多い宗教だ。 その総本山の名は、フレイムチャーチ(オクトラ2)。クレストランド地方の町である。 山肌に座するこの町は坂が多い。あまりふくよかな方を見かけないのは、地形による強制ダイエットの効果だろうか。運動不足の私には辛すぎる地形だ。 エルフリックの奇跡である青き聖火や、大陸一美しいといわれる聖窓が観光名所の大聖堂は、ここから更に山道の巡礼路を行く。 なかなかの勾配
ワイルドランド地方で今最も元気なのが、オアーズラッシュ(オクトラ2)だろう。 大きな銀鉱山を有するこの町では現在、世界一の大企業であるパルテ&ロック・カンパニーが蒸気機関車の線路を敷く計画を立てている。町を貿易港のカナルブラインと繋ぐ一大事業は、住民の期待値だけではなく各地の商人たちからの注目度も非常に高い。 そんなオアーズラッシュで愛されているのは、ずっしりとしたチョコレートバーだ。銀鉱山で働く人々にも人気で、チョコレートバーの話を振れば彼らはポケットからそれを出し
ハーバーランド地方にあるコニングクリーク(オクトラ2)という漁師町は、立派なタコがよく揚がる。町の名物は、もちろんタコ料理だ。住人たちからお気に入りのタコ料理について話を聞いていると、食欲がそそられる。 薬師ギルドがあるこの町では、チョコが滋養強壮の薬として扱われていた時代があったらしい。チョコといえば嗜好品とばかり思っていたので、少し賢くなった。 そんなコニングクリークにあるチョコの中で特に目立ったのは、タコを象った型抜きチョコだった。タコ大好きなこの町ならではの
ウェルグローブ(オクトラ2)は、商人の町だ。元々多くの露天商で賑わっていたものの、一時衰退。しかし希代の商人パルテティオが作った百貨店により活気を取り戻した。 世に知らぬ者はいないほどの大富豪アルロンドが居を構えるこの街のオーソドックスなチョコは、実に商人らしい。 大きな板チョコを割り、量り売りをするのだ。 ミルクやダークなどといったシンプルな板チョコもあるが、多くはふんだんにトッピングが散りばめられている。 自然豊かで四季折々の植物が育つリーフランド地方。そこに位置
オクトパストラベラーというRPGにハマって久しいです。1を256時間、2を429時間かけてクリアして、現在はスマホアプリの大陸の覇者をちまちま進めています。 なんでそんなハマるのと言われると……世界が活き活きしているからでしょうか。もちろん懐かしのドット絵を活かしたHD-2Dという美しい映像も素敵ですし、シナリオやキャラも魅力的です。 ですがそれらが厚みのある世界観を構成するには、しっかりとした設定が必要なわけで。 そしてしっかりと世界が構築されると、生まれるもの