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フレイムチャーチのチョコ

 聖火神エルフリックがもたらした聖火を信仰の対象とする聖火教。ソリスティア(オクトラ2)で最も信者が多い宗教だ。
 その総本山の名は、フレイムチャーチ(オクトラ2)。クレストランド地方の町である。

山肌に座するこの町は坂が多い。あまりふくよかな方を見かけないのは、地形による強制ダイエットの効果だろうか。運動不足の私には辛すぎる地形だ。

 エルフリックの奇跡である青き聖火や、大陸一美しいといわれる聖窓が観光名所の大聖堂は、ここから更に山道の巡礼路を行く。

 なかなかの勾配と距離の巡礼路に挑む前の人々が買うのは、白いボンボンショコラだ。修道士や修道女が作っているこのチョコこそが、フレイムチャーチの特徴的なチョコだろう。

 カリッと気持ちよく割れるボンボンショコラの中には、たっぷりのガナッシュが詰まっている。ホワイトチョコをベースにしたガナッシュの風味はミント。しかしはちみつがたっぷり使われていることもあり、その香りは丸みがある。これなら子供も食べやすそうだ。

 巡礼路で一休みする際にチョコを口にしたら、爽やかなミントの風味のおかげで元気が湧いてきた。


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