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コニングクリークのチョコ

 ハーバーランド地方にあるコニングクリーク(オクトラ2)という漁師町は、立派なタコがよく揚がる。町の名物は、もちろんタコ料理だ。住人たちからお気に入りのタコ料理について話を聞いていると、食欲がそそられる。

 薬師ギルドがあるこの町では、チョコが滋養強壮の薬として扱われていた時代があったらしい。チョコといえば嗜好品とばかり思っていたので、少し賢くなった。

 そんなコニングクリークにあるチョコの中で特に目立ったのは、タコを象った型抜きチョコだった。タコ大好きなこの町ならではの形だと思う。
 デフォルメされたタコの形をした一口チョコは、なんとも愛らしい。

 このチョコをおやつに、少し苦めのコーヒーを飲む。それがコニングクリークでの昼下がりの過ごし方だと、露店を開いていた女性が笑顔で教えてくれた。

 話がちょっと逸れるが、私はオクトリンという魔物が好きだ。見た目はメンダコに似ている。あの非常に愛らしい姿をチョコにしたら、売れると思うのだが……。

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