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「今日の1曲」2022.05.20 - 05.26

5月20日(土)

今日の1曲 は、もともとロシアの曲ですが、それに英語の歌詞をつけて1960年代後半にイギリスの女性フォーク・シンガーが歌ってヒットさせたナンバー……のカバーです。そのシンガーのデビュー・シングルだった曲ですが。

今日のバージョンは、その曲をアメリカのカントリー・ミュージックの大物女性シンガー・ソングライターがカバーしたものです。カバー曲を集めた彼女のアルバムにタイトル・チューンとして収録されました。

ちなみに、英語版のオリジナル・バージョンを歌った女性フォーク・シンガーも、ゲストとして曲のコーラスに参加をしています。

2005年のアルバムからの1曲。19時ごろに。

【Those Were the Days (2005)】
オリジナルはロシアの曲で、それに英語の詞をつけて1968年にメアリー・ホプキンが歌い世界的なヒットになりました。こちらのドリー・パートンのバージョンは彼女のカバー曲を集めたアルバムから。ホプキンがコーラスで参加しています。


5月21日(日) 

今日の1曲 は、1950年代終わりごろに生れたロックンロールのクラシック・ナンバー……のカバー・バージョンです。カバー・バージョンといってもたくさんあるんですけどね。

オリジナルはこの曲をヒットさせてからほんの数年で事故死してしまった、アメリカの男性シンガー/ギタリストでした。それから数多くのアーティストがこの曲をカバーしていますが。

今日のバージョンは、カナダのハード・ロック・バンドが今世紀に入ってからレコーディングしたものです。彼らの結成周年記念ツアーでも演奏をしていたのだとか。

2004年にリリースされたバージョンで、19時ごろに。

【Summertime Blues (2004)】
オリジナルはエディ・コクランの代表曲である1958年のロックンロール・ヒット・ナンバー。数々のカバーのある曲ですが、このラッシュによるハード・ロック・バージョンは2004年のリリースで、彼らの結成30周年ツアーでも演奏されています。


5月22日(月)

今日の1曲 は、今も活躍するイギリスのロック・バンドの1960年代後半の代表的ヒット曲……のカバー・バージョンです。1970年代の初めごろにリリースされたものでした。

オリジナルの方は、別のヒット曲とダブルA面で発売されたこともあって、全米1位になるヒットになりました。今日のバージョンを歌っているのはアメリカの女性シンガーソングライターでして。

彼女の3枚目のアルバムに収録され、シングル・カットもされています。残念ながらオリジナルほどのヒットにはなりませんでしたが、イギリスではチャート9位にまで上っています。

1970年発売のシングルでした。19時ごろに。

【Ruby Tuesday (1970)】
オリジナルはもちろんローリング・ストーンズによる1967年の全米No.1ヒット・ソング。メラニーのこちらのカバー・バージョンは、1970年のアルバムからのシングル・カットでした。日本ではB面扱いになってましたが、アメリカではこちらがA面。


5月23日(火)

今日の1曲 は1960年代後半、モータウンを代表する男性シンガーソングライターの1人による数あるヒット曲のうちの1つです。彼の7枚目のアルバムのタイトル・チューン。

当時まだ10代だったんですが、すでにスターでしたね。彼の当時のガールフレンドのために書かれた曲で、10分くらいで書き上げたそうですが、チャート的にもヒットしました。

ただ、この曲とちょうど同時期にあのアメリカのロック・バンドの代表曲が大ヒットしているところで、それに阻まれて全米1位には届かなかったようです。

1968年のヒット曲を、19時ごろに。

【I Was Made to Love Her (1967)】
スティービー・ワンダーの同名のアルバムからのシングル・カットで全米2位になりました。残念ながらドアーズの「ハートに火をつけて」がヒットしており1位になれませんでした。ジェイムズ・ジェマーソンのベースラインが耳に残ります。


5月24日(水)

今日の1曲 も1960年代後半のヒット曲ですが、今日の曲はイギリスの女性シンガーによるナンバーです。当時のある映画から生れた曲なのですが、映画の中ではインストルメンタルでした。

曲を書いたのはその映画の監督でもった人で、もともと別の男性シンガーに歌ってもらいたいと思っていたのですが、その人が亡くなってしまったのでインストになったそうです。

その後今日のバージョンを歌ったシンガーにオファーされたのですが、色々実現までは難航したそうです。ともあれ最終的に英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語で歌ってそれぞれヒットして、彼女の代表曲になりました。

1967年のヒット曲を、19時ごろに。

【This Is My Song (1967)】
チャーリー・チャップリンが監督した最後の映画、『伯爵夫人』のためにチャップリン自身が書いた曲。ペトゥラ・クラークのこのバージョンがヒットし、全英1位、全米3位になりました。興行的に不調だった映画の製作費の穴埋めになったとか。


5月25日(木)

今日の1曲 も1960年代終り近くの曲です。R&B/ソウルの男性グループによるヒット曲でした。このグループ1950年代から活躍していた人たちで、色々ありましたが今も活動中なんですが。

1960年代の数年間、このグループはあの有名レーベルに所属していたんですが、なかなかヒットが続かず、レーベルからの扱いにも不満があったようで、結局今日の曲が出る少し前に契約を解除しました。

そして生れた今日の曲が大ヒットして、グループとしての軌道に乗って1970年代にはさらに大きな成功を収めています。今日の曲には、そんな前のレーベルに対する思いなども込められているとかいないとか。

1969年のヒット曲です。19時ごろに。

【It’s Your Thing (1969)】
アイズレー・ブラザーズの全米2位に上ったヒット曲。彼らは、自分たちへの扱いがテンプテーションズなどの人気グループに比べて悪いと感じていて、モータウン・レーベルを前年に離れたのですが、その離脱後最初のヒット曲がこちらでした。


5月26日(金)

今日の1曲 のオリジナルは1970年代前半にイギリスのロック・バンドが生んだバラード・ナンバーです。全米No.1を4週連続で獲得したという大ヒットでした。今日はその曲のカバー・バージョンですが。

歌っているのは女性R&B/ジャズ・シンガーで、アメリカ生れですが1960年代後半からイギリスに拠点を移して活動している人です。日本にもたびたびやって来る人で、今日のバージョンも日本で録音されたものです。

バックの演奏をしているのは、当時最盛期を迎えていたアメリカのジャズ/フュージョン系のバンドのメンバーたちでした。アレンジはそのバンドのキーボーディストが担当しています。

1981年にリリースされたアルバムから、19時ごろに。

【My Love (1981)】
ポール・マッカートニー&ウィングズ1973年の全米No.1ソングのカバー。サリナ・ジョーンズは1981年日本録音のアルバムでタイトル・チューンにしています。バックはスタッフの5人で、ギターのソロはコーネル・デュプリー、アレンジはリチャード・ティー。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。