見出し画像

【有料】サラリーマンが本を出版するメリットとその具体的な方法

是非、私のTwitterとnoteのフォローください。

さて、まず結論から申しますと戦略のとり方次第で「誰でも本は(商業)出版できる」と私は考えております。後述しますが、本を出版する費用対効果は非常に高いと考えております。また、注目すべきポイントとして、私が誰もが知っている元P&Gのブランドマネジャーとか元消費財メーカーのマーケティング執行役員とかでなく、どこにでもいる中間管理職のサラリーマンだという点です。ですので、このnoteを読んでくださる読者の皆さんと肩書などは何ら変わりないはずです。ですので、どこにでもいる中間管理職のサラリーマンが出版のために企画書を作り、編集者にプレゼンし、出版社内の企画稟議を通して頂き、出版したのだと捉えてください。このnoteでは私の出版に至る一連のプロセスを通じて、読者のみなさんが「え、私でも本出版できそうじゃん!」と思ってもらうことがゴールですので、このゴールに対して少しでも興味がある方は本noteを読み進めていただければと思います。なお、これから説明する本の出版プロセスは広義で言うビジネス書領域での出版プロセスの説明ですので、小説など全く違うジャンルでは通用しない可能性がありますので、事前にご了承ください。

まず、私はサラリーマンとして働いているブシロードでの日々の業務の合間を縫って、2021年12月22日に「いちばんやさしいアプリマーケティングの教本」を出版しました。

以下URLから途中の章まで無料で読めるので是非、ご一読ください。

出版直後から1週間連続でカテゴリ1位にランクインし続けました。※カテゴリは「オンライン・ソーシャルゲームカテゴリ」とニッチカテゴリ。その結果、出版後に様々なオファーを頂いている状況です(お断りした方、大変申し訳ございません)。

出版方法は大きく3種類ある

結論から言うと、商業出版、個人出版、企業出版の3種類の出版方法が存在し、商業出版のハードルが圧倒的に高いです。本noteではただの中間管理職のサラリーマンが最もハードルの高い商業出版を行う戦略を述べます。商業出版とは、本を出して販売するまでにかかる全ての費用を出版社が負担する出版方法です。 ですので、著者が費用を負担することはありません。 一方、自費出版は著者が身銭を切って制作し、販売します。ですので、本を制作する費用や販売のための費用はすべて著者が負担します。ですので、商業出版は出版社からすれば、編集者を付けたり、本を制作したり、印刷したりする全ての費用を出版社が負担するため「売れそうな企画の本」で無いと出版しません。一方、自費出版は著者が身銭を切って制作し、販売するため出版社はリスク(費用)が無いので極論、出版社が儲かるのであれば、本自体が売れようが売れまいが興味がありません。また、個人出版は自費出版、自己出版など呼ばれ方が様々あるらしいです。企業出版は個人出版の法人バージョンと捉えてください。企業が何かしらの理由でブランディングをしたいときに企業が全て (または一部)の費用を負担する形で出版する形式です。以上からも商業出版を行う難易度が圧倒的に高いことがわかるかと思います。

何故、本を出版しようと思ったのか


個人的な思いが以下記載されているので興味がなければ飛ばしてください。基本的には承認欲求を具現化する手段として、本の出版を選びました。承認欲求とは何かと言うと、①自分が生きた証を残したかった。②子供に良い格好したい。というのが非常に大きいです。①について、苦難を経て出版した本が手元に届いたときに、まだ売れてもないのに「これで自分が生きていた証を一つ残せたな~」と心から思いました。私は2児のパパですが、本を出す行為は出産と似ているかもしれません。自分が生きた証や後世に託せるものが産まれるという意味で似ているなと感じます。それを言ったら「本にしなくてもWEB記事でいいじゃん」とツッコミを受けそうですが、やはり"物"として手元に届き、触れると愛着が湧きますし、達成感があるなぁと思います。完全に自己満です。②については「お父さん、こんな本を出版したんだよ」と娘に自慢したい。それだけでした。そんなお父さんの姿を見て「お父さんにできるんだから、私も出版できるテーマを探求してみよう」と娘に思ってもらえる1冊になると嬉しいなと密かに思っています。それ以外の承認欲求として「マーケティングジャンルでのプレゼンスを上げたい」は多少ありましたが、上述の①②に比べるとどうでも良い範疇です。

出版までプロセス

では、具体的にどのように出版をしたかについてですが、出版経験者に出版プロセスを聞きました。私の場合、知人に頼み込んでWACULの垣内さんをご紹介頂きました。垣内さんがちょうど「デジタルマーケティングの定石」を出版した直後にご紹介頂き、どのように出版をしたのかを根掘り葉掘り教えていただきました。基本的には前述のとおり、商業出版の場合、出版社がリスクをとるので「儲かるであろう企画の本」でないと採用されません。その出版社による採用試験は以下のプロセスで行われます。

①著者が企画書を出版社に提案

②編集者が興味を示す

③企画書を編集者が企画会議に提出し、企画の合意を得る

④合意を得て、執筆活動が開始される

つまり、編集者が工数割いてでも出したくなるような本の売れそうな企画書が提出できれば良いです。

本を出版することはどの程度難しいのか

上記の記事によると、ざっくり1000人強に1人が1年で出版していることが分かります。ユニークな数で1000人では無い=私のように初出版ではなく複数回出版の方もいることを考えるとおよそ500~1000人強に1人が出版しているということです。こうみると「あれ、意外と出版できそう」と思うのではないでしょうか。

ここからは具体的にどのようにしてサラリーマン且つただの中間管理職の私が出版に至ったのか?その具体的なプロセスを記載します。また、私が実際に作って企画として通過させた出版企画書も添付しておりますので、是非参考にしてみてください。このエッセンスを応用すれば、皆さんの商業出版の確度は非常に高くなるのではと思います。

ここから先は

5,439字 / 2画像

¥ 980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?