見出し画像

身につくだけで英語学習の世界広がる!?速読は誰でも再現できる技術です。

こんにちは、今回は英語のインプット学習として必須と言える速読と呼ばれる技術についてのお話です。

以前に多読についての記事を書いているのですが、今回はその発展編となります。

多読の習慣作りについてはこちらから

多読は読めば読むほどその量に比例して効果が現れるのですが、今回の速読術を併用することで読むスピードをあげると短期間でよりたくさんの量を読むことができるようになります。


速読を会得することにより得られる効果に以下の3点があります。


• 学習の幅が広がる
• 集中力と理解力が増す
• 一度習得すると衰えない


身につけておくと今後の英語学習の選択肢も広がるのでぜひこの機会に身につけてみてください。

本稿では英語中級者以上には必須とも言える速読術の手順と、なぜ速読が英語学習に必須なのか。その理由をお話ししていこうと思います。


1. 速読の利点

英語初級者から上級者まで、英語を勉強する全ての人に「速読」を用いた学習法はお勧めします。
英語の語彙がある程度ついて来た人はぜひ日々の学習に取り入れてみてください。

 • 速読できると学習の幅を広げられる

1分あたりに読める英語を量を意味するWpm(words per minute)という言葉があります。
速読力はこのWpmを目安にその速さを測ることができます。


目安としてTOIEC500点程度の人のWpmはおおよそ70から80です。またTOIECの読解問題を時間内に全て読み切るにはWpmが150くらい必要です。

Wpm150以上あれば、洋書をある程度集中して読めたり、映画の英語字幕のスピードにかなり対応できる様になるので英語学習の幅が広がります

 • 速く読めた方が理解度が増す


また速く読むことができた方が実は理解力も深まります。

なぜかというと、人間は短い時間で少ない時間でたくさんの情報を処理する方が集中力が増すからです。
読むスピードが速くなるほど、無駄な情報、雑念が介入してくる余地が無くなります。それにより一つのことに集中して読解ができるので結果として理解度は高まります。


つまり速読力と理解度は比例するということです。


 • 一度身につくと錆びつかない

速読というのは文章を読む際の一つの技術です。つまりたくさんの数をこなすうちに慣れて行くもので手順とコツさえ掴めば、経験値を積むほどその精度は向上していきます

そして一度身につくとしばらく文章を読むことから離れたとしてもすぐには衰えません。

速読は暗記の類ではなく頭の使い方の技術なので要点を押さえておけば、どれだけ文章を読む習慣がなくても一定以上のスピードは出せます。そしてもちろん磨けば磨くほどどんどん速くなります。



2. 速読の手順

では具体的に速読をするためにはどの様に読解をしていけば良いのか解説いていきます。
ポイントとなるのは以下の3点です。

1. 読む速度を一定に保つ
2. 返り読みをしない
3. 目的を持って読み進める


これらを守って読解することで読むスピードは飛躍的に向上していきます。
順番にみていきます。


 1. 読む速度を一定に保つ


人は文章を読む際、無意識的に心の中で書いている文字を発音して読み進めています

なので読み方がわからない単語を目にしたらそこで読みが止まりますし、英単語の音節が増えるほど読むスピードが音の数に比例してゆっくりになります。
速読をする上でこの心の中での発音は邪魔になります。これをやってしまってるうちは速く文章を読み進めることは難しいのです。


それを克服する方法が目を動かすスピードを常に一定に保つことです。


どれだけ読みにくい単語も発音がわからない単語だろうと目線を一定の速度で動かし、次へ次へと目で文章を追って行くのです。そうすることで心の中で発音することをやめれます。

最初は意識しても難しいので指かペンを使ってください。

指かペンを一定の速度で文章をなぞる様に動かして、その動きについて行く様に英文を追って行くということです。

ポイントは自分が楽に追っていける速さより少し早めに指を動かして行くことです。

そうすることで置いてかれない様に脳も読解に集中してくれるので、結果的に理解力は上がります。

速読力をあげたい際は目を動かすスピードをあげればいいので、それに伴って指で文をなぞって行く速度をあげていけば、徐々に読む速度は向上していきます


 2. 返り読みをしない

これに関しては多読の記事を書いた際に詳しく説明したのですが、英語を英語のまま理解することは速読をする上でとても大事だからです。
そもそも返り読みをしてしまう理由は英語を理解する際に日本語を挟んでいるからに他なりません。

英語は前から順番に理解していかなければ本質的な意味は理解できません。長文であればあるほど、正確な日本語訳などは出来ないからです。

英語を英語で理解することは多読でも速読でも変わらずとても重要です。

その理由はこちらで詳しく書いています。


何より、目を一定速で動かしながら読み解く速読において、最もやってはいけないことです。
それをしてしまった時点で視線の動きが止まるので集中力も途切れてしまいます



 3. 目的を持って読み進める


ただなんとなく読み進めるのではなく、明確な目的や疑問を持って読むことは集中力を持続させる上でとても重要です。

必要な情報」が書かれている部分は丁寧に理解し、逆に必要ない情報は素早く読み流す。ということです。

例えば私たちは新聞を読む際に隅から隅までしっかりと目を通していたりはしないと思います。
欲しい情報や知りたい情報があらかじめあって、それを探しつつ要点を探しつつ読んでいると思います。

流し読みと呼ばれている読み方ですが、英語でも速読をする際はこの流し読みすることが読みのスピードをあげる上で大事になってきます


なので小説だったり、文章問題を読み解く際はまず目次や設問を読み、必要な情報をまとめておきます

この作業を行ってから読解して行くことで文章全体の内容を大まかにイメージしながら読み解くことができるからです。


こうやって全体像をあらかじめ把握してから読んでいけば、要所で難しい表現や知らない単語が出てきても詰まることなく読み進められるのです

そうすることで視線を動かすスピードを邪魔することなくスムーズな速読ができます。


おわりに


いかがだったでしょうか?

速読というのは文章を読む一つのテクニックです。なので一度身につければあとは数をこなして慣れていけば確実に読むスピードは上がっていきます。

習得できれば色々な学習で応用ができるのでぜひ身につけて欲しい技術です。

netflixやyoutubeでの英語の動画を観る際や、洋書の多読や、英語検索で欲しい情報を検索したいとき、速読ができれば全て効率よく行うことが出来ます


私自身この速読の技術を身につける前まではWpm100以下でしたが、速読術を取り入れてから現在はwpm200程度まで上がりました

速く読めることは学習の量を増やせるだけでなく、質も高めてくれるのでイイトコ尽くしです。

英語学習の選択肢も大幅に増やすこともできるので、ぜひ身につけてみてください。

では また別の記事で

記事を読んでいただき、ありがとうございました。 よかったらフォローしてくださると嬉しいです