人を変えてくれるのは環境だけ!?決意を改めることは最も無意味です。
こんにちは、今回はリクエスト回答編です。僕が運営している英語塾の生徒さんからいただいたテーマについてお話ししていこうと思います。
テーマは
「今の現状に不満や疑問を感じた時、どうやって自分を変えますか?」
まず僕なりの結論から言わせていただくと
「環境を変えること」です、そうすれば今の自分は少しずつ変わっていけます。
元マッキンゼー日本支社・社長の大前研一さんによると、以下の3つの方法で人は変われると提唱しています。
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人間が変わる方法は3つしかない。
1. 時間の使い方を変えること
2. 住む場所を変えること
3. 付き合う人間を変えること
この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
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大前さんのこの発言から人が変わる為に必要なのは「環境の改変」
そして最も無意味なのは「意識の改変」だと述べています。
私自身この論証には大変同意しており、私自身もこれまで様々な人生のターニンングポイントでは環境の変化が伴ってきました。
本稿ではこの論証を私なりの見解を交えながら考察していき、具体的にどうすれば自分を変えていけるのかについてお話ししていこうと思います。
• なぜ決意を新たにすることが最も無意味?
なぜ彼は最も無意味な事としてあえてこれを取り上げているのでしょうか?
それはおそらく多くの人が実際にやったことがあるからではないでしょうか。
たとえば、自己啓発系の本を読み終えた時や、YouTubeなどで自己啓発系の動画を見たときなど。
それを見た瞬間は気持ちが感化され、自分も頑張ってみようと思うでしょう。
決意を新たに明日から行動してみようとする人もいるかもしれません。
しかし、多くの人は仕事や学校など、日常的な生活のルーティンというものがあります。
それらをいきなりやめるわけには行かないので日々の生活は変わることはありません。
すると3日や一週間も経つ頃には「気持ち新たにした大きな決意」というは徐々に薄れてしまうことが大半です。
気づけばいつもの日常に戻っているのではないでしょうか?
本を読んだり、すごいやる気がでる話を誰かから聞かされたりするたびに、決意新たにするということは誰もがやって来ていることなのです。
しかし、実際決意を新たにして努力を継続し、確かな実績を作れる人はごく僅かだということです。
• 環境を変えることとは?
本当に今の現状を変えたいと思うのなら意志よりも環境を変えるのが最も確実です。
なぜなら人の意志というのは置かれている環境によって大きく左右するからです。
たとえば何かしらのきっかけがあって英語をガチでできるようになりたいと思ったとしましょう。
あなたが会社員で月曜から金曜は家と会社の往復で家に帰ってからなんのやる気も出ないほど疲れていて、金曜は同僚や友人と飲み明かし、土日は寝て終わる。
そういった典型的な社会人生活を送っているとしたらそこに英語の勉強をする猶予なんておそらくないでしょう。
仮に少しは頑張って時間を作ったとしても、この生活をしながら確かな成果を上げれるまで続けることはなかなか難しいでしょう。
本当に英語が出来るようになりたいならある程度の期間と集中して学習する場所が必要です。
人の意志や気持ちというのは、そこに意識を集中出来る環境作りがされてようやく行動に移るのです。
こういったことから環境を整えることが自分を変える第一歩になるのです。
そしてその具体的な方法が以下の3つの要素という事になります。
1. 時間の使い方を変えること
2. 住む場所を変えること
3. 付き合う人間を変えること
一つずつ見ていきます。
1. 時間の使い方を変えること
何か新しいことを始めたかったり、現状を変えたいのであれば、今の時間の使い方を見直す必要があります。
先ほども述べましたが人の意志や気持ちというのは、そこに意識を集中出来る環境作りがされてようやく行動に移ります。
十分な時間の確保も大変重要です。
英語を本気で使えるようになりたいのであれば、短期集中でやった方が絶対効果は望めますし、その間は一日最低でも3時間以上は時間を確保すべきだと思います。
1日にどれだけの自由な時間があるかを見直し、十分な時間が取れないなら現状で必要ない事に使っている時間を削るべきです。
もしあなたが今の会社にお金のためだけに勤めていて、特に仕事にやりがいも感じてないとして、そんな会社に寝る時間以外ほとんど拘束されているのであれば会社をやめてしまってもいいかもしれません。
自分が本当に変わりたいと思うなら時間の使い方を見直すことはそのくらいとても大事だということです。
2. 住む場所を変えること
引っ越すというのは環境を変える最もお手軽な行動です。
住む場所が変われば時間の使い方も人付き合いも変わってくるので、環境そのものが大きく変わります。
自分を変えたい。現状を抜け出したい。
そう思った際に、「新しくやって見たいこと」と「引っ越しできるタイミング」が揃っているのであれば迷わず住む場所を変えてみましょう。
その理由は留学でも転勤でも構いません。変わりたい意志を尊重するなら環境を変えることが最もその意志を継続させやすいからです。
3. 付き合う人間を変えること
その人の考え方や生き方に影響を与えるのは「人」です。日々の人間関係というのはその人の価値観や生き方に多かれ少なかれ影響を与えています。
何より、私たちが自己評価する際に基準とするのは周りの付き合っている人間です。
たとえば年収が500万円のサラリーマンは自分を評価する際、同じ会社、部署で働いている同僚や上司、部下を基準にして判定をするそうです。
同じ部署の同僚が同じくらい稼いでるなら自分は普通だと思うわけです。
決してその際にコンビニ店員の年収や、凄まじく稼ぐ芸能人や起業家と比較したりはしません。
なので、自分が変わりたいなら、自分の理想だと思う人と関わるようにしたり、変わりたい自分と同じ属性の人間と付き合うことです。
徐々に影響をされ、変わりたい自分に近づいていけるはずです。
おわりに
いかがだったでしょうか?
本を読んで、動画を見て、人と話して、誰かの自己啓発に感化されたとき。
そのほかにも自分を変えたい。そう強く思う時は誰にだってあると思います。
本当に現状を変えたいとそう思うのであれば
意志を掲げるのではなく、まず最初に考えるのは環境を整えることです。
• 住む環境を変えること。
• 時間の使い方を変えること。
• 付き合う人間を変えること。
方法はこの3つです。
最も無意味なのは決意を新たにすること。
それを心に止めて、なりたい自分に変わっていってください。
では また別の記事で
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