学生必見!?休学する前にやって欲しいお試し留学
こんにちは、今回は長期留学する前にぜひやって欲しい短期のお試し留学についてのお話です。
私の人生初の海外はシンガポールでした。学生の頃、美大に通っていた私は卒業制作の下調べという名目でシンガポールからマレーシア、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジア、フィリピンとアジア諸国を1ヶ月かけて回る一人旅をしました。
その経験のおかげかオーストラリアへ留学した際、適応力が人一倍早く、すぐに集中して英語を勉強する環境に自分を落とし込めた経緯があります。
海外生活というのはどれだけ前情報を収集していても、実際に行ってみてから気づくことや感じることもたくさんあります。
必要だと思って用意したモノが意外と使う機会がなかったり、逆に予想していなかったモノが現地についてから必要になったりです。
結論を先にいうと現在学生で半年から一年の休学をして留学を考えている方、また仕事を辞めて海外留学しようと考えている方。
もし留学が人生初体験なら、長期留学をする前に二週間から1ヶ月のプチ留学を一度してみてください。
それを経験しておくことで長期留学でもっとも大事な目的設定をしっかり見据えた準備が留学前にできるからです。それだけで他の人を突き放す最高のスタートダッシュが切れるからです
本稿ではプチ留学が本番の長期留学にもたらすメリットを3つのポイントに分けて紹介していきます。
1. アジア一人旅を経て
私は大学4年生の時に人生初の海外生活を体験しました。大学最後の夏休みを利用して8月の1ヶ月間をアジア諸国を渡り歩きながら過ごしました。
人物画にハマっていた私は自分で撮影したモデルさんや友達の写真を元にフォトリアルな作品を製作していました。
卒業制作として日本人以外のモデルも描いてみたいなーという思いつきで海外に行くとこを決めました。
そう決めた次の日にパスポートを申請し、10日後にはシンガポールにいました。
当時の私は日本語以外の言語は一切喋れなかったのですが、作品集のファイル片手に凄まじく片言の英語を使って現地にいる方に声を掛けて写真を撮らしてもらうように交渉して周りました。
今思い返してもこの行動力は素晴らしいと我ながら思います。
場所を変え、国を移動しながら1ヶ月で7カ国のアジア諸国を周り、200組近くの写真を撮影しました。
その日泊まる宿、必要品の買い物、レストランやカフェでの注文、交通手段の使い方など、日本語が通じないことに悪戦苦闘しながらもなんとかやっていました。
本当に書き出すと止まらないくらいたくさんの出来事があって
度胸や行動力、そして忍耐力など、この1ヶ月を通してめちゃくちゃ精神的にたくましくなりました。
そして海外へのイメージがかなり具体的になりました。
訪れた7カ国で再度訪問したのはタイとシンガポールだけですが、英語を扱えるようになっていたことを差し引いても、驚くほどすんなりとその国の生活に溶け込むことができるようになっていました。
2. プチ留学のメリット
オーストラリアに入国する際、いかなる理由でも外国籍の方はVISAが必須です。
3ヶ月以内の滞在は観光VISAを取得する必要があります。
しかしこの観光VISAはネットで10分ほどで申請可能で料金も500円程度。遊園地の入園料よりも安いです。
就労や語学学校に通うことは原則できませんが、オーストラリアでの生活を体験することは十分できます。
学校には行けなくてもほぼ毎日都市で開催されてるConversation club等に参加すれば日本人も必ずいるので、英語ができなくても情報収集することは難しくありません。
また滞在中の宿泊先も旅行で利用するようなホテルを避け、短期のシェアハウスやバックパッカーなど、実際の長期留学で想定される住居スタイルで生活すれば、同居生活にも慣れれますし、そこで一緒に住むシェアメイトからもたくさんの情報が得られるでしょう。
費用に関しても
生活費、往復の航空費含めて20万円以内で2週間から1ヶ月ほどのプチ留学することは可能です。
学生でも頑張れば1ヶ月で貯められる額ですし、二週間から1ヶ月の休みなら会社員でも有給を使えば仕事をやめる必要もありません。
大学生なら夏休みや春休みを利用すれば、休みの期間中にお金を貯めてプチ留学を終えることも可能です。
プチ留学にはお金には変えがたい濃縮された経験が得られるので
ぜひ長期留学の前に一度しておくことを強くお勧めします。
この期間の中で英語に慣れたり、上達する見込みは低いですが、英語以外に絶大な利点が3つあります。
1. 前情報との誤差をきちんと修正できる
2. 生活するイメージを具体化できる
3. 長期留学時に周りと差を付けれる
順番にみていきます。
1. 前情報との誤差をきちんと修正できる
SNS やネット上にたくさんのブログ記事が転がっていますが、やはり百聞は一見にしかずというものです。
写真や文字で切り取られた情報も自分の目で実際に見てみたり、肌で体験して知るのとでは情報の大きさはだいぶ変わってくるでしょう。
特に写真というのは上手い人が撮ると、魔法が掛けられたように美しく様変わりしていることもあるので、気になってる住居やレストラン、観光スポットなどは必ず自分の目でみておくべきです。
二週間程度滞在すれば事前に調べておいた情報を全て確認することもできるはずです。
前情報との誤差をきちんと修正しておけば、次にオーストラリアに来る際、ネット環境がなくて情報を入手できなくても落ち着いて行動することができます。
2. 生活するイメージを具体化できる
これもとても重要ですが海外留学とはその国でも生活をしていかなければなりません。
そして留学生活というのは実は地味で代わり映えのない日々が多くを占めます。
海外で留学している友人だったり、SNS等から入って来る留学に関しての情報というのは日々の日常の中で特別光っている華やかな部分が切り取られているのです。
旅行ではないので、毎日友達と飲みに出かけたり、おしゃれなレストランや観光地に行って写真を撮ってるわけではないのです。
実際は週5日は英語の勉強と仕事に明け暮れ、週末やたまに来る休日にSNS等に上げられる写真を撮影できる場所に向かっているのです。
そしてあまり情報サイトには乗ってない、食材が安く手に入るスーパーだったり、便利なアジア食品のマーケット、レートの良い換金所、手数料の少ないATM、利便性の良い家までの交通手段など。
生活してるとこれらの情報の方がよっぽど重要度が高いことに気づけます。
3. 長期留学時に周りと差を付けれる
多くの方が初海外で長期留学をしています。中には旅行好きでたくさんの国へ訪れている方もいるかもしれませんが、海外での生活経験を過去にしてオーストラリアに来ている人は少ないと思います。
普通の方はその国での暮らしに慣れて来るのに2ヶ月ほどはかかります。また言葉も違うので英語力が低い方はもっと時間がかかるかもしれません。
そんな中でこのように二週間から1ヶ月の生活を経験していると、プチ留学からある程度の時間が経過していたとしても3日もすれば感覚は戻るでしょう。
つまり他の方が生活に慣れて行く1ヶ月分の時間を終えた状態から始めれるのです。
私が初めて経験した海外生活はオーストラリアよりずっと過酷だったので、オーストラリアに到着して5日目くらいからはもう生活には馴染んでいました。
結果として英語の勉強に集中する時間を沢山確保できたので、渡航して1ヶ月経つ頃には同じ時期に渡航して来たクラスの日本人からは英語ができて、街の事も知っている人と一目置かれていました。
このように周りと大きな差が付けられたのは、間違いなく短期の海外生活を経験していたおかげです。
おわりに
いかがだったでしょうか?
今回紹介したプチ留学ですが、行き先がオーストラリアと決めているのなら長期留学予定の都市で一度短期間の生活をするともっと高い効果が得られるはずです。
長期留学とはたくさんの時間とお金を使う自己投資です。
そこに2週間程度の期間と20万円ほどの投資を上乗せすることは自己投資の価値をより高めるために決して無駄な出費ではないと思います。
いきなり長期の留学から始めると大事な留学期間の数ヶ月を無駄に使ってしまうかもしれません。
またプチ留学を経験しておくことで長期留学する目的や達成したい目標までの道のりも現実的に見据えることができるのです。
留学をする誰もがこの留学期間をなんとなく過ごしたくないと思うはずです。
だから誰もがしっかりと下調べと準備をして留学に備えています。
なのでネット等の下調べを終えたら一度、実際に現地に自分で行ってみる。
ここまでするべきだと私は思います。
そうすることで調べた情報に確信を持つことができ、落ち着いた精神で長期留学に臨めるはずです。
これからする留学が人生初体験なら、その長期留学をする前に二週間から1ヶ月のプチ留学を一度してみてください。
では また別の記事で
記事を読んでいただき、ありがとうございました。 よかったらフォローしてくださると嬉しいです