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あたし論

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インクルーシブな社会のための研究・実践をするなかで、考えたことを整理するために書きます。 ※個人の意見であり所属する組織と関係ありません。
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2018年4月の記事一覧

「支援」の正解はなにか

「支援」の正解はなにか

「障害」のある方や、子どもに日々関わっている中で、その子にとって、その人にとって何が良い支援か?を考え続けてきた。様々な支援方法、教育方法も学んできた。その中で私は、その子にとって、その人にとって、その家族にとって、何が「正解」かは、一緒に模索していくことでしかわからないことを学んだ。

間違いがあるとしたら、それは「勝手に正解を決めること」。「正しさ」の定義をせずに、「こっちが正しいのですよ」と

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あの子には世界はどう見えているんだろう。#世界自閉症啓発デー

あの子には世界はどう見えているんだろう。#世界自閉症啓発デー

人間はそれぞれ多様な見方や感じ方をして生きている。
ある出来事を悲しいと思う人もいれば、悔しいと思う人もいる。
ある音をうるさいと思う人もいれば、気にならない人もいる。
味の濃さ、薄さ。
光の眩しさ。
痛みの感じ方。
自分の身体の感覚。

その人がどう見えているのか、感じているのか、は本当にその人にしかわからない。

そんなの当たり前、と思われるかもしれない。
けれど、わたしは、自分が知っている「

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