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「聴く」の基本って?

人の話を聴く。
無意識に。
本当に相手の話を、本心を、聴けてる??
自分の言いたいことを押しつけてない??

いや、まったく自信ない・・・ということで、人間関係、コミュニケーションの大事な基礎になる「聴く」について、みんなのバーチャル上司、キャリアコンサルタントの柴田朋子さんのオンラインゼミを受講。

1. 聴くのパターンと話し手の反応からの気づき

受講生と名女優 柴田さんのロールプレイをみんなで観察、分析。(多様な依頼者のコンサルをされている柴田さんの人の反応パターンの観察眼と再現性が、リアルすぎて悶絶級!!)
受講生は同じ話(お盆の出来事)を以下3パターンの聴かれ方に対し、繰り返す。

①聴く気なし
・「へぇー、ふーん」生返事
・テンション低い、リアクション少ない、無表情、視線合ってない
 →話し手がなんとか話し続けようと努力している感じ。私だったら心が折れる・・・(꒪ω꒪;;)

②自分視点の聴き方=話題乗っ取りパターン ※あるあるケース
・「へぇ~!えっ!そうなんだ!そういえばさぁ!○○といえば・・・」
 リアクションは大きいが、相手の話を途中から乗っ取る
・自分が話したい/聞きたい事を聞いている(相手の話は聴いていない)
→一緒にその場は盛り上がり、一見楽しそうだが、最初の話し手の話は尻切れトンボ・・・。軽い話題ならいいが、まじめな話もこのパターンが続くと相手は段々話したくなくなる!! (この人話どうせ聞かないし・・・)

③相手視点の聴き方 
・「へぇ~、うんうん」「え?○○?どんな風に?」「え!」「おお!」「その後は?」
 自然な相づち/リアクションを笑顔と上半身の動作で取りつつ、相手の話への問いかけ
・「なるほど~、良いアイデアですね!」「良い思い出になりましたね」
 ポジティブな感想フィードバック
→話し手はイキイキと楽しそうに話し、最後には「ありがとうございました」と嬉しそうだった。

4歳の息子に対しても、②パターンになっている事があるなぁと反省・・・
じゃぁ、どうしたらいいんだ??ということで、

2. 聴くの3つのポイント

①自分が感じていることに気づいた上で、横に置く!すぐに言わない!
「あ、今のに関係して話したい!」「いやいや、それ違うでしょ!」など頭に浮かんでも、ガマン!!一端横に置いておく。
相手の話の冒頭を聞いたくらいでわかったと思ってはダメ!
人は本当に言いたい事を最初には言わない。
聞いているうちに本質が全然別のところにあるとわかる事もある。

②わからない事は正直に相手に問う
「それってどういうもの?教えて?」=興味をもって聴いていると相手に伝わる。わかっていない事をスルーしたら、それも伝わる。汗

③相手の言葉に立ち止まる!!
話し手「ほんと大変だったんだよね・・・」
聞き手 ×「え~、でも楽しかったんでしょ!よかったじゃん!」
    ○「そうかぁ、どんな風に大変だったの?」
NGパターンは話し手にしてみたら、自分の発言をスルーされた上に否定された感満載…(._.;)
このパターン、無意識に染みついてる…

3. 受講生それぞれの困りごとケースの相談からの学び

いろんな職種や年代の受講者からの多種多様なケースに対し、柴田さんからの指摘になるほど!!と目からウロコな気づき、学びの連発。
印象に残ったのは、私含めて、すぐに一本背負い投げ仕掛けに行っちゃうケース(以下)が多いこと。

ケース①部下の本心がわからないまま、持論で猛説得
部下「昇格試験、受けたくないんです・・・」
上司「えっ?お前、仕事できるし、将来有望だから、頑張れよ!」 (昇格しないなんてあり得ないだろう!という思い)
部下「ぇ…ぁ…はい…」

◆こうしたらよかったかも・・・◆
「そっかぁ、昇格試験受けたくないんだぁ・・・」
相手の言葉に立ち止まる+沈黙 ※沈黙はスキル!!
または「もう少し教えて?」で、
わからないことは正直に問い、相手からポロッと出てくる言葉を待つ。そして、また出てきた言葉を拾い、待つ!

ケース②相談者の話の冒頭で速攻回答
相談者「育児で○○がうまくできなくて・・・」
回答者「それはですね!○○を△△にしたら良いですよ!大丈夫です!頑張りましょう!」
相談者「あ、そうですね、ありがとうございます・・・」
(話の冒頭で速攻打ち返されると、本当に困っていること、相談したい事まで行き着けない)

<学びポイント>
・自分が言いたい!と思っている事を一段上から俯瞰してみて、横に置く。
・まっすぐ聞かないと相手もまっすぐ答えない(自分の視点を横に置く)
・相手の話の冒頭で慌てて解決しようとしない。まだ何もわかっていない。本心を聞き出すには、テキパキしない。間合い、余白が大切。
 縁側に座ってゆっくりお茶のみながら話してるくらいのんびりゆっくり。
 一度ゆっくり聴ききることで相手が自分で気づき、進んでいく。
・大体いつも○○だよな・・・という過去の出来事ベースの頭でいると、相手の話をまっすぐ聴けていない。

4. 今後の私の目標

慌てず、落ち着く!!すぐ背負い投げ(※)せずに、相手の言葉にとどまる!
(※相手の話を聴く前に自分の言いたい事で説得を仕掛けにいかない)

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